「続ける」と云いますと、あまり難しいことではないようにも思われ、実際、日中に仕事であれ、何らかの活動をしていますと、そのさ中に、ブログ記事の題材となりそうなことが、あたかも泡のように湧いてくることが度々あるのですが、それが、いざ記事作成に取り掛かる段になりますと、あたかも「逃げ水」のように消えてなくなっていることが多いのです・・(苦笑)。
これに関しては、以前にも言及し、またその後、どうにか、日中に着想を得た題材でのブログ記事作成をおぼえ、さらに、それを習慣化することも出来ましたが、それが2016年後半から2018年にかけてでした。この時期に作成した記事を読み返してみますと、その多くは、前述のとおり、日中での出来事を「題材のもと」としていることが思い出されますが、現在となっては、この記事作成に関する自分の機能、能力が退化してしまったようにも感じられます。
それ故、以前にメモランダムを持ち歩くことなども検討していましたが、しかし、それは習慣化し、定着したとは云えないのが現状と云えます・・。
他方で、人はその置かれた環境に満足してしまうと、ブログ記事の作成なども含む表現や発信の行為をしなくなる傾向があると聞き及びますので、このあたりにつきましては、より倍率を低く観察し、大雑把に、記事作成の継続をどこかで心掛けていれば、好調・不調はあるものの、まさに「自然に」どうにか継続することが出来るのではないかと思われるのです・・。
もとより、私は当ブログ記事の作成により、金銭などの報酬を受けておらず、ただ、自分の能動性に基づいて作成していますので、このあたりは「自然に」で良いのではないかと思われます・・。また、その割には、相対的に続いている方ではないかと思われます。
しかしまた、こうしたことにも満足を示し始めるようになりますと、さきの伝の如く、記事作成をしなくなり、まさに、元も子もなくなりますので、日常のなかで、記事作成の肥やしとなる読書などを含めた、さまざまな新たな経験を積み重ねてゆく「意味」があるように思われるのです・・。
また、ここまで書いていて思い出されたのは、2015年の当ブログを開始する以前の「読むこと」のみに重点を置き、自らで公表を前提とする文章を作成せずにいた頃のことであり、この時期は何故であるか、とても辛かったです・・。
それは、30代の終わり頃であり、あるいは私にとっては、インプットばかりをすることが出来た最後の時期であったのかもしれません・・。またおそらく、あのまま、何らかの表現や発信行為を初めていなかったならば、現在よりもかなり酷いことになっていたものと思われます。
そこからも、その時期の私にブログ記事の作成を勧めてくださった方々のある種の慧眼には未だ驚きを禁じ得ないと共に感謝もしていますが・・。とはいえ、そうした経緯にて始めた当ブログが、6年以上継続することに関してまでは、予測されていなかったのではないかとも思われます・・(笑)。
また、これまでどうにか続けることが出来た背景には、これまでの読書と同様、あるいはそれ以上に「いくつかの地域にて居住してきた経験」があると云えます、いや、より精確には地域在住の経験に読書の経験が化合したものこそが、当ブログの継続の根底にあると云えます。
私見としては、このことは重要であり、また、それぞれの在住当初の頃を想起してみますと、そこでの経験を文章化することにより「対自的」なものとすることは稀であり、そうした意味から、文章を読む読書と云う行為により、実際の経験を文字によって文章のように解釈し、そこからさらに、文章にて再構成するという習慣の基礎のようなものが醸成されたのではないかと思われるのですが、あるいは、そういったところに「文学」の持つ意味あいや価値のようなものがあるのではないかとも思われるのです。
そして、これもまた、私の経験に即しているのですが、その具体的な内容につきましては、また別の機会にブログ記事として作成しようと思います。
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部
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