2020年10月4日日曜日

20201004 ツイッターにて見たニュースから思ったこと

 今年の1月からツイッターを始めましたが、当初は使い方もよく分からずに闇雲に行い、またそれは現在においても概ね同様と云えます。

そうした中、つい先日、ツイッターの投稿を閲覧していて不図、感動に値するほどのニュースを見つけました。それは某新聞社の記事であり「鹿児島中央駅前にある幕末の薩摩藩から英国への留学生等をモデルにした「若き薩摩の群像」という集団の銅像に、実際に留学生に加わっていた藩外出身者二名の像が新たに追加された。」といったニュースです。

この集団の銅像については、在住期初期(2009年)から知っており、また、さきに述べた藩外出身者二名が像の対象となっていなかったことも知っていました。

とはいえ、こうしたことは地元の方々に述べてみても、実際のところ関心は薄く、もしくは「それは当然であろう。」といった見解が自然であったと記憶しています。その意味で我が国の地方社会とは閉鎖的であることは、古来より変わらず、また、鹿児島の場合は、特に江戸期においても島津藩が藩独自で鎖国主義を採っていたことから、その時代からの文化的残渣とも云える性質は、相対的に濃厚であると云え、当時の自身としては割合早めに「まあ、そのようなものか・・。」と、その地域性を理解していました。

他方で、当時の先輩院生に「おーい!竜馬」という武田鉄矢原作、小山ゆう作画によるマンガを互いに読んでいたことにより、よく話す機会を持つようになった方がいました。この方は鹿児島市のご出身で、実際に部活動にて剣道をされており、私が「やはり鹿児島だけに示現流ですか?」と訊ねてみると「いや、部活では示現流はやらんよ。」との返事でしたが時折、示現流の真似はしてくださいました(笑)。この真似は、さきの「おーい!竜馬」の一場面からのものでしたが、そのセリフを聞いただけで、どの場面か理解出来ていた私も、それなりにこのマンガを読み込んでいたのだと云えます(笑)。

ともあれ、互いに読んでいた「おーい!竜馬」内に、土佐藩参政の吉田東洋の暗殺場面があるのですが「これがおそらく史実とは違う」と私が話し、司馬遼太郎著「幕末」という短編小説集内の「土佐の夜雨」という作品を示しますと、関心を持って頂けたようであり、続いて「おーい!竜馬」に登場する陸奥陽之助こと陸奥宗光による「蹇蹇録」を示しますと、これまた関心を持って頂きましたが、扱う時代が大分後であることから、それよりも、同マンガに脇役として少しだけ登場する田中顕助こと田中光顕による「維新風雲回顧録」を示しますと「これは面白そうだ。」とのことであり、これを休憩室で輪読した記憶があります。また、映像資料につきましては「長州ファイブ」をノートPCを用いてDVDにて観て頂きました。

これら小説「幕末」そして「維新風雲回顧録」に登場する吉田東洋暗殺の実行犯の一人が、さきの「若き薩摩の群像」に新たに追加された一名であることはあまり知られていませんでしたが、この輪読の際、先輩院生に「あの駅前の「若き薩摩の群像」の中にいた一人が吉田東洋暗殺犯の一人なのです。しかし、彼は薩摩藩出身ではないことから、この銅像には入っていませんが。」と話したことを記憶しています。

その時、彼は大いに感心された様子ではありましたが、あるいはまさか、その際に落とした知識のインクが、今回の新規像の追加にわずかではあれ、何らかの関係があったのでしょうか(笑)。

ともあれ、このハナシにつきましても、今後、機会を見つけ、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!




 


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