さて、ここ1週間は引用記事ではなく、自分の文章でブログ記事を作成してきましたが、始めてみますと、それほど難しくはないように感じられました。しかし、これを毎日続けるとなると、やはり状況は変わってくるかもしれません…。そういえば、当ブログをはじめた2015年から2018年にかけての約3年間は、ほぼ毎日記事を作成していたことが思い出されます。また、当時は常に眠気と戦っていた記憶もあり、おそらく平均睡眠時間は現在よりも短かったと思われます。さらに、平日は営業活動で日中は動き回っており、身体の疲労もそれなりにありました。
そうした状況で、ほぼ毎日ブログ記事を作成していたという事実を現在振り返ると、それは、純粋な能動性からの行動というよりも、何か強い内部衝迫に突き動かされていたように感じられます。言い換えれば、「ブログ記事を書かなければ自分が消えてしまうのではないか」という一種の恐怖感が私を駆り立てていたのでしょう。しかし、その感覚も記事作成を継続するうちに徐々に薄れていき、現在では、あまり意識されることもなくなりました。ただ、数日間記事作成をしていないと、不図、その感覚が甦ります。おそらく、内心では「もう2,000記事以上も書いたのだから...」といった思いが強まっているのかもしれません。しかし、それでもなお、この内部衝迫や葛藤は完全に消え去ることはなく、今なお私をブログ記事の作成に駆り立てています…。
こうした内面での葛藤が私の中に根付いたのは、鹿児島に在住していた期間であったと思われます。それ以前の実家や北海道、和歌山での生活では、同様の葛藤はあったものの、それが表面化して能動的な行動に結びつくことはありませんでした。つまり、鹿児島での生活が私に何らかの変化をもたらし、約2年かけて内面での衝動が強化され、2015年に当ブログを始めるに至ったのだと云えます。また、その直接的なきっかけは、以前にも当ブログにて述べたとおり、同時期に複数の周囲の方々から「何か文章を書いてみてはどうか」と勧められたことではありますが、その背景・基層には、先述の鹿児島在住時に埋め込まれた葛藤があります。
その葛藤とは、具体的には2009年に兄が亡くなり、2010年に指導教員が退職したことが大きく、主たるものであり、もし、これらの出来事がなければ、私の博士課程院生時代はもっと平穏であり、あるいは、もしかすると、その後の人生も同様であったのではないかとも思われます。しかし、現実にはさきのような出来事があり、そして学位取得までの過程では、これらの嫌な出来事に押し潰されないように、自分の生命の燃焼程度を強くして、何とか乗り切ることが出来ました。しかし、その後は、いわゆる「燃え尽き症候群」のような状態に陥り、そして、そこから逃れるために周囲の勧めもあり、当ブログを始めたのだと云えます。
そこから、これまでの当ブログでの一連の記事作成は、内面の葛藤と向き合うための手段であり、また同時に自分自身を救う道であったとも云えます。そして今後、開始の2015年から10年に達する程度まで当ブログを継続することにより、新たな内面での良い変化や発見があるのではないかとも思われます。そしてまた同時に、程度はどうであれ、これまでとは異なった種類の自己実現に至ることが出来れば、それはそれで僥倖と云えると考えています…。
今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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