2018年4月21日土曜日

20180421 眠いなかで思ったこと・・世代交代による社会勢力図の変化?

ここ最近どうも眠いことが多いのは、よく聞く五月病によるものなのでしょうか?考えてみますと、たしかにこの時期は、季節が冬ベースから本格的に春ベースになる時期であり、この季節の変化への身体的な対応が為される過程により、こうした現象が生じるのではないかと思われます。

さて、本日もまた、さきに述べたように電車内においても眠く、それでも先日から読んでいる新書は、ある程度読み進み、読了まで余すところ20頁程になりました。眠くはあっても興味を持ち読み進めている著作を読む際は、やはり多少正気になり集中し、そして背筋もいくらか伸びているように思われます。しかし、面白いことに私の場合、集中して書籍を読んでいますと、キーボード前での当ブログの作成と同様に徐々に前かがみの猫背気味になってくるのです。そこで時折我に返り、再び背筋を伸ばしてから再開するのですが、この癖はなかなか治らないようです・・(苦笑)。

また、本日は休日ということもあり、これまでにも比較的ブログ記事を読んで頂いているのですが、そのなかでもとりわけ『大岡昌平「俘虜記」およびその他について』が多く読んで頂いており、その原因について考えてますと、昨日投稿分の記事内容にあるのではないかと思われました・・。

そして偶然ではあるのですが、昨今読み進めている他の一冊が新潮選書 松本健一著『三島由紀夫と司馬遼太郎「美しい日本をめぐる激突」』であり、この著作もまた、つい先日読了した中公新書 吉田裕著『日本軍兵士』と関連性があるように思われます。それは、両作家(三島由紀夫・司馬遼太郎)それぞれの思想的な相違の基層にあるものは、太平洋戦争時の経験によるものが大きいといった、ある程度一般化し得る言説が、その結節点になるものと思われます。

ともあれ、ここまで書いており、面白いと感じたことは、太平洋戦争にて悲惨な経験をされた世代の著述家の方々が、この十年あたりで徐々に亡くなられていくに伴い、我が国社会の変に偏った右傾化・国粋化主義的な傾向もまた徐々に強くなっていったと思われることであり、これは端的には世代交代による社会勢力図の変化であると云えるのですが、ただ危惧されることは、そうした我が国社会にて生じている変化が、如何なる世界情勢での変化の歯車に噛み合う、対応するかということであり、その点について明治維新から太平洋戦争に至るまでの70年あまりを参照して考えてみますと、どうも現在もまた、さきの70年と同様、あまり良い方向には噛み合う、対応しているように思われないのですが、さて如何でしょうか・・? 

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

近年から現在までに列島各地にて発生したあるいは現在発生している地震・大雨・水害・火山噴火といった大規模自然災害によって被害を被った(被っている)諸地域の安全の確保、諸インフラの復旧そして復興を祈念しています。

~書籍のご案内~
昨年暮に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック
ISBN978-4-263-46420-5











20180420 日常性における相違から地域性が看取される

本日は帰宅が遅く、また目標とする5月内での1000記事到達まで若干の余裕があることから、記事作成をやめようと考えましたが、本日以降もまた、こうした日がないとは断言出来ないことから、半ば惰性のようにして記事作成を開始した次第です(苦笑)。

さて、天候に関しては本日は良い陽気であり、日中はかなり温暖であったといえますが、しかしやはり日が翳ってきますと急激に気温が下がり冷涼となり、今後しばらくは春物のコートをしまうことが躊躇されます。他方、南九州でのこの時期四月後半は、既に気温も大分上がり、暑いと感じる日が徐々に増えてきた頃であったと記憶しています。
そして、当地でのこの時季は半袖シャツの上に以前も当ブログにて書いた薄手のファティーグ・ジャケットをよく着用していましたが、当時よく着用した一着はさすがにボロボロになりましたので捨ててしまいましたが、これは以前も書きましたが、和歌山市のぶらくり丁はずれの洋品店にて購入し、以降数々のフィールド・ワーク、千葉県市川市に戻ってからの日用大工に用いました。そしてその頃から、いい具合に色が落ち、ペンキのハネなども付いてクタビレてきましたので、さらに頻繁に用いるようになりましたが、こうした古着のジーンズに対するような審美感覚は、国内においても普遍的ではないようであり、その後鹿児島にてこれを着用していますとミリタリー・ジャケットを着ている≒右側の方々、あるいは、ペンキのハネがある色落ちしたヨレヨレ気味のジャケットを着用している≒粗雑な感性の持ち主という評価に収束し易い傾向があることを知るまでに多少時間がかかりました・・(苦笑)。

そして、その点においては少なくとも関西南部地域(大阪府南部・和歌山県)は事情が異なるようであり、特に和歌山においては『タキシードとジャンパー』というコトバがあるくらいに、ハレとケの衣服が画然とされ、また余程のことがなければ、ハレの衣服を着用する習慣がないことから、当地の男性の日常的な服装から、その背景をも安易に判断することは困難であるといえます。また、同時に、そうした文化土壌の地域であったことから、自身もさきのファティーグ・ジャケットを当地在住の期間、違和感なく着用出来ていたのかもしれません・・(余談となりますが和歌山県では古代より続く国造家があり、ある意味で我が国全体の縮小図を見ている感じがありました。)。

ともあれ、それは人の評価において、見た目以上の何かを大切にしているのか、あるいは単に実用一辺倒の価値観の所産によるものか分かりませんが、こうした日常性における価値観の相違から、計測可能な数値的なものとは異なるものの、ある程度明瞭にそれぞれの地域性らしきものの輪郭が一部ではあれ見えてくると思われるのですが、さて如何でしょう?そして、こうした認識や判断において重要なことは記憶であり、個人の記憶を現在の損得に基づく打算による同調圧力にて封殺しようと試みるのは、国内・国際双方における我が国のお家芸であると昨今は国際的にもある程度認知されるようになってきたのは、おそらくインターネット・PCによる、さまざまな情報の記憶技術の進化発展によるものが大きいのではないかと思われます。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

霧島連山の硫黄山の噴火が沈静化しつつあるとのことですが、今後も近隣の方々のご無事を祈念します。

過去数年より現在に至るまでに列島各地において発生したあるいは現在も発生している地震・大雨・水害・火山噴火といった大規模自然災害により被害を被った(被っている)諸地域の安全の確保、諸インフラの復旧そして復興を祈念しています。

~書籍のご案内~
昨年暮に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック
ISBN978-4-263-46420-5