また、ブログ記事に関しては、昨日投稿分の記事も比較的多くの方々(130人程度)に読んで頂けました。これを読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。
さて、以前のブログにて少し触れましたが、医療機関において人文社会科学系学分野の勉強会の開催を希望される場合は、分野にもよりますが、出来る限り対応させて頂きます。
しかしながら、この分野での勉強会とは、市場経済的なものとして扱うことが困難であると思われることから敢えて、ご案内等は作成・掲示はしません。
そして、もしご興味がある場合は自身のメールアドレス:clinic@tsuruki.orgまでご連絡頂ければと思います(アットマークを半角英数に変換してください)。どうぞよろしくお願いいたします【その他ご要望などに関しても応じることが出来るものは出来るだけ対応いたします】。
さて、人文社会科学系ということで多少関連があるのかもしれませんが、現在読み進めている国際政治学の著作下巻は100頁近くにまで至り、おそらく明日には半分程度まで行くのではないかと思われます。以前にも書きましたが、こうした著作とは読み始めがかなり面倒であるのですが、ある程度まで理解しつつ読み進めますと、その後は思いのほか楽に読むことが出来る傾向があるように思われます。そして、この傾向は、いくつかの長編小説とは、また若干異なるのではないかと思われます。
感覚的な意見ではありますが、ある種の長編小説とは、こうした人文社会科学系の比較的硬質な著作よりも読み進めることが困難ではないかと思われます・・。
具体的には、かねてより当ブログにて取り上げたトーマス・マン著『魔の山』であるとか大西巨人著『神聖喜劇』といった著作は、苦労して読了にまで至りますと、その書籍を読んでいなかった当時の自身とは、わずかではあるのかもしれませんが同時に有意に違った自身になっていることに気が付くのではないかと思われます・・。
そして、こうした経験を苦労と共に与えてくれる著作が所謂名著とされるのではないかと考えます。くわえて、こうした読書経験を持つことが出来る時期とは、人により多少の偏差はあるのかもしれませんが、自身の経験に基づいて述べますと遅くとも30代半ばぐらいまでではないかと思われます・・(それ以降は感性の柔軟さが損なわれるように思われる)。
またそれは、おそらくさきの人文社会科学系、特に教養系の勉強会においても同様であると思われ、おそらく医療機関などにおいて文学・思想などをテーマとした勉強会が開催されることは、皆無とは云えないにしても、相当稀ではないかと考えます・・(特に我が国の場合)。
おそらく、こうした人文社会科学系とは、何と云いますか理系・自然科学系学問とは異なった種類あるいは手法による知の蓄積が要求されるのではないかと思われます。そして我が国社会においては多分に理系・自然科学系学問の種類・手法による知の蓄積が重視されるのではないかと思われますが、同時にこの種類・手法による知の蓄積とは、現在進行形で発展を遂げているコンピューター・人工知能とも類似・被る部分が多いのではないかと思われます・・。あるいは、それは合理的(普遍性を目指した)な思考回路であるのかもしれません・・。そして、そのように考えてみますと、先日来のブログ記事にて述べました絶対矛盾的自己同一やアンビバレントなどといった考えとも、多少は関連があるのではないかとも思われてくるのですが、さて如何でしょうか?
【それでも、合理性・普遍性とは、かなり重要であるとは考えますが・・おそらく、それだけではダメであるのかもしれません・・。】
今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
昨今、列島各地にて生じた、あるいは生じている地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模自然災害により被災された諸地域の復興を祈念しています。
~書籍のご案内~
昨年師走に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック』
ISBN978-4-263-46420-5
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