2020年9月5日土曜日

20200905 丁度思い出した2013年この頃のこと

一昨日の投稿記事は、書籍からの抜粋引用ではありましたが、おかげさまで比較的多くの方々に読んで頂けたようです。これを読んで頂いた皆さまどうもありがとうございます。


また、本日の首都圏は、日中は気温も上がり、この時季らしい蒸し暑い1日となりましたが、夕刻から雨が降り始め、強弱を繰り返しつつ、現在にまで至っています。とはいえ、この降雨は九州方面ではさらに強いとのことです。九州地域に住んでいる皆さまにおかれましては、過日の大雨と現今の新型コロナウィルス感染症により、良い夏とは云えず、さらに今回の台風もまた、注意を要する状況であるとお察ししますが、出来るだけ被害が軽微であることを願っています。

そういえば、どこかにしまった手帳には記しているはずですが、私が2013年に鹿児島を発ったのは、丁度今頃でした。当時乗っていた空色のボロ車に、家財道具を載せるだけ載せて発ったその日に、どうしたわけか桜島が大規模な噴火を起こし、私の車は灰にまみれて九州を北上しました。夕刻頃に本州入りし、そこから日本海側のルートにてさらに東に進みました。目的は出雲大社に参拝するためでしたが、出雲市に着いたのは22時前頃であったと記憶しています。とはいえ宿泊所を決めていなかったことから、何件かのビジネスホテルで宿泊の可否を訊ねてみましたが、どこも満室とのことで断られてしまいました・・。

その後しばらく経って思うことは、灰らしきもので汚れ、荷物を満載した他府県ナンバーの軽自動車から降りて来たサンダルに短パン、Tシャツ姿の色黒で坊主頭の人に宿泊の可否を訊ねられても、あまり積極的に部屋をご提供したいとは思わないのが、通常に近い感覚であるのではないかということです・(苦笑)。

しかし、当時の私は、そうしたことを全く考えず(どうにか)学位を取得出来たということによって、語義通り、かつてない程に昂ってたのです・・(苦笑)。

たしかにここは、現在においては(少し)笑いを誘うところではあるのですが、しかし、そこに至るまでの経緯から考えてみますと「そうなっても仕方がない・・。」要素もまた、(少なからず)あったのではないかと、現在においても思われるところです・・。

そして、夜半過ぎにようやく出雲大社のごく近くにある旅館とも云えるビジネスホテルにて部屋を見つけ、6畳1間の和室に落ち着くことが出来た。部屋は新しくはなかったものの清潔であり、風呂やトイレもまた同様でした。丸1日、車を運転した疲れから、その日は少しだけPCを開いてメールチェックなどを行いましたが、その時、どうしたわけかフェイスブックにて友達申請が1件ありました。この方は以前の投稿記事にも出てきましたが、実習で受け持った学生さんの一人であり、また、2012年の暮れの週末、鹿児島中央駅駅前で恒例の散歩をしていると突然声をかけて来られた方でもありました。うまくコトバでは説明できませんが、声が特徴的であり、また一種、特徴的な眼差しを持っており、それは、これまでの関東や和歌山では、お目に掛かったことのない種類のものであったと云えます。

ともあれ、その時に不図思ったことは「あの2012年暮れ頃あたりから、私の精神は徐々に持ち直していったとも云えるから、あるいは若いながらも、この学生さんの「セヂ」は高いのかもしれない・・。」ということであり、そこで直ぐに承認させてもらいました・・。

翌朝、8時頃に目を覚まし部屋を出て階下のホテルロビーの食事・喫茶コーナーに行ってみると、白い着物に袴を穿いた和服姿の方々が何人か席に座り、新聞を読んだり、談話をしたりしていました。そうした中に突然、短パン、Tシャツ姿の坊主頭で若いとも云えない輩が現れたのは、やはり異様であり、私もコーヒーを飲みつつ、手にしていた文庫本を読んでいますと、和服姿の方々の一人から「失礼ですが、どちらから?」と聞かれた。そこで「鹿児島からです。」と答え、喫茶コーナーの外向き窓から見える私の灰まみれの鹿児島ナンバーの車を指さしました。すると「はあ、それは大変でしたね。それで今日はどうするのですか?」と、さらにと訊ねて来られた。私は「ええ、今日は大社に参拝してから、さらに東に進もうと考えています。」と返答すると「そうですか、それはよくおいでなさいました。道中お気をつけて。」と云われ、私はその方を含む和服姿の方々に軽くお辞儀をしてから読書に戻り、そしてコーヒーを飲み終え、部屋に戻った。薄々勘づいていましたが、この方々は、その和装から大社の神職(社家)であったのだと思われます。

しかし、自身としては、こうした経験ははじめてであったため強く印象に残ったのだと思われます。また、同日のその後に、当時の私が「昂っていた」状態を示すようなハナシがあるのですが、それはまた機会を見つけて、出来るだけ近日中に書いてみようと思います。

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5

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