2018年3月5日月曜日

20180305 短期間と長期間での読む著作分野の変遷が同一であることに必然性・節理などはあるのか?

本日の首都圏は気温は比較的暖かく、あまり寒いとは感じませんでしたが他方で風雨が激しく、嵐のようであったと云えます・・。そのような中、長い時間外出していたため、鞄の中に入れていた現在読み進めている国際政治学の著作は濡れて波打ち、現在暖房の下で乾かしています・・(苦笑)。とはいえ、本日もまた多少電車内にて読み進み、ここにきて丁度東アジア情勢の記述に至り、我が国についての記述も頻出したため興味深く読むことが出来ました。

しかし、それはたしかに興味深くまた、同時に『ある程度』という括弧付きではありますが、我が国社会についての正鵠を射た記述も少なからずあると思われるのですが、その一方で、そうした記述を読んでいますと、当著作は前世紀末に刊行されたものであるにも関わらず、それに対して概ね知的な反応が為され得ず、そしてまた、そこから現在に至るまで、あまり変化していないようにも思われる我が国の社会とは、『どうかしていのではないか・・』とも考えさせられるのです・・(笑)。

また、他方では、主にマスメディア主導によると思われる(擬)日本文化翼賛運動らしきものが繰り広げられているのを見聞しますと『1930年代の我が国もまた、このような感じであったのではないか・・?』と不図、考えさせられるのです・・(笑)。

そして、そうした考えがある程度明瞭に脳裏に浮かび、発動し始めそうになりますと、この国際政治学分野の著作を読み進めることに嫌気がさし始め、我が国の古代史あるいは民俗学関連の著作などに自然と手が伸びるようになるのです・・(苦笑)。

さて、こうした、ある程度短期的な手を伸ばす著作分野の流れを、あらためて文章化してみますと、それがまさしく自身20代後半での読む著作分野の変遷と同一であることが分かり、そこに何かしら自身にとっての必然性・節理らしきものがあったのではないかとも思われました・・。

とはいえ、かつて20代後半の頃、何故、我が国の古代史そして、それに関連・付随するとも云える民俗学関連の著作を読み始めたのかと思い返してみますと、それは以前にも当ブログにて述べましたが、はじめての西日本での生活を通じて、自分が母国の民俗文化についてほぼ何も知らないことを痛切に感じ、そして同時に、それ(古代史・民俗学)を自分なりに書籍・文献等を通じて理解・解明していく営為の構造とは、それまで行ってきた国際政治学を含む欧米的な視座に基づく人文社会科学系学問のそれにも近いことに気が付き、そうした背景・起因により、ごく自然にはじめられたものでした。

とはいえ、
このように考えてみますと、毎回のように思うことは、あるいは自信がないだけであるのかもしれませんが『自身は何であれ確かな知識体系といったものを保持しているのだろうか?』ということであり、これは未だになかなか分かりません・・(苦笑)。
そして、いつの日か分かる時が訪れるのでしょうか?
いや、あるいはこういったものは回遊魚の様に活動し続けることによってのみ、辛うじて、そうした知識体系を保持出来ているという自意識を保つことが出来るのかもしれません・・(苦笑)。

また、そのように考えてみますと、現在継続しているこのブログとは、一体自身にとって、そして読んで頂いている皆さんにとって何なのでしょうか・・(笑)。

ともあれ、どの分野の方であれ、もし興味があれば、こうした外国人の著者による国際政治学あるいは国際関係論などの著作に述べられている、我が国に対する見解・認識などはしばしば穿っていると思われるものがありますので、御一読されると、なかなか面白いかもしれません・・。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

近年よりこれまでに日本
列島各地において生じた、あるいは生じている地震・大雨・水害・火山噴火などといった大規模自然災害によって被災された諸地域の復興を祈念しています。


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