2017年7月8日土曜日

20170707 学術・職種連携の新たな可能性について・・

いくつかの研究分野において時折ダブル・ドクターといった方々に出くわすことがあります。

これは医療分野においては概ね、医師・歯科医師双方の免許を保持しているということになり、さらにトリプルとなると医師・歯科医師・獣医師の三つの免許を保持しているということになりますが、残念ながら自身はこれまでにそうした方にはお目に掛かった、聞いたことがありません・・(笑)。

また医療分野以外でのダブル・ドクターとは概ね、博士号を二つ取得されていることを意味し、これは数少ないながらもこれまでにお目に掛かったことがあります。

加えて、博士号を三つ取得されたトリプル・ドクターとは、さらに稀ではあるものの、世の中におられるようであり、実際に一度だけお目に掛かったことがあります。

一方、世の中には修士号を二つ取得されたダブル・マスターといった方々もおられるようであり、聞いたハナシによりますと、税理士国家試験の科目免除のため、これら(法学・経営学修士)を取得された方々が少なからずおられるとのことです。

そうしますと、この税理士国家試験の科目免除を目的としたダブル・マスターとは、資格取得といった実務的な意味合いが強いことから、冒頭に書いた医療分野におけるダブル・ドクターに幾分近いのではないかと思われます・・。

一方
、そうではなくて、あまり関連性がないと思われる研究分野もしくは実務的意味合いを見出すことが困難なダブル・マスターそしてダブル・ドクターもまた、一体どのような経緯にてそのように至ったのか、少なからず興味を抱かせます・・(笑)。

また他方、今後、在宅での医療の需要、必要性が高まりつつある我が国社会の中で特に増加するのではないかと思われるのが看護学・社会福祉学あるいは口腔衛生学・社会福祉学といった組み合わせでのダブル・マスターあるいはダブル・ドクターを取得された看護師・歯科衛生士・社会福祉士もしくは介護支援専門員(ケア・マネージャー)ではないかと考えます。

こうした方々が社会にて増加し、活躍できる場がより多くなることにより、我が国の医療・介護分野とは現場・臨床レベルから充実し、より一層緊密な医療・介護の連携が可能になるのではないかと思われますが、さて如何でしょうか?

あるいはこれを別言すると、一般的に女性が多いとされるこれら職種間における(女性特有の)自然発生的な連携とは、学際性を望みながらも、タコツボ状態をなかなか解消できないでいる我が国の男性に対し、新たな学際領域および、そこでの具体的な活動(連携)の在り方が提示される可能性があるのではないかということになります。

そしてまた、その在り方(多職種連携の仕組み・パッケージ)が、高齢化先進国と称される我が国が、新たに世界に対し誇ることが出来る文化となることを願う次第です。

ともあれ今回もここまで興味を持って読んで頂き、どうもありがとうございます。

先日より九州北部にて大雨が降ったと聞いております。

そして、これによる被害が出来る限り少ないことを願います。


また、昨年から現在に至るまでに生じた一連の熊本、山陰東部、福島県周辺での地震によって被害を被った地域の出来るだけ早期の諸インフラの復旧、そして、その後の速やかな復興を祈念しています。