ともあれ、そのためには今後130の新規投稿を要するわけですが、そのように考えてみますと「先は長いな・・」と暗澹たる気持ちになってきますが、同時に、これまでの経緯から考えてみますと「これまでの継続に要した努力の約10分の1程度にて、それが達成出来る」と考えてみますと「それではやってみようか・・」といった比較的前向きな心持ちになってきます。「何でも気の持ちよう」とは申しますが、これについては、たしかに納得出来ます・・(笑)。
さて、先日来からブロガー、ツイッターでの閲覧者数、インプレッションが増加しましたが、それに加えて最近の「夏バテ」気味の状況から、新規での記事作成が思うように捗らず、徒に机上の書籍を読んだり、動画にて解説番組などを観ていても、なかなか着想は訪れず「ええい、ままよ!」とばかりに、先刻より何かしら書き始めたわけですが、そのわりには、意外と文章は進み、さらに何を書こうか、ここに来て徐々に定まってきました・・(笑)。
本日の首都圏もやはり夏日で暑かったですが、さきほど帰宅し、偶々手に取った埴輪など古代の土製副葬品の写真集(「日本の原始美術6 埴輪」)を眺めていますと、大映によって1960年代に制作された一連の「大魔神」作品が思い出されました。映画「大魔神」シリーズは、人里離れた辺鄙な場所にあり、周辺の人々から「武神さま」として畏れ、祀られてる古代甲冑姿の埴輪様(よう)の石像が、領土の侵略などによって地域が争乱状態に至ると、突如として憤怒の表情にて動き出し、平和を乱した側の勢力を完膚なきまでに叩き壊し、その後、武神像は生命が抜け、砂のように崩れ去るといった結末が概ね共通したストーリーと云えますが、この「大魔神」は、同じ時代に制作された特撮怪獣ものと比べますと、人気や知名度がイマイチと云え、また、ゴジラのように現在に至るまでシリーズ作品が(海外なども含め)制作されることもなく、無名ではないものの、多少マイナーな作品であると云えます・・。その理由は、やはり石像という設定ではあれ「埴輪」という実際の歴史上の遺物様(よう)のものが生命を持ち動き出し、憤怒の表情で破壊の限りを尽くすというモノガタリは聊か「重い」からであるように思われます・・・
この「武神像」こと「大魔神」のモデルになったものは1936年制作のチェコスロバキア・フランス合作映画「巨人ゴーレム」とされており、この作品は現在、動画サイトにて視聴可能です。とはいえ、その物語を16世紀頃の我が国を背景として、埴輪様(よう)の石像に置き換えたことは秀逸であると云え「あるいは当時(16世紀頃)何らかの機会に出土、発見された古代の遺物に対し、当時の人々はどのような思いを抱いていたのだろうか?」と考えさせられます・・。(「扶桑略記」に記された銅鐸(宝鐸)出土の様子が思い起こされます。)
そしてまた、現今の世界規模で不安定な情勢のなか、あらためて「大魔神」が映画化されたら面白いように思われます。ストーリーとしては、近年のグローバル化を背景として、国内某所に大規模遊興施設が建設されることになり、整地を行っていると、未だ知られていない大型の古墳と共に巨大な武人像埴輪(舞台が九州か山陰であれば石像でも良いかもしれません。)が発見されるが、工事を急ぐ建設業者および、その国内外での利害関係者が、それらをないものとしようとはかるが、地元メディアあるいは同大学研究者がそれに気付き、それらの文化財としての保護を求めて追及するが、業者、利害関係者はそれに応じず、かえって口封じのために脅され、生命の危機すら感じさせる状況に追い込まれてしまう。そうした中、メディア、研究者側の家族の誰かが、早急な建設進行のため、破壊を待つ古墳および武人像埴輪像のもとに行き、あやまり、そして家族の安寧を願うと、突如として武人像は動き出し、建設業者や利害関係者のもとに出現して破壊の限りを尽くして恐怖のどん底に突き落とし、消えてゆき、その結果として、不自然なカタチで大規模遊興施設の建設は中止となる。
といったハナシの筋であり、内容的にはベタであると思われ、また大手町の将門塚にまつわるハナシとも類似するかもしれませんが、昨今の不安定な情勢の折に、そうした作品を制作するのは、あながち悪くないように思われるのですが、さて、いかがでしょうか・・。
*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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