とはいえ、冒頭で挙げた現在読み進めている「国家はなぜ衰退するのか」の内容は、決して楽観的なものではなく、逆に、現代を生きる我々に迫ってくる、過去の愚かでいたましい歴史の推移が羅列されているようで、読んでいますと徐々に気が滅入ってくるような感覚もあります。そして、この「気が滅入ってくる」とも関連があると云えますが、当著作を読みつつ、さらに現在の先が見通せない世界情勢について考えてみますと、去る9月12日の和歌山での勉強会においても、そうしたことがことが話題になっていたことが思い出され、そこから、この勉強会を主催され、長年お世話になっている人文系研究者の先生に、この「現在の我が国を含む世界の不安定な状況」についての、さらなる見解をお聞きしたいと考え、問い合わせたところ、ご多忙のなか面談時間を頂くことが出来たことから、早速訪問し、対談させて頂きました。そこから、以前より少し観念的な視界がクリアになった感がありましたが同時にまた、その視界とは、未だ精確にピントは合っていないながらも、概観としては、必ずしも楽観視出来るようなものではないことから、昨今の不安定化する世界情勢に対する懸念や不安は少しも減ずることはありません。そして、こうした状況においては何故か、私にブログ記事作成を促すことはなく、数日間なかば呆然としていましたが、その後、いくつかの先日の対談に基づいた対談形式の文章を作ってみたものの、いずれも完成に至っていないのが、ここ直近の一週間であったと云えます。しかしやはり、このあたりでひとつブログ記事を作成した方が良いと思い、考えたのが今回の記事と云えますが、こうして作成してみますと、その時に思い、考えていることを多少は考慮して、出来るだけ正直に述べることが、こうしたブログをオリジナルの文章によって継続する方法であったことが、今さらながらに思い出され、少し恥ずかしく思いました…。
そして、今後も先述した未完成の対談形式の文章に手を加えて、出来るだけ速やかに投稿の予定です。最後に、今回もまた、ここまで読んで頂きどうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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