そして、そうしたいわば硬直化を防ぐための効果を持つのが「議論」ではないかと思われるのです。議論での論争により、その論旨が徐々に明らかなものとなり、また論点を理解するためには、当然といえば当然ですが、それまでの過程、文脈を(音声・記述問わず)言語にて記録したものが必要となります。あるいは異言しますと、現代を生きる我々が、古代の人々が述べたさまざまなことを知り、理解することが出来るのは、こうした記録があることによると云えます。
つまり、これは先日の引用記事の内容とも関連するのでしょうが、古今東西を問わず、そこで記録・遺されたもの(事物)の内容を、それぞれを認識しつつ比較検討をくわえ、さらに他の分野での知見や考え方を視座として、それら事物について考えてみますと、またそれまでとは異なった新たな見解、考えなども生じるのではないかとも思われるのです。
そしてそこで、ハナシは冒頭の二引用記事に戻り、こうした異なった意見、見解などでの議論が行われるからこそ、広く世の中にて生じている時代の推移が社会全体に感知され、そして、それを原動力として徐々に、より大きな時代の相(フェーズ)のようなものが変化していくのではないかと思われるのです・・。
その意味から現在の我々の社会はどのような状況にあると云えるのでしょうか?
今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
メールアドレス: clinic@tsuruki.org
電話番号:047-334-0030
どうぞよろしくお願い申し上げます。