他方、以前より読み進めている国際政治学の著作が、残り数十頁ではあるものの昨今の体調不良のため若干停滞気味ですので、とりあえずはこれを読了し、そして著作文中にあった面白い記述を抜粋引用しブログ記事としてみたいと考えています。
この著作を読むにあたり、近年、国際政治学関連の著作を読んでいないため、それなりに苦労しつつも読んでいますと、これまで知らなかったことが種々書かれており勉強になります。また、あくまでも感覚的なことではありますが、一つに我が国の社会全般において不足しているのは、こうした種類の認識ではないかとも思われるのです・・。
つまり、『ある程度シリアスに世界が我が国をどのように見ているか』といったことですが、おそらく明治時代以前の我が国とは、それを気にせずに、ある程度までは充足していた社会であったことから、それが本来の姿であるのかもしれませんし、また、その時代においてはたしかにそれで良かったのかもしれませんが、しかし現在とは、たとえ社会全般がさきの本来の姿に戻りつつあるとしても、その一方では、さまざまな情報が国際レベルにて日常的に行き来している社会でもあるのです。
つまり新聞・テレビなどに頼らなくとも、インターネットにより、ある程度精確に、その国の傾向・特徴(民度も)などが分かってしまうのです。しかし、そうであっても通常では考えられないような行動をしてしまうことが、自身をも含む我が国全般としての特徴ではないかと思われるのです・・。
そして、それがそうしたことを論点として他国より指摘・糾弾されますと『内政干渉だ!』とばかりに反論をするのは、それこそ論点をずらしているのではないかと思われるのです・・。
こうしたことは、さまざまなことに適応することが出来ると思われるのですが、特に強く感じるのは我が国の一部のアイドルやアニメに対してです・・。
自身はそれを憎むわけではありませんが、たしかに一面において我々日本人には、ある種の本能に基づく欲求をあまり隠すことなく、そしてアイドル・アニメなどといったカタチとしてその欲求を何かしらの文化にまで洗練・昇華した気にはなっているものの、傍目にはその本質は何ら変わっていないといったことが往々にしてあるのではないかと思われるのです・・。
本能に近い原始的な欲求に基づいた文化コンテンツばかりが(まさに)商業的に量産され、また、そうしたものが何の違和感もなく・憚ることもなく社会に受け入れられ、繁栄している社会・国とは、やはり傍目から見ますと、少なくとも尊敬に値する文化水準にあるとは見做されないように思われるのですが、さて如何でしょうか?
それでも私は自身と同様、今後の我が国に期待しています。
現在までに列島各地にて発生した、もしくは今現在も継続している地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模自然災害により被害を被った(被っている)諸地域の安全そして復興を祈念しています。
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昨年暮に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック』
ISBN978-4-263-46420-5