この「さらば古きものよ」は、以前にも何度か当ブログにて挙げた前出ロバート・グレーヴスによる作品ですが、これをはじめて読んだのは同著者による「この私クラウディウス」を読み終え、しばらく経った2004年であったと記憶しています。丁度当時は、南紀白浜から東京へ転勤となり、本格的に大学院への進学のための活動を始めた頃であり、出席させて頂いた大学院進学説明会にも持参して移動時に読んでいた記憶があります。移動時とは云っても、電車内のみならず、当時は活字に飢えていたこともあってか、現在の歩きスマホ、あるいは二宮金次郎のように、駅構内での徒歩移動の際にも読んでいました。
また、当著作を読了後またしばらく経ち、再度、和歌山県の今度は和歌山市に住むことになりましたが、この在住時には「この私クラウディウス」そしてロバート・グレーヴスを知るきっかけを与えてくださった文系師匠が何度かこちらまで足を運んでこられました。そして、その滞在中の会話で「さらば古きものよ」も出てきましたが、どうしたわけか師匠はこの作品は名前は知っているものの読んだことはないとのことであり、この時の会話にて当著作に大変興味を持たれたようでした。
それからまたしばらく経ち、私が鹿児島にて(どうにか)学位を取得し、実家に戻り警備員のアルバイトをしながら求職活動を行い、あるいは当ブログを始める少し前の頃、師匠にお目に掛かった折に師匠の方から「さらば古きものよ」についての話題が出ました。その内容は当時刊行されたエヴェレスト初登頂を目指す英国登山隊を題材とした翻訳作品に師匠が関与され、そして、その作品の背景や文脈を理解するためにロバート・グレーヴスの「さらば古きものよ」は大変役に立ち「これは以前、君がこの作品を教えてくれたからだ。」といったものでした。
しかしながら、私は同著者による「この私クラウディウス」は師匠が送ってくださった冊子や書籍から知るに至り、そこから同著者による他作品にも興味を持ち「さらば古きものよ」を手にして読んだと云えますので、その源流を辿りますと、師匠に返るとも云えそうです・・。
しかし、それでも5年前の投稿記事「もう一人の師匠について P51 兵器開発 武器貸与法」にて書かれている前世紀末頃の私と比べますと、あるいは多少進歩したとは云えるのかもしれません・・(笑)。
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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