さて、先日、岡義武著「国際政治史」を読了以来、特に本腰を入れ、新たな書籍を読み始めてはいませんが、しばらくはこうした期間も良いのではないかと思われます。しかしながら、面白いもので、何かしら書籍を読んでいないと、ブログ記事の作成もスムーズに行かないようであり、その意味で、今回の記事作成に関しては、いくらか痛痒を覚えていると云えます・・(苦笑)。
ともあれ、そうした経緯から、さきほどアマゾンのサイトにて、ほしいものリスト、およびカートを見てみますと、過去の自分がリストやカートに追加した書籍が掲示されるわけですが、それらの中で、現在見ても「これは面白そうだ!」と感じられた書籍は岩波書店刊 近藤義郎著「前方後円墳の時代」であり、頁も500頁超となかなかのボリュームであることから、多少尻込みもしますが、それだけに読んでみたいとも思えるのです・・(笑)。
また、大戦争と、その後の冷戦体制といった重苦しい展開にてむすんだ前回の著作から、ロマンや想像をかきたてられる我が国の古墳時代についての著作を読むことは、より現在の欲求に適っているのではないかとも思われる次第です。
自身は、いくつかの時代について扱った著作を、周期的に、ある程度集中して読む傾向を持っていると云えますが、我が国の考古学にハマった時期は比較的遅く、さきの記事にて書きました山本七平の著作を読み始めたのと、大体同じ頃、20代半ば頃であったと記憶しています。
当時は和歌山県在住であり、近隣に当時の自身ではよく分からない遺跡などを割合多くあったことから、帰郷時に神保町の古本屋街で読み易そうな考古学についての古書を探したり、あるいは父親の書斎から考古学関連の著作、そして写真の多い「別冊太陽」のような雑誌を引っ張り出してはバッグに詰めて持ち帰り、和歌山の寓居で読んでいました・・。
ちなみに、この昭和期に刊行された「別冊太陽」と同判の写真の多い雑誌は、内容も良く、読み易く、そして面白いものが多かったように記憶しています。ああいった雑誌は、おそらく平成も過ぎた令和の現在では、作ることは難しいのではないかと思われます・・。
ともあれ、当時の私は、そうした雑誌に掲載されている写真や記述に触発され、近隣の遺跡や古墳をはじめ、休日には遠出をしてまで見に行くようになりました。また、こうしたことを書いていて想起されるのは、不思議なことに夏の情景なのです・・(笑)。
蝉が鳴く中、神保町で購入した古書の記載を頼りに、手ぬぐいを首に巻き、汗をかき、蚊を払いつつ、その路中から、おそらく、ここ数年は誰も入ったことのないように思われる草生した横穴式石室様式の古墳に辿りついた時の感覚は、ただの達成感とはまた違う、充実した感覚がありました・・(笑)。
そして、そうした感覚を何度か経験しますと、さきの考古学関連の著作をより、自然に身を入れて読むことが出来るようになり、さらには大学の図書館などにも頻繁に足を運ぶようになりました・・。
さて、今後の自身には、果たして、こうした変容といったものは再び生じることはあるのでしょうか・・(笑)。
今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
日本福祉大学オープンキャンパス
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祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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