2022年11月19日土曜日

20221118 しばらく引用記事を作成していて思ったこと(思い出したこと)

おかげさまで昨日投稿分の引用記事は、投稿翌日としては、かなり伸びました。これを読んでくださった皆さま、どうもありがとうございます。また、ここ最近数日間は、波に乗ったのか、自らの文章による記事作成を試みることもなく、そのまま引用記事を作成していました。先日、司馬遼太郎について書かれた著作を読み、またその文脈を確かめるために、司馬遼太郎自身による文章、あるいは、その著作への評価などが書かれた他の文章を読んでいますと、面白いことに、何やら思考が動き出し「あるいは、この記述とも関連があるのではないか?」などと思い出すようになり、そしてまた、他の著作へと手を伸ばしていくのです・・。

そのため、現在、当ブログを作成しているPCが置いてあるデスクの上には、かねてよりのものを合わせて、15~20㎝ほどの高さに積まれた書籍が5つほどある状態となっています・・(苦笑)。ともあれ、そうしますと、やはり私は司馬遼太郎の著作には何か特別な思い入れがあるのかもしれません・・。また、それと併せて今回の件で面白いと感じたことは、先日、加藤周一による「日本文学史序説」下巻内にある、三島由紀夫と司馬遼太郎について書かれた記述を思い出し、その箇所を開き、引用記事の作成を試みましたが、その際に、引用部のみならず、ほかの記述も知らず知らずのうちに読んでしまっていたことです・・。

思い返してみますと、この加藤周一著「日本文学史序説」上下巻は、私にとって印象深い著作の一つであり、当著作を購入したのは2012年の鹿児島在住の頃でした。とはいえ、その当時はなかなか、こうした比較的硬質ともいえる他分野(人文系)の著作を読む活力や元気はなく「どうにか学位取得にまで至ったら、その後じっくりと読んでみよう。」と積読状態にて放置していました・・。

そして、その翌年、どうにか学位取得にまで至り、帰郷の後は就職活動をしながらアルバイトをしつつ生活をしていましたが、この時期に至り、比較的熱心に読んでいた著作が、さきに述べた在鹿児島時代に積読状態であった「日本文学史序説」上下巻でした。やがて、当著作は英訳版が刊行されていることを知り、こちらはたしか全三巻でしたが古本にて購入して、これらもまた自分なりに熱心に読んでいた記憶があります・・。

ほかにも加藤周一の著作は、以前から読み続けており、納得出来ない見解の記述などもしばしばありましたが、全体としては、その記述の明晰さに惹かれていたと云えます・・。

そしてまた「このような文章は私でも作成出来るのだろうか・・?」と思うことも度々あり、そうした経緯もあってか、当ブログ開始当初の頃は特に当著作(「日本文学史序説」上下巻)からの引用記事が多かったのだとも思われます。

そのように考えてみますと、去る2012年に当著作を購入し、そして翌2013年9月に学位取得に至り、帰郷してから当ブログをはじめる2015年6月までの2年に満たないほどの期間、この「日本文学史序説」上下巻)を日本語・英語版にて読んでいたことが思い返され、そして、さきに述べた同著作内の三島由紀夫と司馬遼太郎について書かれた記述も、どうにか機に応じて思い出されたのです・・。

書籍からの引用記事であっても、ある程度継続していますと、時には引用した記述が、丁度同時代での世間の出来事と何やら興味深い関連性を示すことが時折ありますが、あるいはそうしたことの背景には、現時点の私には理解出来ないものの、何らかの摂理といったものがあるのでしょうか?

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部


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