2018年2月20日火曜日

20180220 右往左往・揺れている状態が創造や進化を齎す・・?

気のせいであるかもしれませんが、先日900記事の投稿を越えて以降、多少閲覧者が多くなったように思われます。また同時に、昨日投稿分の記事に関しても、それに関連する主題を扱った既投稿記事が相対的に多く読まれていたことは、大変に興味深いことであり、そして幾分か気が引き締まる思いがします・・。

たかだかブログの記事ではありますが、そうした反応を認識出来ますと、作成側としても『もっと良い記事を書いてみよう』とごく自然に考えるようになり、それがまた継続的な記事作成にも繋がると云えます・・。

その意味で、これまでに繰り返し述べてきたことではありますが、この一連のブログ記事とは、自身の努力のみでは決して継続することは出来なかったと云えます。また、おそらく大半のある程度の期間継続しているブログの背景にもまた、何かしらこうした事情があるのではないかと思われます。

そして、そのことを念頭に置き考えてみますと、自身が以前に行っていた歯科材料学分野での一連の実験作業においてもまた、何かしらのそうした背景事情があったのではないかとも思われるのです・・。ともあれ、一連の実験作業、具体的には試料作製・実験・測定・各種分析作業のなかで最も面倒であったのが実験・測定であり、自身の場合多く行ったのはせん断接着試験というものであり、これは試料を冶具に固定し、圧縮引張試験機にかけ、その接着強さを測定するというものですが、これを一つの試料ずつ、数百個以上行うのは、少なくとも自身にとってはかなり面倒な作業であり、これを書いて思い出しただけでも若干ゲンナリしてくるくらいです・・(苦笑)。

くわえて、その結果データから何かしらのモノガタリを見出すことが困難であることも多々あり、その原因について試行錯誤し、そして、そこから新たに改良を重ねていくといった行程の中にこそ、何かしら創造性と云えるものがあったのではないかと現在では思われるのです・・。

また、別言しますと、このさまざまな試行錯誤そして改良とは、固定化された既存の方法論らしきものがあるわけではなく、さまざまな方々の意見を自然に汲み適宜実施されるのですが、この段階においては、それら試料が秘めた物理的な事実は分からず、その取扱いに右往左往しているのですが、まさにこの右往左往・揺れている状態こそが、ブレているのではなくて、試行錯誤を行っているのであり、たとえ優柔不断と見えようとも、それは事実の解明に向かい進んでいる状態であると考えます・・。

おそらく、こうした状況とは、傍目には決してスマート・格好良いものではありませんが、確立された方法論が存在しないところでの創造的活動とは、概してそのようなものではないかと思われるのです・・。そして、そこに表層的なカッコ良さ、小ぎれいさを求める、見ようとする方々はおそらく創造や進化といったものを何か違うモノであると考えているのではないかとも思われるのです・・。

そして、あるいはそれが前世紀後半から経済成長を遂げた我々の社会が現在において(本当に)忘れてしまった点ではないかとも思われるのことが時折あるのですが、さて如何でしょうか?

*微細な振動を与え続けることにより物質は熱を帯びるということは、なかなか普遍的な現象であるのかもしれません・・(笑)。

ともあれ今回もここまで読んで頂きまして、どうもありがとうございます。

近年
、日本列島各地にて発生した地震・大雨・水害・火山噴火なといった大規模自然災害によって被災された諸地域の復興を祈念しています。


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