先日投稿のブログにて書きました通り、やはり移動をしていますと、ブログ記事の題材となる、さまざまな想念などが、比較的よく生じるようであり、今回の記事作成に関しても、身体的に少し疲れ気味でありつつも、何かしら書いておこうと、先ほどから作成を始めた次第です。また、当記事の作成後に、いくつかのメッセージや文章を作成する必要がありますが、本日に関しては、どうしたわけか、この夜半を過ぎた時刻であっても、あまり気落ちせずに記事作成が出来ています。
あるいは、昨日からの和歌山への訪問によって多少活力が戻ったのかもしれません・・。そういえば2012年以来、概ね半年毎に和歌山市を訪問させて頂いていますが、市内の閑散とした様子は、総じて年を追う毎に強くなり、今回の短い滞在であっても、やはりそれを感じました。
しかし他方で、和歌山市は、その南の紀三井寺・海南方面や、東の紀ノ川上流(吉野川)方面からの自然豊かな環境の大気が流入する地域であるためか、何と云いますか、大気に自然の薫りが濃厚であり、まさしく「空気が美味しい」と感じられる場所であると私見ながら思います。
そして、その大気の薫りは、南紀のそれとも相通じるものがありますが、南紀の方がより野性的で、自然の薫りが濃厚であるように思われます。そして、そうした環境の中でしばらく在住していますと、コンラッドの「闇の奥」にもあったように、こちらの内面の方に何か変化が生じるのではないかと思われるのです。
私の場合、そうした環境にて、読書や勉強の延長のような活動を何となく続けていたことが、その後に意外と大きな影響を及ぼしたのではないかと思われるのです。そして、その後の和歌山市に在住した人文系の院生時代では、それまでではないほどに書籍を読み、それは、たしかに面倒なこともあり、また辛いと感じることも度々ありはしましたが、それでも全体としての和歌山市での人文系の院生生活は、読書や議論など体感を通じて学ぶことが出来た、大変有益で充実した期間であったと云えます。
あまり人から聞くことはありませんが、人文系での大学院修士課程で自分が扱ったテーマ、およびその周辺領域については、かなり強く記憶に残るものであると思われます。
実際に私も、当ブログ開始当初の頃「何をテーマにブログ記事を作成すれば良いか・・。」と考えて、修士論文の一部に加筆した文章を幾つかに分けて複数のブログ記事として投稿していました。
これは、以前に書籍や資料をあたって調べた情報を、脈絡とまとまりのある文章(修士論文)にしたものに、あらためて加筆をしてブログ記事にしたということになりますが、ここで大事であると思われるのは、以前に、自らの手で、ある程度精魂を込めて作成した文章がデジタル情報として、比較的気軽に読むことが出来るようになっていたことであると思われます。
そして、そうした気軽に閲覧可能な自らのの作成した文字情報(ブログ記事)が、ある程度蓄積しますと、それらの蓄積したブログ記事が、自らの記憶を参照する際の補助機能(データベース?)を持つようになるのではないかと思われるのです。これは先日の2000記事到達以前から度々思っていたことですが、これについては未だ明文化出来る状態ではありませんが、また以降、こうしたことも考えて、ブログ記事を作成出来ればと考えています。
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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