2025年5月20日火曜日

20250519 歯科理工学と文系ネタの融合について:私見として

 直近、5/17投稿分の記事は、投稿2日目としては比較的多くの方々に読んで頂けていました。当記事を読んでくださった皆さま、どうもありがとうございます。また、鹿児島や和歌山など、具体的な地域をブログ記事題材としますと、閲覧者数が伸びやすい傾向も認められました。

 さて、直近投稿記事の文末にて触れた「さらに続き…」を題材として今回は進めます。すでに述べたとおり、私には少々“文系ネタ”に拘るクセがあります。そのクセに対して、当時周囲におられたた方々からは概ね真面目そして鷹揚に対応して頂いたことは現在においても感謝しています。振り返ってみますと、師匠が退職された2010年末頃から始めた英論文のひとり音読が契機あるいは転機となり、その後の変化が生じたと云えます。もちろん、そこに至るまでの過程は大変苦しかったものの結果的には、現在においては、最低限の挽回はできたのではないかとも考えています…。

 また、当時の専攻であった歯科理工学と、英論文の音読や文系などを随時、行き来するような態度は、当時の私にとっって不可欠な呼吸法のようなものであり、歯科理工学のみを掘り下げても行き詰まるなかで、他分野での何らかの活動をすることによってアイデアが湧いたり、思考を拡げてくれたと思われることが度々ありました。

 もっとも、2010年秋に師匠が退職されて、2013年夏の学位取得に至るまでの約3年間は、私にとっては人生の非常事態と云える期間でした。そこでの精神的な消耗や疲労は、現在にも影響を及ぼしていると考えます。くわえて昨今ではSNSなどでの情報の洪水も重なり、睡眠の質まで蝕まれているようにも思われます…。とはいえ、大抵、どの分野の院生でも、学位取得前に何らかの精神的危機を経験すると聞き及びますし、そしてまた、その辛さの相対的な比較は困難であろうと考えます。

 2010年の教授(師匠)退職の翌年、2011年に准教授の先生も定年退職となり、先輩院生の先生方も次々と修了されて、研究室の人員が一気に減少しました。そして、その穴埋めの役割もありつつ迎えた2012年の歯科理工学実習では、毎回かなりの疲労感を覚えた一方で、自分の裁量が増したことにより、実習工程の説明やその雑談などに文系ネタを(ふんだんに)織り交ぜることも出来ました。しかしもちろん、本題である実習項目の各解説は例年通り、国内外のテキストや関連論文を読み込み、準備しておりましたので、質自体に問題はなかったと考えます。また文系ネタの多用についても、事前に研究室の先生方からご了承を頂いていたため、学位が取れようが取れまいが、この実習を「人生最大の見せ場」として発奮していた記憶があります…(笑)。

 さて、以上、鹿児島の度量の広さと鷹揚さへの感謝から始まり、実習での文系ネタ多用を正当化するような文章になってしまいました…(苦笑)。しかしながら、そうした行為をするためにも、ある程度の下調べと準備が不可欠です。そうしたことから、この時期(非常事態)は、現在では私を支える重要な要素になっているとも云えます。そして、私にとって当ブログを作成することは、そこで培ったものを維持そして発展させるための行為であるとも云えます。さらにまた、今回の当記事も、その延長線上にあると云えます。それ故、これからもしばらく、自らの経験を基礎として、新たな視点や見解を提示しつつ継続することが出来れば良いと考えておりますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。また今回も、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!

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