2024年9月20日金曜日

20240919 トクヴィルと19世紀半ばの欧州への興味とブログ記事作成手法について

 先日読了した岩波書店刊 アレクシ・ド・トクヴィル著「フランス二月革命の日々」も含め、昨年末頃から比較的集中してトクヴィルによる著作または関連著作を読んできましたが、その発端は、東浩紀による「訂正可能性の哲学」を読み、その中でトクヴィルへの言及があったことであり、くわえて2022年2月から今なお続いている第二次宇露戦争について、より深く知るために、以前に読んだミネルヴァ書房刊 岩間陽子・君塚直隆・細井雄一による「ハンドブックヨーロッパ外交史」内のクリミア戦争の解説項目にて参考文献として挙げられていた白水社刊 オーランド・ファイジズ著「クリミア戦争」上下巻を読み、トクヴィルの生きた時代と「クリミア戦争」が被っていたことを知り、さらに、それら著作を読んだことから、これまた以前に読み、数年前に興味深いと思い引用記事を作成した岩波書店刊 トーマス・マン著「魔の山」の主要登場人物の一人であるセテムブリーニ氏の背景についての記述や、20年以上前に読んだ同じく岩波書店刊 ロバート・グレーヴス著「さらば古きものよ」内の著者自身の来歴の記述とも関連性が認められたことから、トクヴィルとクリミア戦争を軸として徐々に19世紀半ばの欧州に深入りしていったのだと云えます。

 正直なところ、これまで私はナポレオン戦争以降のフランスでの政権や政体の変遷や欧州全体での同時代の様相をあまり知らなかったことから、さきに挙げた新たに読んだ著作(トクヴィルおよび「クリミア戦争」)について比較的熱心に読むことが出来たのだと思われます。そして、そこからまた興味は亢進して、ここ最近19世紀半ばの欧州について扱ったオリジナルのブログ記事をいくつか作成・投稿してきましたが、それらの記事作成では昨今流行りの人工知能(ChatGPT)を援用しました。私にとってこの記事作成手法は、それまでの記事作成手法と異なることから、未だに慣れませんが、同時に以前と比べますと、多少は感覚あるいはコツを掴んできたのではないかとも思われます。さらに感覚ついでに述べますと、あくまでも私見ではありますが、これまでの記事作成手法は、金属や合金を赤熱させて叩いて成形をする所謂鍛造に近い感覚があり、他方の人工知能(ChatGPT)を用いた記事作成は、溶湯状態の金属・合金を鋳型に流し込む鋳造に近い感覚があると思われるのです。これを言い換えますと、現在作成している当記事は、前者の鍛造に近い感覚があり、意識する限りでは、手本や型となっている文章はありません。他方の人工知能(ChatGPT)を用いた記事作成では、既存の複数ブログ記事から、関連すると思われる文章・記述を素材として抜粋して、それらをブロガーの記事作成欄に並べ、それら全体をコピーしてChatGPTにペーストをして、そこから指示を出して、それら複数の記事抜粋部が溶け合い統合され、そこから重複する内容の記述を削除したり、さらに文章を整えて、どうにか、それらしい文章にしていくのですが、素材とした文章・記述の内容については、事前に、それぞれが統合可能と見込まれた関連のあるものとして認識していることから、ChatGPTによってはじめに統合された文章を眺め、読んでみても、私としては、そこまでおかしな文章ではなく、何となくではあるものの帳尻を合わせることは、そこまで困難ではないと云えます。しかし、作成者側からしますと、やはり現時点では、前者の、あるいは現在用いている鍛造的な記事作成手法の方が乗ってきますと面白くなり、没頭する感覚があり、あるいはそこに私なりの創造が働いているように思われるのです。そして後者の人工知能(ChatGPT)を用いた記事作成手法では、現時点では、抜粋した文章(素材)を並べて人工知能に指示を出して記事を作成していても、面白く、没頭できるといった感覚は希薄であり、あるいは、これもまた徐々に変化していくのかもしれませんが、しかし、今現在にて既に、鋳造で云えば溶湯を流し込み、そして鋳型から掘り出したばかりの研削すらしてしていない未整形状態とも云えるブログ記事の下書き・ドラフトのようなものが150近くあり、これらを時々はぬか漬けのぬか床のように、かき混ぜて、それぞれの概要を想起させるのが億劫に感じられます。とはいえ、それら下書き・ドラフトも、しばらく経ちますと、何かの機会に、その中からインスピレーションを得ることもあると考えますので、現在では人工知能を援用して作成した下書き・ドラフトも出来るだけ作成しておいた方が良いと考えています。ともあれ、このように、読んだ著作についてから歴史への興味、そして、ブログ記事の作成手法へと、自然ではあるものの、脈絡や論理性のないブログ記事になってしまいましたが、これもまた、後で何かの役に立つのではないかといった可能性を信じて当ブログを終えようと思います。
今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!

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