2020年3月25日水曜日

20200324 競争や勝ち負けの中でなく分かることについて

今回の記事投稿により、総投稿記事数が1265に達し、残り35記事の投稿により1300記事に到達します。これを来る5月内で達成することは、そこまで困難であるようには感じられませんが、それでも、出来るだけ毎日の記事投稿を続けて行きたいと思います。

さて、先日来の伊達千広(宗広)による「大勢三転考」はなおも読み進めていますが、依然として、伝えられてるさまざまな歴史上の出来事を提示し、その論旨の説明に充てていますが、こうした、いわば帰納法的な書きぶりも、慣れてきますと独特の味わいのようなものがあり、それは近現代以降多くなった説明に重点を置く明解にして直線的な文章とはまた異なる、一種、暗示させるような理解の仕方があることを教えてくれます。また、以前に自身が作成した修士論文も、そうした帰納法的な書きぶりの部分があり、そこでは、論文内で示したさまざまな事例と、後の結論の章で述べた、まとめの文章がどうも釣り合わず「これら事例を統合する、まとめの文章はこのようなものではない。」と、当時なりに苦労してまとめを書いていた記憶がありますが、こうした、さまざまな事例からセンス良く統合・抽象するような能力は未だ自身としては満足とは云えず、あるいはどうにか継続している当ブログも、いくらかはそれに資しているのかもしれませんが、それでも、今少しの伸び代はあるのではないかと勝手ながら考えています(笑)。


とはいえ、一応4年半以上、曲りなりにもブログを継続していますと、文章の好みや、その背後を読む習性が多少は身に付いたのではないかと思われますが、ここに来ていくらか分かったと感じることは、こうした、いくらかの創造性を伴う作業の継続は、本質的に競争や他者との勝ち負けではないと云うことです。おかげさまで、現在までどうにかブログを継続していますが、その途中で競争相手と云えるような存在を見出したことはなく、また、勝ち負けについては尚更であると云えます。継続するのは、自身の意志ただ一つにかかっているわけですから・・この場合、よく云われるように競争相手は自分自身です。


しかしながら、他方で社会を生きていますと、陰に日向に競争が付きまとい、またそれに伴い陰にこもった悪意も醸成され、半ば当然のように社会を生き難いものと感じさせるに至ります。(これに関しては我が国独特の「悪意」のようなものがあるのではないかと思われます。)何かを行うと、誰かが真似をして奪い、また、真似が出来ないと分かると平然と打ち捨てるといった行動は、殆ど誰もが半ば無意識のように行っていることではないでしょうか・・。しかし、少し正気に戻って考えてみますと、こうした影響の循環は、まさに地獄絵図のようであると思われるのですが、さて如何でしょうか?


ともあれ、今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。





日本福祉大学

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