さて、昨日投稿分の記事もまた、思いのほか多くの方々(150人以上)に読んで頂きました。読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。また、そこから、記事にて述べられていたような時折忘れてしまいそうなことを、さまざまなカタチにて示し続けることが、人文社会科学系学問の一つの存在意義ではないかとも思われました。それ故、人文社会科学系学問のなかでも、とりわけ思想・哲学といった、ある意味、原始的であるにも関わらず面倒くさいと一般的に思われがちな学問とは、やはり無視してはいけないものであり、特に無宗教と云える我が国社会においては、宗教に代わる何らかの意味合い・価値もまた、いくらかはあるのではないかとも思われますが、さて如何でしょうか?
とはいえ、そうしたことは、あらためてここで再説・力説するに相応しいものでもなく、どちらかといえば、さりげないカタチにて表出する方が良いのかもしれませんが・・。
また、ここまで書いており不図思い起こされたのは、日本神話の素戔嗚についてです・・。この原初的な我が国男性像の象徴とも云える神は、それまでの経緯もあるのですが、ともあれ、神の居ますところでの度重なる暴行(到底合理的とは云いかねる行動)により天照大神の怒りを被り、人間界に追放され出雲に降り立ち、そして面白いことに今度は人間界にて八岐大蛇退治や植林、木材用途の指定(これは遺物に基づく考古学的知見とも多く符合する)といった、いわば合理性に沿うような英雄的とも云える活動を行うに至るのです・・。
そこから、この一連の神話に対してもまた、昨日投稿分の記事にて述べました、アンビバレントもしくは絶対矛盾的自己同一といったコトバが適応し得るのではないかと思い起こされた次第です。
さらに、この素戔嗚の子孫達が代々出雲および周辺地域一帯を治め、そしてその中から我が国の国技である相撲の始祖とされる野見宿禰、さらに後代には学問の神様とされる菅原道真が輩出されたのです・・(これは以前のブログ記事においても題材にしましたが。)。
こうした一応確からしいとされる史実・伝承からもまた、さきと同様にアンビバレントもしくは絶対矛盾的同一性といったコトバが抽出され得るのではないかとも思われますが、さて、如何でしょうか?
しかしながら、他方で、さきほどよりこのような着想にて記事を作成している自身ではあるのですが、同時にその自身とは、先日来より、ある程度硬質な国際政治学の著作を読み進めているのです・・(苦笑)。
そして、これもまた一種のアンビバレントと評し得ることであるのかもしれませんが、しかし同時に、この方向にて、その辺りにまで自身の着想について遡上してみますと、そこが現在の自身の文章能力の限界であるのか、そこから先はどうも上手く文章化することが出来ないようです・・(苦笑)。
今後も書き続けることにより、果たして何らかの進歩といったものはあるのでしょうか・・(笑)?
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
近年、列島各地にて発生した地震・大雨・水害・火山噴火といった大規模自然災害によって被災された諸地域の復興を祈念しています。
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