2020年4月21日火曜日

20200421 対話形式:電話口にて「最近の状況について」

電話口にて
A「どうもお久しぶりです。そちらはお元気ですか?」

B「ああ、Aさんですか、どうもです。こちらはどうにか元気でやっていますが、東京や、その周辺県は別として、こちらも例の新型コロナウィルスに感染された方が多く、そのため、おそらく、そちらほどではないですが、結構、人混みや感染者が多い場所への移動はシビアになってきていると思いますね・・。」

A「やはり、そうですか、私も今月はじめに帰郷しましたが、その後、今日に至るまで電車で移動したのはたった1回だけです・・。また、帰郷後にお目に掛かりたいと思っている方々にもお会いできず、近くのスーパーに買物で出かけるのが、楽しみになってきてしまいました・・(苦笑)。」

B「はあ、そうですか。まあ、元々そちらは人が多く住んでいて、所謂人口密度が高い地域ですからね。他人事のようで少し恐縮ですが、それは現在の状況からすると、仕方がないのかもしれませんね・・。」

A「ええ、それはもちろん分かってしますが、それでも、この状況は一体何時になったら収束してくれるのでしょうかね・・。」

B「いや、私の専門は公衆衛生や疫学などじゃないですから、それはよく分かりませんが、しかし、つい先日、Aさんのブログにジャレド・ダイアモンド氏の「銃・病原菌・鉄」からの引用がありましたが、あの引用部の末尾に書かれている通りのような推移になっていくのではないかと思いますね・・。まあ、もちろん、これは専門的な知見に基づくものではありませんが・・。」

A「あ、あの記事を読んで頂いていたのですね・・。どうもありがとうございます。私もその部分が、何かしら広く世に知らせるだけの価値があるのではないかと思い、ブログ記事としたわけですが、やはり、ああいった書籍も、あまり良い状況についてではないことが残念ですが、役に立つことがあるように思いました。それで、最近、Bさんの方では、何か面白かった書籍などありましたか?」

B「うーん、恥ずかしながら、こちらはあまり自分の研究分野での書籍すら、あまり読むことが出来ていませんね・・。また学会や大学の行事も軒並み中止か延期になり、あと、ご存知でしょうが、この状況で学生さんも大学に来ていませんので、暇であるように思われがちですが、実はそうでもなく、色々とやっていて、それで、自分の研究分野の書籍も読めないのです・・(苦笑)。それと、先日のAさんのブログに書いてある、ここ最近設立されている専門職大学ですが、あれはやはり医療系が多いのですか?」

A「はあ、やはり大学に学生さんがいなくても、色々とやることはあるわけですね。分かりました。では、何か変わった面白い本でも見つけましたら、またお教えください。それと専門職大学ですが、そういったサイトもありますので、ググりますと出てきますが、やはり今現在では医療や介護系のところが多いようです。あと、少し前に聞いたハナシで面白かったのは、これまで大体各都道府県に一つはあった公立農業大学校の静岡県のものが、公立の農林環境専門職大学に改組・改編されたというハナシです。今回の新型コロナウィルス感染症による影響で、食料などは出来るだけ自給した方が良いという認識になると思われますし、それ以前に食料自給率などは高い方が、経済的な成長云々は別として、国として安定すると思いますので、これはとても素晴らしい取組みであると思いました。あとはデジタルや美容系の専門職大学も新設されるようですが、私としては、やはり医療系のそれをもっと増やして、たとえば、地域の医師会や歯科医師会立の看護学校や歯科衛生士学校などは、大きなところは専門職大学に改組・改編し、あまり大きくないところは、いくつかが集まって、専門職大学を設置すれば良いのではないかと思います。そして、その後のリカレント教育や大学院教育などは地域の医学部、医科大学、歯学部、歯科大学が担うようなシステムにすれば、そこまで悪くはないのではないかと思います・・。ともあれ、これまでに何度か「医療介護系の学生数を大幅に増員した方が良い」という意見を当ブログにて述べてきましたが、今回の状況を教訓として、国の上層部の方々が、これに取組んでくれればと願いますね・・。あとは、大学学部にて公衆衛生学部というのを、いくつか新設するのも良いのではないかと思います。」

B「はあ、そのような流れがあるのですね・・。しかし、そうしますと、将来の人文社会科学系の学問は一体どのようになっていくのでしょうかね・・。私としてはそちらの方が少し心配と云えますね・・。」

A「ああ、それにつきましても、専門職大学の卒業生を大学院生として積極的に入れて、それぞれの好きな分野についての知見を深めるといった方向で行けば、少子化が続いても、そこまで状況は悪くはならないのではないかと思いますが、どうでしょうか・・。」

B「うーん、どうでしょうか・・。それは少し楽観的なご意見であるように思いますね・・。」

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!