2017年10月26日木曜日

20171025 ある書籍から別の書籍に読み遷る理由について・・明日以降の新たな試み

A「以前読了した『銃・病原菌・鉄』と同著者ジャレド・ダイアモンドによる『昨日までの世界』を先日から読んでいます。

この著書はさきの『銃・病原菌・鉄』と同様に大変面白いのですが、個人的な興味を基準として評価しますと現在読んでいる『昨日までの世界』の方が幾分興味深いといえます。

その理由とは、こちらの著作に記されている内容の方が、より多く、かつて自身が専攻した地域学、民俗学といった学問分野に近いと思われるからです。

それ故、この著作を読んでいますとフレーザー著『金枝篇』に記載されているような民俗風習の事例が散見され興味深く、さらにそうした手法を我が国の民俗風習の理解、解明に応用した著作ともいえる岡正雄大林太良編『異人その他』は、参照するために頁を広げたところ、こちらの著作の方がさらに面白く感じられるようになり、ひとまず『昨日までの世界』を置き『異人その他』をあらためて精読してみることにしました・・(笑)。

こうしたあちこちに飛び移るような読書の手法とは、あまり良いものではないのでしょうが、しかし、興味が新鮮であり気分がノッている時にその著作を読み込むということは、ある程度まで年齢が行き、体力に任せ書籍を読み込むことが困難になってきた場合においては、少なからず有効な手法ではないかと考えます。

さて、この『異人その他』著者岡正雄によると我が国の民俗文化全般とは、列島外の北・西・南より、いくつかの民族がそれぞれの文化を携え列島に渡来し、それが時代の経過と共に積層し、さらにそれらは列島内部においてもさまざまな要因によって反応をし、活性化したり衰退化したりし、そしてそれが列島各所の地域性の基層となり、現在に至っているということになります。

そしてその具体的な渡来してきた各民族およびそれらが持つ文化の特色を述べているのですが、これを考察する際において冒頭に挙げた著作『昨日までの世界』とはかなり有効ではないかと考えるのです・・。

そして、その考察を行うための土台として『異人その他』にて述べられている各民族について明日以降、少しづつ書き進めてみようと思います・・。

また、これは自身のブログとしては新たな試みであり、どの程度まで継続出来るか多少不安ではありますが、とりあえず明日以降しばらくはこれを題材として書いてみます。

今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

昨年より現在に至るまでに日本列島各地にて発生した一連の地震・大雨・水害等の大規模自然災害によって被害を被った諸地域のインフラの復旧・回復そしてその後の復興を祈念しています。

先日から新たに噴火をはじめた新燃岳周辺の方々の御無事も祈念しています。」







0 件のコメント:

コメントを投稿