2018年5月16日水曜日

20180516 不図した契機で調べることと知識全般の急激なインフレについて

時折、人と話し、後になって何かしら啓示を受けたかのように、その会話に出てきた『あること』について調べだすことがあります。おそらく、そうした行為態度は以前からあり、また以前の方がより頻繁であったように思われます。

とはいえ、それもインターネットそして、その携帯端末であるスマホが登場することにより、こうした知識に対する渇望は以前に比べかなり減衰してしまったのではないかと思うことがあります・・(苦笑)。【以前に比べ、経時的にある知識に対する渇望が増大することは顕著に少なくなってきたと云えます。これは年齢によるものもあるとは思われますが、それよりも、さきに述べた状況の変化の方がより大きく作用しているのではないかと思われるのです。】。

これら機器が存在しない時代は、手始めに百科事典で調べたり、あるいは、調べるためにわざわざ図書館や書店に出向くといったこともありました。そのように考えてみますと、インターネットの普及前後では、我々が即座に認識できる知識の量が数値的に計測、比較することが困難な程に大きく変わったと云えます。

その結果として知識全般の急激なインフレともいえる状況を我々は認識し、そこに端を発し学問・知識の府である大学そのものに対し、今後の在り方が問われているのが昨今の状況と云えるのではないでしょうか?

くわえて、奇しくも15世紀欧州における活版印刷の普及が当時の教会、大学に及ぼした影響もまた、さきに述べたことと類似する様相があったのではないかと考えます。

さて、そこでハナシは冒頭に戻り、先日頂いたメールから不図、これまであまり接することがなかったスペイン内戦(1936~1939)について少し調べてみようと思い立ちました。これまでに自身がスペイン内戦で知り得ていたことはパブロ・ピカソ作の絵画『ゲルニカ』、ジョージ・オーウェル著『カタロニア賛歌』程度であり、この著作は在鹿時代に読みましたが、その内容は概ね忘れてしまっているため、もう一度本箱から探して読み直してみようと思います。また、さらに古書にてスペイン内戦を扱った概説書を見つけようと、アマゾンのサイトにて関連書籍を物色していますと、今度は1973年のチリのクーデターに関しての書籍がいくつか出てきましたので、商品の説明を読んでみますと、これらもまた、大変興味深いと思われてきましたので、こちらも機会があれば是非読んでみようと思うに至りました。

おそらくこうした歴史についての勘(少なくとも論理的とは云えないことから)らしきものを働かせる行為とは、思いのほかに重要であり、また、ある程度そうした行為を継続していますと、非科学的であり、よく分からないのですが、ともあれ何らかのカタチで洗練、上達していくのではないかとも思われたのですが、さて如何でしょうか・・(笑)。

ともあれ、今回もまたここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

数年前から現在までに日本列島におて生じた、あるいは現在も継続している大規模自然災害によって被害を被った、被っている諸地域のインフラの回復、その後の復興を祈念します。


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