2016年6月8日水曜日

20160607 気候風土と地域文化について・・

A「本日も若干帰宅がおそくなり、今現在、日をまたぐ少し前にブログ記事の作成をはじめました。

ここ最近は気温も徐々に上がってきておりますが、本日は雨模様の天気にて気温はあまり上がりませんでした。

また、この時期になりますと、何故だか九州でのことを思い出します・・。
あちらの気温は北部の福岡などの場合、首都圏とあまり変わらないことも多いのですが、それだけではない、何か地域的な風土もまた、その体感的な過ごし易さに影響を与えているのではないかと思われます・・・。

また、それは南の鹿児島においても同様ではあるのですが、鹿児島までいきますと、明らかに平均的な気温も首都圏などより高かったと記憶しております。

そして、こうした各々平均気温などに地域固有の気候風土などが加味されますと、おそらく、そこで生息することが可能な細菌の種類などにも影響を与えるのではないかと思います。

それ故、科学的なバイオ技術が進化発展する以前の時代においては、そうした地域性、風土とは、醸造、蒸留技術などに対しても強い影響力を持っていたのではないかと思われます。

そして、そうしたことから特に南九州地域において有名な「焼酎」も生み出されたのではないでしょうか?

また、先日来から当ブログ記事にて幾度か取り上げている野上彌生子著の「迷路」の設定においても主人公の実家家業が醸造業となっており、度々作中にて取り上げられるその描写には、なかなか興味深いものがあります・・。

また、この野上彌生子の例も含め、我が国においては醸造業を営んでいる家の多くが文化人、芸術家そしてまた地域文化における指導者、政治家などを生み出してきているということは、なかなか興味深いことではないかと思われますが如何でしょうか?

しかしまた、こうした現象?を唯物論的あるいは構造主義的に考えてみますと、それはそれでなかなかキレイに論理的な説明が為されないこともないのですが、その一方において「では、果たして全てが全て、そうした論理にて片付けることが出来るのであろうか?」とも考えさせられるのです・・。

こうしたことを一例として考えてみますと、ナマの現象を論理にて切り分けてゆく難しさが示されるのではないかと思います・・(笑)。

そしてまたさらに、さきに示した現象と特に近代以降の我が国において盛んに研究が為されている細菌、微生物、バイオ系の学問との間には何かしら関係性、親和性があるのではないかとも考えさせられるのです・・。

現在、我が国(特に都市部)において殺菌、滅菌といったことが盛んに取り上げられているようですが、こうした傾向が行き過ぎると、もしかすると、古来よりの我が国の風土、特性といったものをも損なう可能性もまたあるのではないかと考えさせられます・・。

しかしながら、一方において、殺菌、滅菌などを含めた公衆衛生観念の向上が様々な病気による死亡率あるいは乳幼児、高齢者の死亡率をも低下させたともいえるのですが・・。

それ故、こうした問題とは、なかなか白黒つけることが難しいものであるのかもしれません・・

また、ハナシは変わりますが、先日来よりのブログ記事の閲覧状況を見てみますと、そこからまたよく読んでくださっている方(方々)がいらっしゃるのではないかと考えさせられます・・。

何れにしましても興味を持って読んでくださっている方々のお蔭でここまで書き続けることができております。
ここまで興味を持って読んでくださってどうもありがとうございます。

また、去る九州・熊本での大地震によって被災を受けられた地域における諸インフラの復旧、そしてその後の復興を祈念しております。」