先ずは、昨夜発生した福島県沖を震源地とする地震による被害が出来るだけ軽微であることを願っています。この地震はブログ記事作成中に生じ、またその揺れ方は、ここ最近では珍しいほど大きかったことから、記事作成を一端止め、机に向かったままで、周囲を見回しましたところ、特に変わったことは起きずに、数分経ち、このことをツイートし、また記事作成に戻りました。
そういえば、現在から10年前の東日本大震災時、私は鹿児島在住であり、その日はたしか金曜日であり、発生時刻の頃は自動車に乗って移動中でした。やがて車を下りて入ったお店にあるテレビにて東日本が大変なコトになっていることを知り、すぐに千葉県市川市の実家に電話を掛けましたが、なかなか繋がらずに気を揉んだ記憶があります。
さて、東日本大震災から10年近く経ちましたが、地震発生の期間において10年間はそこまで長いものではなく、分析によりますと昨日発生足した地震も、さきの東日本大震災の余震である可能性が少なからずあるとのことでした。
さらに、かねてより続くコロナ禍の中でもあることから、少なくとも東北・東日本においては、今後もまた、さらにストレスフルな生活が続くものと思われます。また、こうした状況を示すコトバとして「泣きっ面に蜂」あるいは「弱り目に祟り目」などが挙げられると思われるが、それにしても、これだけに留まらず、最近の我が国では、誰かが不幸を被らず、皆が朗らかになれるような良い出来事が乏しいように思われます・・。
そして、こうしたことを書いていて不図、思い出されたのが村上春樹氏による「風の歌を聴け」145頁 内の以下の件です。
「ずっと何年も前から、いろんなことがうまくいかなくなったの。」
「何年くらい前?」
「12、13・・お父さんが病気になった年。それより昔のことは何ひとつ覚えてないわ。ずっと嫌なことばかり。頭の上をね、いつも悪い風が吹いてるのよ。」
「風向きも変わるさ。」
「本当にそう思う?」
「いつかね。」
*この会話シーンはたしか大森一樹監督による同著を原作とする映画作品にもありました。
これを我が国に当てはめてみますと、おそらく今世紀に入ってからは良いことよりも悪いことの方が徐々に多くなってきているのではないでしょうか?
そして、見様によれば、こうした「悪い風」から風向きを変えるため、さまざまなイベントを企図しているようにも見受けられますが、しかしながら、昨今においては、施政者と被治者の向いている方向、さらにはその根底にある価値観にズレがあることが明らかになり、それをどうにか挽回しようとしているのが、現在であるように思われます・・。
また、さきに挙げた引用部は、私自身にとってもいささか身につまされるものであり、それは、以前にも書きましたが、2009年の兄の死と、翌2010年の指導教員の退職から始まり、その後、落胆によって著しく減衰した気力をふり絞り、どうにかやり切ることが出来ましたが、その後は燃え尽き(バーンアウト)症候群であるのか分かりませんが、2010年以前に自身が信じていたものが壊れ、そして徐々に朽ちていくことにより、次第にさきの「悪い風」が吹いているような感じを受けるようになりました・・。
これは、私自身が悪いことをしたわけではないにも関わらず、あまり声高に主張することが出来ず、あるいはまた主張してみたところで「結局自己責任でしょ。」といった返事が主であると予期されることから、さらに、外への行き場を失くし、精神を蝕んでいくように思われます。(疑われる方々は、実際にそうした経験をされてみると良いと思います。)
そして、そうした事情から、やはり2010年に指導教員の退職に関与された方々につきましては、私に対し、よく分からない代替的要素を宛がおうとするのではなく、現在、私の上に吹いている「悪い風」の風向きを、変えるように努力してくださる方がありがたいと云えます。
あの2010年の出来事がなければ、私の人生はおそらく「変わっていた」と思われますが、しかしまた一方で、これまで当ブログを5年以上にわたり作成し続けているのは、その「変わっていた」ということを、さきに述べた出来事に関与された方々、そしてまた上記の事情を御存知である方々にご理解頂くために書いているとも云えます・・。
・・さて本当に今後「風向きは変わる」のでしょうか?
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
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