この作品は私がこれまでに読んだ物語、小説の中でかなり情感の描写が上手いのではないかと思われます。
これはやはり著者が女性であることに大きく因るのではないかと思います。
しかし、残念ながら、私は比較対象となる他の女流作家をあまり読んだことがありませんので、これに関しては今現在、漠たる思いの域を出ません。
また、そのことを小説文章の抜粋によって示してみようかと考えてもみました。
しかしこの小説、作品に関して、今後その文章を抜粋することはおそらくないと思います。
その理由とは、こうした長編小説のような作品に関しては、やはり興味を持たれた方々がご自分で読んでみることが、最も良いのではないかと自身の経験から思ったからです。
また個人的な意見となってしまいますが、この小説は英訳本が刊行されているのでしょうか?
もし刊行されているのであれば、原書(日本語)読了の後、久しぶりに英訳本の方に挑戦してみようかと思います。
(その後、アマゾンにて同著英訳本を探しあてましたが、これは大変高価であり、今後すぐに購入することは大変困難であると思われます・・。)
ともあれ、この作品の著者は、偶然ながら私が数度立ち寄ったことのある九州東部の街の御出身であり、また、私が九州在住時代におぼえ、好きになったある調味料の製造元がその御実家であることを知りました。
さらにまた夏目漱石の弟子であったとのことで、何かしら勝手な親近感を持つようになった次第です・・(笑)。
ちなみにこの著者は以前私が読んだ安彦良和のマンガ「天の血脈」にも脇役として登場しておりましたが、そのマンガ内でのキャラクターからは、どうもこの作品の著者として結び付けることは難しいような感じを少し受けます・・。
とはいえ、この「天の血脈」もまた大変面白いと思いますので、これも御興味がある方々、是非読んでみてください。
さて、ここまで書いてみますと、現在私が読んでいる作品が大体見当が付き、お分かりになったのではないかと思いますが、敢えて名前は明示いたしません。
ここまでご興味を持って読んでくださった方々、どうもありがとうございます。