2022年9月4日日曜日

20220903 先日投稿の「黒光り」と「無双感」についての続き、我が国では・・?

どうしたわけか、ここ数日、人の作成したワード文章を読み、そこに手を加えています。おそらく今後、こうした波が原稿の〆切までに何度か訪れるものと思われますが、こうして考えてみますと、これはこれで面白くないわけではありません。実際、その書きぶりや文体などはどうであれ、書かれている情報自体には興味深いことが散見されます。とはいえ、実際のところ、そうした情報の多くは教科書レベルのことであるのかもしれませんが、私のような(かなり)変則的な経路にて学位取得に至った者にとっては、そうしたことも、興味深いものとして認識されるのです・・。

ともあれ、自らの専門分野と近く、そこでの専門書などもどうにか読むことが出来るような隣接分野での勉強は、内発的な興味を持ち続けていれば、あまり強く意識しなくとも、自然と学ぶ機会は多いと云えることから、いつか、その学びが役に立つ日が来るかは分かりませんが、いずれにせよ、コツコツとこうした勉強のようなことは続けておいた方が良いのかもしれません。

また、そうしたいくつかの異なった分野に興味を持ち、勉強の足場を持っていますと、たとえ、ある一つの分野での書籍を読み進めることが困難な状態となっても、その他の分野の著作であれば、特に問題なく、読み進めることが可能であることが多いことから、読み進める書籍の分野の足場を複数あることにより、書籍を読むという活動自体を止めるということはしなくて済むのかもしれません。

そういえば、直近に投稿した「黒光り」と「無双感」の記事は、思いのほか多くの方々に読んで頂けました。これを読んでくださった皆さま、どうもありがとうございます。作成した後になり「多少屁理屈じみているかもしれない・・」という危惧もありましたが、しかし、それがたとえ屁理屈の類であっても、こうした見解を述べること自体は特に問題はないと思われたことから、そのままにしてあります。

また、そこから、また少し書き進めて、さきの「黒光り」と「無双感」は共に躁状態に近いとも云えそうですが、しかし、やはり「無双感」の方が、ある程度の時間的な経過に付随する躍動的なイメージが強く、対して「黒光り」の方は、視覚的なイメージに対してのみ、限定的に用いるのが適切であるように思われます。

以前投稿の記事にて述べましたが、これまでに私は、ある人の話し振りなどに対して「無双感」という言葉を当て嵌めましたが、これは、この用い方にて、とりあえずは大間違いではないものと考えます。

そして、この「無双感」は、その方が話される以前においては見出すことが困難であり、その話していない外見からは「無双感」はもとより「黒光り」といった印象をも見出すことは多くの場合、困難であるように思われます。

つまり、ここでも語義に立ち返り「無双感」の「無双」は、あくまでも相対的な評価であり、そこにいる他の方々との違い・相違が強調されることによって、はじめて惹起され得る感覚であるように思われます。

そこで、さきに述べた「ある程度の時間的な経過に付随する躍動的なイメージ」ともなるのですが、この躍動とは、運動などの物理的な身体の動きはもちろんですが、それ以外にも、ある種、演説などをしている状態をも示すものとも云えます。それは、具体的には歴史の記録映像によくあるヒトラーが演説している様子であったり、あるいは劇中であれば、シェイクスピアによる「ヘンリー五世」第四幕・第三場での、よく知られた「聖クリスピンの祭日の演説」の様子にも「無双感」はあると云えます。

しかし、ここで不思議に思われるのは、我が国の近現代においては、こうした「無双感」のある歴史的な演説・スピーチといったものは、パッと思いつくものがなく、そうしたものが乏しいように思われるのです・・。それは言語構造に因るものであるのか、もしくは古くからの性質で、そうした他者との相違を際立たせるような場面、状況といったものを内心において忌諱するといったところがあるのかもしれません・・。

とはいえ、そうした差異を忌諱するような性質を持つ社会とは、発展して、均質性や同質性が、ある程度の高水準にまで達成されると、速やかに発展から反転の道を、まさに期せずして歩むようになるのではないかとも思われるのですが、さて如何でしょうか?

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部


一般社団法人大学支援機構


~書籍のご案内~
ISBN978-4-263-46420-5

*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。

連絡先につきましては以下の通りとなっています。

メールアドレス: clinic@tsuruki.org

電話番号:047-334-0030 

どうぞよろしくお願い申し上げます。