そして、この時期の記事作成の視座から、現在のそれを考えてみますと、当時は、これまでに2記事作成・投稿した「歯科医院訪問記」のようなブログ記事は作成しなかった、否、出来なかったことから、自分が当ブログ全体に対して自信のようなものを持ったようにも思われますが、他方で「何か違ったことをやらなければ・・」と考えた結果の行為であったようにも思われる次第です・・(笑)。
いや、こうした自らを信じる自信と、内面での葛藤とは、本来、両立しあうものであり、あるいは、それらが噛み合い駆動することにより、人間の精神に内発的な変化が生じてくるのではないかとも思われます。そして、それがなくなると、変化はなくなり、徐々に硬直化して、そして衰頽していくというのが、我々人間の活動に普く認められる性質であるようにも思われます。
とはいえ、そこまで掘り下げなくとも、今回の投稿記事は「歯科医院訪問記③」であり、前回の続きですと、クリニック玄関から中に入るところからになりますが、そこから書き始めてしまっては、過日、冗長気味をも是とするとした訪問記についての見解に反するとも云えることから、ここでもう少し今回の訪問先歯科クリニックの院長についてを述べます・・。
以前投稿の訪問記①にて述べたことですが、こちらの院長はご出身が山梨市であり、御実家は歯科クリニックを運営されていますが、数年前に現院長が敷地を駅前の大通りに面した場所に移転して、またそれに伴い、徐々に診療業務も代替わりをされつつあるというのが現状と云えますが、しかし他方で、こちらの院長は長らく沖縄県の大学病院口腔外科に勤務され、10年ほど前に帰郷し、拠点を山梨市に戻されたとのことですが、私としては、このあたりが大変に奮っており、また珍しいと思われるのです。そのため以前「何故、先生は沖縄での臨床研修を望み、そこからまた6年間医員として勤務されたのですか?」と訊ねたところ「ああ、高校時代の修学旅行で行ってから好きになり、その後は歯科大学時代でも毎年行っていましたので、臨床研修先の病院も沖縄にしようと思いまして**大学病院を希望しました。」とのことでしたが、そのようにして、自らの故郷ではない地域を好きになれるのは、外界に対して開かれ、能動的でないと出来ないと思われますので、私見としては、それは幸せなことであると考えます。
そしてまた、この「能動的」という言葉も当院長には似つかわしく、院長が医員として勤務されている、私が歯科治療を受けた都内東部の比較的大きな歯科医院でも活発に動かれていて、院内に複数いる臨床研修医や若手医員の先生方への指導や、自分でなければ困難と思われる歯科治療の手技の際には、どこからともなく現れて、適切な処置を若手の先生がたに見せつつ説明しながら行い、それを行うと、次の処置の確認をされて、また足早に去って行くといった感じであり、そこから、おそらく、院内に複数いる臨床研修医や若手医員の先生方が行っている歯科治療の概要と、それらに必要な処置の流れや、要する時間なども把握されているのだと思われました。そして、こうした様子を見ていますと、故郷から離れた沖縄の大学病院の口腔外科におられたことや、離島勤務の歯科医師であったことなども想起されてきます。こうした活動も、自ら動く「能動性」が必要であると思われますので・・。
そしてまたこちらの院長を特徴付ける「能動性」について、さらに私見を述べさせて頂きますと、これは当然であるのか、あるいは意外なことであるのか、ご当地山梨県の地域性にも触れるように思われましたので、それにつきましては、また次の訪問記にて述べます。
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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メールアドレス: clinic@tsuruki.org
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