その後、歯科技工士専門学校では、そこまで多く英語を学ぶ必要はありませんでしたが、その次に歯科生体材料学分野の大学院生となってからは、以前の投稿記事にて述べましたが、毎週水曜日の午前8時から、研究室の教授、院生と元院生で現在他科の助教や医員となっている先生方が参加する、英論文の輪読会が行われていました。
私も研究室の院生として、それに参加することになったわけですが、初めて自分の番が回って来た時はとても緊張していました。教授をはじめ先生方としても「コイツは歯科技工士で文系の修士を持っているとのことだが、果たして英語はどの程度できるのか?」といった思いがあったのではないかと察せられます。他方、私の方は学部時代は部活動に明け暮れ、その後、ホテル勤務となってからフロント業務での必要から、休日や夜勤明けに、当時丁度普及してきたDVDで映画作品を英語字幕で観てチンタラ勉強しつつ、それを糧として実際に業務にあたっていましたが、特に問題はありませんでした。そして、その次の文系院生時代は、冒頭に述べた通りですが、さらに付け加えますと、当時は比較的外国人留学生が多かったことから、彼らとのやり取りはリングワ・フランカである英語で行われていました。そうした中で、私は以前に業務で自分なりに学んだ話し言葉の英語を用いて彼らとの交流を試みましたが、私以外にもう一人、英語で堂々と留学生達に話しかけている院生がいました。それが、さきの投稿記事の輪読会を行い、院生自主研究発表会を始めた友人でした。ともあれ、このような変則的とも云える英語学習経験を持つ私に研究室の輪読会での番が回ってきて、その部分を音読し、続いて、その和訳を述べますと、一通りを聞かれていた教授が「うん、大丈夫だな・・。イケるな。」と云われたことが思い出されます。そして、その同年冬にはポスター発表でしたが、海外での学会発表を初めて経験しました。
こうして「輪読」をトピックとしてみますと、上記のようなことが思い起こされますが、しかし、それらの輪読の経験から、私は言語について何らかの「知恵」のようなものが身に着いたようにも思われますが実際のところはどうなのでしょうか・・?
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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