ともあれ、この程度までどうにか続けてみますと、1700記事への到達もまた、多少、現実味を帯びてきますが、それと同時に、これまでに蓄積した疲れからくるものであるのか、ある種の「ダルさ」のようなものも少なからず感じられてきます・・。
もとより、これらは私の感覚に基づくものではあるのですが、この「ダルさ」は、当ブログ開始当初には感じられなかったものであり、また、同様に1000記事への到達以前にもなかったと思われることから、やはり、この「ダルさ」は、当ブログが、ある程度の期間継続したことによって生じ、感じられるようになったものであるように思われます。
しかしまた、以前のことを思い出してみますと、当ブログ開始から1~2年程度の頃は、自分なりに生活の中で、効率的に記事作成が出来るようにと努力もしていました。つまり、記事作成が可能になる時間配分を、ほぼ毎日考えていたということになります。
たとえば、遅く帰宅した日は、早めに床に就いて、そして深夜、もしくは早朝に起床し、記事作成に取り組んだりしていましたが、こうした自己に対する配慮の努力は、どうしたわけか、現在ではあまり為されず、ただ「出来るだけブログ記事の作成をしよう・・」といった、まあ漠然としたものになったと云えます。
つまり、以前にあったブログ記事作成に対する「緊張感」のようなものは、皆無とは云えないものの、かなり少なくなったと云えますが、それはおそらく、当初、目標としていた1000記事、そして次の1500記事へと、どうにか到達し、また、以前ほどの記事作成への配慮をしなくとも、どうにか記事作成が出来るようになったという実感を得たことから、「緊張感」が緩み、そのようになったと云えるのでしょうが、あるいは、こうした状態は、たとえ現在でなくとも、いずれ引き締め直す必要があるのかもしれません・・。しかし、以前より投稿ペースは下がっているものの、それでも記事作成自体は(どうにか)継続していることから、現時点では特に考慮する必要はないように思われます。
また、つい先日読了した「ウンベルト・エーコの世界文明講義」は、おそらく、専門家向けの著作ではないと思われますが、そうした中では、ここ最近、私が読んだ書籍の中では出色の出来であるように思われます。そこからまた、当著作からの抜粋引用のブログ記事も作成したいと考えていますが、あるいは、現在のブログ記事作成への緊張が緩んでいる状態においては、こうした書籍からの引用記事を量産するのも悪くないと思われるところです。そして、これについては、かなり以前から検討しているものの、未だ継続的な実行にうつせず、行うのであれば、1700記事に到達することが出来た後に、たとえば、引用記事5:自作記事1程度の割合にて、実験的意味合いも兼ね、とりあえず数カ月程度続けてみるというのは、悪くない試みであるように思われます・・。
そして、ここでの最後に、書籍からの引用を充てようと思います・・。
講談社刊 竹山道雄著 「昭和の精神史」pp.206-207より抜粋引用
「私は未来の自分の運命を考えることはやめよう。
あてのない問いをくりかえすことはやめよう。
結果を考えることはやめよう。
すべての今の刹那をみたしめよ。
今日を今日として迎え送り、明日のための今日とすることを断念せよ。
もちろん将来をめざして積み重ねてゆく現在ではあるけれども、その積みあげてゆくこと自体をもって結果としよう。
これまで私は社会からはとおく、いわゆる先物を買ったり便乗したりしたことはなかったが、これからも、あらゆる意味で先物を買うことはしまい。未来の自分の効果のために設計したり賭けたりすることはしまい。
「どうせ自分に何ができよう」「これこれのすることの意義が分かったらする。それまではやる気がしない」-こうした、私のこれまでの抜きがたかった性癖、それが私に行動を阻止し意力を麻痺させていたものを、できるだけ棄てるようにしよう。
このために私は過去に蒔いたものがすくなかったから、いまわが生の途のなかばに収穫するものとてもすくないが、すくないからとてとりいれずにおくことをやめよう。」
あてのない問いをくりかえすことはやめよう。
結果を考えることはやめよう。
すべての今の刹那をみたしめよ。
今日を今日として迎え送り、明日のための今日とすることを断念せよ。
もちろん将来をめざして積み重ねてゆく現在ではあるけれども、その積みあげてゆくこと自体をもって結果としよう。
これまで私は社会からはとおく、いわゆる先物を買ったり便乗したりしたことはなかったが、これからも、あらゆる意味で先物を買うことはしまい。未来の自分の効果のために設計したり賭けたりすることはしまい。
「どうせ自分に何ができよう」「これこれのすることの意義が分かったらする。それまではやる気がしない」-こうした、私のこれまでの抜きがたかった性癖、それが私に行動を阻止し意力を麻痺させていたものを、できるだけ棄てるようにしよう。
このために私は過去に蒔いたものがすくなかったから、いまわが生の途のなかばに収穫するものとてもすくないが、すくないからとてとりいれずにおくことをやめよう。」
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
メールアドレス: clinic@tsuruki.org
電話番号:047-334-0030
どうぞよろしくお願い申し上げます。