2018年9月5日水曜日

20180905 久しぶりに民俗学の書籍を読んで思ったこと、歯科医療職の教育課程に対してのご提案

先日、本棚を組み立て、引越荷物の本箱を開け、中の書籍を本棚に並べていたところ、それらの中から中国・四国地方の民俗について書かれた書籍を見つけました。この書籍はおそらく修士院生当時、研究対象であった和歌山県西南部地域の民俗との比較・考察のために購入したものであり、現在においては、また別の視点から興味深く思い、後日読んでみようと脇に置いておきました。

そして昨日夜半にこの書籍を開きパラパラと頁を眺めていますと、その中に『阿波の狸の話』と題された章がありました。他方で、先日作成したブログ記事にて徳島の狸のことを扱ったものもあることから、特にこの章は面白く感じられ、しばし読み入っていますと、いつの間にか、思いのほか多くの頁を読んでいました・・。

書籍を読んでいてこうした感覚【知らぬ間に読み入っていた】を得ることは、ここ最近あまりなく、また同時に、この感覚はかつての和歌山在住時においては、常時とはいえないものの、慣れ親しんだ感覚であったことを何の脈絡もなしに突如、想起させられたのです。

こうした感覚あるいは突然の想起はなかなか面白いものであり、また、こうした感覚を我々に想起される力のようなものが文字・文章にあるのではないかと思われます。

ともあれ、そうした経緯にて読み入ってしまった『阿波の狸の話』は現在の居住地からごく近い地域の話もあり、その内容も後日、抜粋引用してみようと思います。

さて、本日に関しましても、どうしたわけか昨日同様、歯科衛生士およびその養成校に関しての記事が引き続き読んで頂いておりましたが、先日、知人の歯科医師から伺ったところによりますと近年の3‐Dプリンター・CAD/CAM技術の普及・進化発展により、従来までの歯科技工は大きく様変わりすることを余儀なくされ、それを専門とする国家資格 歯科技工士の職能の概念さえも変化せざるを得ないとのことでした。

なるほど、そうしますと近年の周辺機器の進化発展により、従来までの手技による職人技に近い歯科技工からデジタル機器の操作に変化することにより、その修行年限は短縮化【これまでは一般的に2年間】することが可能となり、それに従来の歯科衛生士国家試験の受験資格を付与する教育内容【修行年限3~4年間】を組み合わせることにより、一つの4年制大学教育課程にて歯科技工士・歯科衛生士双方の国家試験受験資格を付与することが出来るようになることもあながち無茶ではないように思われてきます・・。

また、今後将来、国民全体の人口が減少し、一人で複数の職務を行わなければ立ち行かない時代においては、こうした考えはそれなりの具体性と実行可能性があるものと考えます。我が国の高等教育に参画・関与されている方がいらっしゃいましたら、是非、この案をご検討頂ければと思います。

一方、現在においては歯科衛生士と社会福祉士双方の国家試験受験資格を得られる4年生大学学科が国内にいくつかありますが、それと比較してみますと、歯科衛生士・歯科技工士は同じ歯科医療領域ということもあり、さきの新たな大学教育を模索・構築することにより比較的容易に、この新たな歯科医療におけるダブル・ライセンス教育は可能ではないかと思われるのですが、さて、如何でしょうか?

今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。


~書籍のご案内~
増刷決定!
ISBN978-4-263-46420-5


~勉強会の御案内~
前掲書籍の著者である師匠による歯科材料全般あるいは特定の歯科材料にスポットを当てた勉強会・講演会の開催を検討されておりましたら、よろこんでご相談承ります。師匠はこれまで長年にわたり大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

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数年前から現在に至るまでに日本列島各地、特に西日本にて発生した、さまざまな大規模自然災害により被害を蒙った地域の速やかな復旧、および、その後の復興を祈念しています。