本日は複数の著名とされている先生からお電話を頂き、かなり驚きました。
こうした種類の対人での緊張感とは昨今なかなか経験することがなかったため、あるいは電話での応対の際、かなり『あやしげ』であったのではないかと思われます・・(苦笑)。
メールでのやりとりであれば、概ね大丈夫であると思われるのですが、やはり実際の対人応接能力に関しては慣れておくことが重要であることを再認識しました・・。
その意味において、昨日投稿のブログ記事にて書いた『医局・講座』は、始終何かしらの人がいる環境であることから、たとえ臨床を含まない基礎講座においても、ある程度、多岐にわたる対人応対能力は自然に修練そして保持されるのではないかと思われます・・。
またそれは他の理系の研究室とも微妙に異なり、さらに文系の研究室とも大きく異なるといえます・・。
(医療系においてもバラつきは少なくないかもしれないが)
ともあれ、自身としては、最も居心地が良かったと思われるのは、自由度が極めて大きかった文系院の研究室であり、また、おそらくこれが自身の学問に関しての原風景・刷り込みであったのではないかと考えます。
それ故、のちに歯系院の講座に所属することになった当初の自身とは、かなり浮いた変な存在であったのではないかと察せられます・・(苦笑)。
そしてまた、そのことから周囲の方々に対して色々とご迷惑をおかけすることもあったのではないかとも思います・・。
しかし、そこで大変偉いと思うのは周囲の先生方であり、そうした(異様な存在である)私に対し特に頭ごなしに型に填めようとするのではなく、何となく、自然に講座に馴染むような接し方をしてくださったように思われるのです
(あるいはこれも一種の地域性の発露であるのかもしれません)・・。
とはいえ、もう少しこれを考えてみますと、自身が属した講座とは、一般的な見地から何らかの意味で『変わった人』が多く、そのことから当時のこの講座とは、そうした方々が集まってくる『何か』があったのではないかとも思われるのです・・(笑)。
そして、そこまで書いておりますと不図思い起こされるコトバは大分以前に文系の師匠が仰った『教育者の本当の力量というものが如実にあらわれるのは、時折いる良くも悪くもの規格外の学生等に対する伸び代へのアプローチとその後でしょう・・』というコトバであり、そして今になり振り返ってみますと、たしかに、この師匠のもとにも、どうしたわけか、多少変わった方々が多く集まっておりました・・。
また、同様に文系院においても、よく議論を交わした方々と連れ立って質問を携え度々訪問した先生もまた、現在に至るまで、時折いるこうした種類の(変わった)院生に慕われているとのことです・・。
私はこうしたことを的確に認識出来るような感覚およびその感覚の洗練とは、きわめて重要ではないかと考えるのですが、さて如何でしょうか・・?
とはいえ、今回もここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。
昨年より現在に至るまでに発生した一連の地震・大雨・水害等の大規模自然災害により被害を被った地域における諸インフラの復旧・回復そして、その後の復興を祈念します。」
2017年8月29日火曜日
20170828 医局・講座制の今後の持続(発展)可能性について思ったこと・・
本日のブログ記事投稿により総投稿記事数が730となります。
これも、あまり区切りの良い数字ではありませんが、これにより、とりあえずの目標としている800記事まで残り70程度となり、さらに現在のペースにて記事作成を継続することにより2カ月以上3カ月未満にて、この目標に到達することが出来ます。
そのように考えてみますと、先は長いようですが、同時に、このようにして書き続ける以外に良い方法があるとは思われないことから、おそらく今後もしばらくは書き続けることになると思われます・・(苦笑)。
さて、以前に投稿したブログ記事において大学の学部・研究科により、その単位となるグループ組織の名称およびその背景文化が大きく異なると述べましたが、その中でも特に医療系(医科・歯科)にて古くから存在する医局・講座制とは、かなり独特な組織ではないかと思われます・・。
これに類似しているものを挙げるとすれば、それはあくまでも想像ですがヤクザの世界ではないかと思います・・(笑)。
また、我が国では以前より医局・講座を舞台とした小説、ドラマ、マンガなどが少なからず存在しておりますので、もしかするとヤクザの抗争ものの映画と同様、男性を主とする組織の権力闘争とは、観客として見る分においては、少なくとも、つまらないものではないのかもしれません・・(苦笑)。
・・とはいえ、であるからといって自身は医局・講座が悪いものであるとは決して考えません。
むしろ、ある程度専攻する研究分野が決まっているのであれば、その研究分野に最も近いことを主として研究してる医局・講座に属するということは、研究の効率的な進展のために望ましく、またその際に否応なく生じる上下関係などは、仕方がないというよりも当然のことではないかと思われるのです・・。
しかし、その点において文系学問での博士課程においては、全般的にもう少しフラットな自由競争に近いものであり、自身の努力・才覚如何によっては(面倒な)上下関係など飛び越え、早々に学位を取得し、研究者として就職することも可能であるとのことです・・。
以上の見識から(ある程度確からしい)結論を出すことなどは到底できませんが、それでも大きな傾向として思うことは以下のとおりです。
医療系をはじめとする(臨床)技術を基礎に置く理系学問分野においては、特に古くからの徒弟制度的な機能が(ある程度)組織にて担保・保持されていないと、その機能を媒介として更新継承され続けてきた(臨床)技術にくわえ、その機能が文化としての役割を果たし為されてきた医療倫理あるいは哲学などの更新継承が絶えてしまう(形骸化してしまう)のではないかと思われるのです・・。
私見としては、今後、医療介護などを包括するような大学外の講座(学外講座)といったものが実質を伴い増加することにより、大学および外部医療機関双方の持続(発展)可能性が強化されるのではないかと思われます。
そしてまた、そうした環境に何らかのカタチで文系の人間を合金、セラミックスの成分設計における微量元素の添加にように少数放り込んでおくと時折面白いことが生じる(こともある)のではないかと思われます・・(笑)。
そして、逆もまた同様であるかもしれません・・(笑)。
ともあれ、今回もここまで興味を持って読んで頂きどうもありがとうございます。
昨年から現在までに発生した地震・大雨・水害といった一連の大規模自然災害によって被災された地域の諸インフラの復旧そして回復および、その後の復興を祈念します。」
登録:
投稿 (Atom)