2018年2月13日火曜日

20180212 メタ認知の仕組み・構造が変わる時には・・

以前より感じていたことではありますが、これまでに投稿した記事の中で、現在に至るまで継続的に読まれている記事がいくつかあります。

それらを読んで頂いている方々が、どのように読んで頂いているかは分かりませんが、これからも引き続き、長く読んで頂けるような記事を出来るだけ多く作成することが出来ればと考えています・・。

さて、そうした記事の一つが先月1月16日投稿分の『最近よく聞いたコトバから思ったこと:『メタ認知』から』であり、これは比較的細々とではありますが、現在に至るまで継続的に読んで頂いている記事と云えます。

そして、その中で述べられている『世界規模において近現代とは、機械・技術の進化発展により、我々をさまざまな身体を酷使する労働から解放するのと同時に、さきに述べた『メタ認知』の糧となる物理的な経験の機会が減少していったとも云い得ます。』は概ねその通りであると考えます。

また、それにくわえ、近年しばしば聞くことがある『インターネットの進化発展により文系学問はその存在価値を大きく減じた。』という意見を重ねてみますと、あくまでも自身の見解ではありませんが、たしかにそういった意見が出て来てもおかしくはなく、ある意味それは自然な流れでもあり、そして、そうした方々が増えることにより、既存の学問分野に包摂されない、また新たな学問分野が生じてくるの可能性もあり、あるいは、その他の流れとしては、四年制大学と専門学校双方の養成課程が併存している医療・介護系資格養成機関の四年制大学化の強化といった流れが生じる可能性もあるのではなかかということです。

そして、ここからは個人的な見解になりますが、現在、その活躍の場が増えつつある歯科衛生士に関しては、各都道府県に歯科大学・歯学部、看護学科・学部もしくは社会福祉介護系学科・学部との併設の学科、学部にて定員30~50名ほどで新設しても特に悪い影響は生じないのではないかと思われます【設立母体はそれぞれ地域の事情を考慮し国立・公立・私立・官設民営・半官半民とさまざまであって良いと思います】。

また、もう一つの歯科系職種である歯科技工士に関しては、まさに現在、進化発展を遂げているコンピューターと関連付けられたさまざまな切削加工技術により、その職務内容が大幅に変容しつつある時期と云えます。

そのため、その養成機関(概ね縮小気味)においてもさまざまな模索が為されているのでしょうが、いずれにしても、この職種が現在のままで継続していくことは一面においては我がことながらかなり少ないと思われます・・。

そして、この昨今の歯科技工士を取り巻く状況は顕著な具体例であると云えますが、こうした周辺技術の進化発展あるいは技術革新などにより、既存のメタ認知の仕組み・構造が大きく変化する、せざるを得ないことがあります。こうしたことが生じる他の要因とは、たとえば異なった文明との接触であるとか戦争の敗北などがそうであると云えます。

こうした時期とは、おそらくオセロにて盤上の色が大きく変わっていくように、さまざまな価値観・常識がたて続けに変化していくのではないかと思われます・・。

その意味で、我が国の太平洋戦争敗戦直後の時期とは、おそらくこのメタ認知の仕組み・構造が急激に変化した、せざるを得なかった時期であり、そして現在もまた、今世紀以降あたりからのコンピューター技術の進化発展により、敗戦直後に比べれば漸進的ではあれ、そうしたメタ認知の仕組み・構造の変化が世界規模にて進行している時期であると云えます。
【おそらく明治近代化もそうであったと思われる。】

そして、この現今進行しつつあるメタ認知の仕組み・構造の変化とは、おそらく、あまり我が国を利することはないと思われるのですが、それをどうにか良い方向へ舵を切るための一つの方策が、さきに述べた各都道府県での四年制歯科衛生学科の新設であり、あるいは医療・介護系の各コ・メディカル職種養成機関の統一的な四年制大学化(それらは当初、学士編入をある程度大々的に行った方が良いと思われる。)であると考えるのですが、さて如何でしょうか?
【総合的な意味で医療・介護立国を目指す。】

そして、やはりそのためには、社会全般に、ある程度人文社会科学系の学問が根付いている方が望ましいのかもしれないが・・しかし、そのように考えてみると、それは前世紀後半の我が国高度経済成長期における工業も同様であったのかもしれない・・。

ともあれ、今回もまたここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

昨今、
列島各地において生じた地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模な自然災害により被害を被った諸
地域の復興を祈念しています。



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