さて、先日来より読み進めている司馬遼太郎著「翔ぶが如く」は、第5巻まで至りました。
第4巻では宮古島島民遭難事件により、さきに挫折した征韓論の代替として征台(台湾)論が
急きょ持ち上がり、そして実際に出兵に至るわけですが、この近代日本最初と云っても良い外地出兵は、そうしたことが不慣れであったことから、戦死者よりも戦病死がはるかに多いという結果に終わるのですが、それと同時に、こうした癖は太平洋戦争まで引き摺っていったとも云えるのかもしれません・・。
また、本日も日中、市街地の大型書店に出向き、いくつかのコーナーで書籍を物色していますと、先日の記事にも述べたウンベルト・エーコ著「プラハの墓地」が再度気になり、手に取って読んでみますと、やはり大変面白いと思ったことから「「翔ぶが如く」を読了後に読んでみよう・・。」と考えるに至りました・・。ともあれ、そこで面白いと思うことは「何故、書籍を手に取りしばらく読んでいると「これは面白い!」という感覚を得るに至るのであろうか?」ということであり、こうした感覚は一体何に起因しているのであろうかということです。
私は立ち読みに関しては多少キャリアを積んできたと云えますが、高校生の頃までは、よく分からないなりに書店にて立ち読みし、単純に面白いと感じた書籍を読んできました。あるいは父親の書斎から面白そうな書籍を勝手に引っ張り出してきては読んでいました。
それが変わったたのは、おそらく、こうした書籍を題材として他者と話すようになってきてからと云えます。とりわけ文系の師匠からの影響は大きかったと云え、さきに出た「プラハの墓地」の著者であるウンベルト・エーコを知ったのも、この師匠を介してであったと云えます・・。
また、そうした視点にて現在記事を作成している自身の傍らにある書棚を眺めてみますと、文系分野の著作のうち民俗学、考古学分野以外の著作については、概ね、その影響の始源にあるのは、この師匠と云えます。
しかしまた、それは「この著作を読んでみなさい。」といったライトなものではあれ要請ではなく、世間話のように「この間読んだ「***」(書籍題名)はとても面白かったけれども、そういえば外国の著述家で**という人が似た主題を扱った「***」(別の書籍名)という著作が大分前にあったけれど、先日読んだものの方が新たな歴史的知見が加味されていて、あとは当時の社会状況も活き活きと伝わってきてとても面白かったですよ。」といった感じであり、それを聞き、私はあまりお金がないなりに神田の古本屋にて、そういった著作を立ち読みし「なるほどたしかに面白そうだ・・。」と感じて購入しては読んでいた記憶があります・・。
これは社会人になってからも同様であり、時折届く師匠からのハガキや、さまざまな論説の別刷りを読み、刺激を受け、そしてもう一つ、今世紀初頭から規模を拡大しつつあったと思われるアマゾンのお蔭により、決して書店が多いとは言えない地方にいながら私は大概の読みたいと思う書籍を手軽に入手することが出来ていました。
おそらく、こうした事情が複合的に作用して私は大学院に進むことを決めたと云えます。また、他にもいくつかの要因がありますが、それでも、先ず初めに人との出会いがあり「ああ、こんな世界もあるのだな・・」と感覚的に分かり、そしてそこから見える方向性、視野にしたがって能動的に書籍を読み続けていますと、そのうちに何かが変わるのではないかと思われますが、如何でしょうか・・。
しかし、こうしたことは、個人個人で背景事情や好みの傾向が異なるため、普遍化することは困難であると思われますが、しかし、それでも各人のこうした行為の集積が今後の情報化する社会においては思いのほかに重要になり、また、その意味から高等教育の果たす意味合いも大きく変わっていくのではないかと思われるのですが、さて如何でしょうか。
今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。
~書籍のご案内~
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
~勉強会の御案内~
前掲書籍の主著者である師匠による歯科材料全般あるいは、いくつかの歯科材料にポイントを絞った勉強会・講演会の開催を検討されていましたら、ご相談承ります。師匠はこれまで長年、大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。
~勉強会・特別講義 問合せ 連絡先メールアドレス~
conrad19762013@gmail.com
どうぞよろしくお願いいたします!
数年前から現在に至るまでの列島各地・特に西日本・九州にて発生した、さまざまな大規模自然災害によって被害を蒙った地域の速やかな復旧そして復興を祈念しています。
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