本日は久しぶりに文系院時代の知人と割合長時間にわたって話す機会を持つことができました・・。
そのため、その対話から惹起した考えを本日分の記事主題にしようと思いましたが、その一方、昨日分の投稿記事も思いのほか多くの方々に読んで頂けたことから、本日はその続きを書こうと思います。
本日の対話の記憶はまた熟成?された後に題材にします(笑)。
そこで我々は「あそこの日本人グループに飛行機は何時に飛ぶ予定か知っていますか?」と聞いてみようと内輪話をはじめた矢先、我々に話しかけてきた人がいた・・。
「もしかして君たちは***学会に参加する方々ですか?」
それはスーツ姿の若干細身の壮年男性であり、また、その口調は明瞭であり、若干高めの関西イントネーションが入ったものであった。
我々のうちの一人が、おそるおそる「はい、そうですが・・もしかして先生も***学会に参加されるのですか?」と尋ね返すと
「ええ、私も参加者です。どうやらジョグジャカルタ行きの***便は遅れているようで、さきほどまで色々と聞いて廻っていたのだけれど、君たちはこの便が何時頃飛ぶか知っていますか?」とのことであった。
それに対して「はい、実は我々も同じ***便に搭乗予定なのですが、このフライト予定時刻が知りたく、周りに聞いてみようと思っていたところなのです・・。」
「はあ、なるほど、お互いにフライト予定時刻を知りたいところなのですね・・それは困りました・・。」
そしてほんのしばらく沈黙のあと、おもむろに一人の現地人と思しき身なりのキレイな青年がこの男性に近づき、英語で何かを話しかけた。
その内容はこちらまでは明瞭に聞こえないものの、どうやら飛行機のフライト予定時刻に関することのようであった・・。
この会話が終わり、青年が手を振って別れたあと、さきほど話しかけてきた男性は我々の方に向かい「君たち安心してください、今聞いたところ、空港側からの最新の情報によると、あと1時間程で我々が乗る予定の***便はフライトするとのことです。」と云い足早にまたどこかに去って行った・・。
「あと1時間で飛ぶのか・・この情報は信頼して良さそうですね・・。」と一人が云うと別のサイエンス系に詳しい先輩が当初いぶかしげな声で「・・・あの顔、どこかで見たことがあるなあ・・。」と、しばらく考えてから、思い出したように「・・そうだ!多分今の先生は**大学の**先生だ!去年の***学会の招待講演で来ていた先生で、再生医療ではかなり有名な先生だ・・いやあ、すごい人に話しかけられたな・・。」と感激を交えて語った。
それを聞いた私はあまり事情に通じていないことから、ただ、スゴイ先生に話しかけられて、出発予定時刻まで分かったということで満足したが、後になり他の便で来られ現地にて合流した同じく事情に詳しい別の先輩院生に**先生について尋ねてみると「なに!君等空港で**先生に話しかけられたの?それはスゴイな・・!」とのことであり、やはりスゴイ先生であることが分かった次第です・・(苦笑)。
ともあれ、その後約1時間程待ったのち、飛行機は無事に離陸し、1時間程のフライトで目的地のジョグジャカルタに到着した・・。
時刻は既に夜となっていたが、空港では学会が開催される大学側から迎えの車が待機して頂いたことには感激した。
到着時刻が遅いということもあり、我々は空港から泊地であるホテルに直行したが、その途中の街並みは日本のそれとはまた違った感じで明るく賑やかであった・・。
ホテル正面入り口には検問所らしきものがあり、入場する車両を一台一台検査していた。
この光景から不図、この時持参していた小説「影の獄にて」を原案として映画化した大島渚監督「戦場のメリークリスマス」の一場面を思い出した。
ともあれ、ホテル到着後、我々は早々にチェック・インを済ませ、用意して頂いていた夕食代わりの軽食を食べ、明朝の朝食会場に行く時刻を決め、各自の部屋に入り休むことにした・・。
この日はこの日で、なかなか刺激の多い一日でした・・。
*続きはまた後日書いてみようと思います・・。
ここまで興味を持って読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。
昨年2016年に熊本、山陰東部、福島県周辺を襲った地震により被災された地域の出来るだけ早い諸インフラの復旧、そして、その後の復興を祈念しております。」
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