しかし、そうした記憶に基づきブログ記事を作成している私としては、ある意味「ネタの鉱脈」とも云える「記憶」は、当然であるのかもしれませんが、日常的に顕在しているわけではありません。これらの記憶は(私の場合)何らかの契機により励起され、顕在化するといった性質があります。
以前に述べたことではありますが、こうした契機とは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と同様、事前に分かるようなものではなく、突如として訪れるような性質があると云えます。そして、私の場合は、2013年以降、PTSDのような症状に見舞われることが何度かあったため心療内科を受診したことがありました。そしてしばらく経ち、徐々に寛解していったのか、さきのようなことは少なくなりました。しかし同時に面白いことは、この2013年以降から、さきの症状と類似したような経緯で、ある事柄に関する自らの知る知見が突如として意識上に顕現するといったことも生じるようになりました。これは喩えるならば、火山の噴火や河川の奔流のような、いわば「勢い」といったイメージのものであり、これがしばらく続きますと、そこから更なる顕現化を求めるためであるか精神的に苦しくなってきました。それが2014・2015年の頃であり、そうした様子を見かねたのか、これまでに当ブログにて述べました複数の方々からの「何か書いた方が良いよ」というアドヴァイスになったのだと思われます。
そしてそこから、現在に至るまで10日のうち6日以上は当ブロガーにて記事更新を行ってきましたが、それによって「救われた」と実感することは、残念ながら、これまでのところありません。しかし同時に、どうにか8年以上にわたり当ブログを続けることが出来ていますので、影響力の多寡などは考慮せずに、自らのためとして、もうしばらくは継続した方が良いのではないかと思われるのです。
とはいえ、自らのためであっても、実名にて公開する文章を作成することには、今なお、少なからず緊張感があり、あるいは、そうした緊張感を持って文章を作成するための練習となっていたのが、書籍からの引用記事であり、また対話形式の記事であったのだと思われます。
そして、そうした練習・助走期間を経て、前述しました2013年以降からの「ある事柄に関する知見が、突如として意識上に顕現する」を「機に応じた私なりの反応」と、いわばポジティブなものへと変換し、そしてブログ記事作成のため着想としたのが、一連の当ブログでの自らによる記事の多くに当てはまることと云えます・・。
しかし他方で、こうしたことは思いのほかに一般的なことであるようにも思われてきましたが、実際のところはどうなのでしょうか・・?
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
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どうぞよろしくお願い申し上げます。