2016年10月29日土曜日

20161028 夜間の山道の走行など・・

5年間のサラリーマン生活の後に大学院修士課程に入学しましたが、その当初は色々と慣れないこともあり、色々と苦労をしたように思います(院生研究室の席など)。

また、知人、友人が一人もいないところに飛び込んだわけですから、やはり、入学当初の時期とは自然、一人でいることが多かったです・・。

しかしながら、(文系)大学院というところは面白いところであり、院生研究室に持ち込み、置いてある書籍について(当時としては)かなり込み入った、難解な質問をしてくる人が普通にいました・・(笑)。

これはやはりボケとツッコミが根付いている近畿、関西地方であるからかもしれません・・(笑)。

ともあれ、そうした環境であったが故に、自然発生的にさまざまなことについて議論を交わすようになったのではないかと思います。

さらに面白いことは、そうした議論を研究室前、図書館前などで行っていると時折、教員が参加されてきたことです・・。

こうした状況になりますと、多少は恐縮して議論の白熱度が下がるのが一般的であるのかもしれませんが、さきに述べたような環境に既に慣れている方々(決して多数派ではありませんが)は、話しコトバこそ多少丁寧にはなりますが、その白熱の度合いに関しては、特に下がるということもなかったように思います・・。

また当初、こうした現象を不思議なものと思いましたが、私の方もそれに慣れるにしたがい、あまりそうしたことを考えなくなっていきました・・(笑)。

加えて、教員の方々もまた、院生に反論をされたからといって憮然としたり、不機嫌になるということもなく、どちらかというと、鷹揚な調子で且つ真剣に議論を楽しんでおられるようでした。

また、こうした議論は長いものになると、数時間も続き、夏から秋にかけての時季などは、数人で各々持っているクリアファイル、バインダーなどで扇ぎながら、蚊を払いながら、さきに述べた場所にて議論を続けていたことを憶えています。

現在考えてみますと、これはなかなか贅沢なものであったのかもしれません・・(笑)。

そしてまた同時に、この議論の経験があったからこそ、これまでに1年以上、ブログ記事作成を継続することが出来、また、一連の対話形式を用いた記事を記すことが出来たのではないかと思われるのです・・。

しかし、それと同時に思い起こすことは、この時期、自分なりに数多くの書籍を読んだことです。

おそらく、この時期とは、それまでの人生の中で最も濃密に多くの書籍を読んだ時期であったのではないかと思われます・・。

さらに、この時期に以前投稿した「もう一人の師匠についてP51 兵器開発事情 武器貸与法」の師匠が関西にて開催された学会の日程を利用し、こちらに訪れて頂いたことが幾度かありました。

これらの折は、自動車にて紀伊半島の様々な旧所、遺跡等を巡り、私が述べるそれらの解説や見解を興味深く聞かれ、また、時においては異なる見解、欧米での類似した事例などを述べられましたが、それらもまた大変興味深く、面白いものでした。

また、別の機会では、新たな弟子(当時大学1年生)と思しき学生さんを連れて来られたこともありましたが、これもこれで大変面白く、また、この時に印象的であったことは、深夜の山道を走行の折、如何なる理由に因るものか、鹿に遭遇することが大変多かったことです・・。

当時、夜間の山道を走行することは特段珍しいことではなかったのですが、これほど鹿に遭遇したことは後にも先にもありませんでした・・。

また、夜間の山道の走行といえば、さきに述べたよく議論を行っていた方々(連中)と9月の後半に山奥のダム湖へ釣行した帰路の折、車内にてワーグナーの「ワルキューレの騎行」、シベリウスの「フィンランディア」等のノリのクラシック音楽を大音量で流し、同じく夜間(深夜)の山道を走行したことです・・。

これは現在思い返してみますと、多少恥ずかしく思わなくもないです・・(苦笑)。

また、この時「フィンランディア」を聴いて一人が「ダイ・ハードや!ダイ・ハードや!」と叫んだことが大変印象的であり、憶えております・・(笑)。

今回もここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。

さる熊本での大地震、昨今の山陰東部における大地震により被災された地域の出来るだけ早期の復旧およびその後の復興を祈念しております。」