また、このことを文章とする際に想起されたのが、2012年の公開作品「桐島、部活やめるってよ」のラストシーン近く、スポーツ万能でイケメンの同級生から「何で映画を撮るの?」と聞かれ、オタクキャラで映画部員の高校生が「時々、自分たちが作っている映画と、好きな映画とが、どこかでつながっていると感じることがあるんだ。」と返事をするシーンであり、果たして、このシーンと、冒頭の私の経験との間に、ある程度、普遍的に通じるものがあるのかと考えてみますと、その科学的な証明は困難であると思われるものの、他方で、感覚的には「全くないとは云い切れない。」といった感じをも受けます・・。
そして、この映画作品「桐島、部活やめるってよ」が思い出されますと、それに次いで、DVD化された当作品を観た頃の記憶が想起されてきますが、それは鹿児島在住の最後の時期であり、また、精神的に滅入っていた時期でもあります・・。しかし、そうした時期であっても、週末の天文館から宇宿までの散歩は行い、また、しばしば映画作品をDVDでレンタルして視聴していました。それでも、あの時期に、そうした「気晴らし」のようなものがなければ、おそらく更に大変であったのではないかとも思われます・・。
ともあれ、この「桐島、部活やめるってよ」は、滅入っていた当時の私に何故だか響いたようで、これを観て以来、また徐々に色々と動くようになり、そして、どうにか学位審査にまで辿り着く出来ました・・。いや、しかし、この滅入っていた時期のことを思い出しますと、それ以外にも思い出される出来事がいくつかあり、具体的なそれらは、2012年の秋から2013年の春くらいまでの期間でのことであり、また、そのうちの一つは、当時の自分としては、それなりに衝撃的な出来事であったのですが、しかし、ここまで文章を連ねてきて、あらためて思い出されたことは、これまで(どうにか)継続している当ブログの出発点の一つは、この出来事にあったのではないかということです・・。
そう、去る2015年頃に相次いで周囲の方々から「何か書いてみてはどうか?」と勧められても、何かしらの文章を作成するためには「どこに対して書くか」といった、いわば、文章作成の「視座」が前提として必要であると云えますが、私の場合、その「視座」となるものの原型が見出されたのが、さきに述べた衝撃的な出来事からであると云えるのですが、しかし同時に、そうした出来事とは、客体化した文章として著すのが著しく困難であるように思われるのです。とはいえ、ここまで文章として作成することが出来たこともまた、以前と比べますと、それなりの進歩ではあると云えることから、今後もまた、機会を見つけては、これを主題としてブログ記事の作成を行いたいと思います。
ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!
順天堂大学保健医療学部
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
*鶴木クリニックでのオペ見学につきましても承ります。
連絡先につきましては以下の通りとなっています。
メールアドレス: clinic@tsuruki.org
電話番号:047-334-0030
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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