やはり、バッグなども普段使用しているものから突然変えると、何か違和感を覚えるようですね・・(苦笑)。」
B「・・はあ、求職活動での外出となりますと、背広を着ていたということになるのですか?」
A「・・ええ、そうでしたが、それが何か?」
B「うん、背広を着ている時はやはり一般的にはビジネスバッグというか、手提げカバンを用いますので、それはまあ、仕方ないのではないでしょうか?
あるいは、求職活動時の緊張によって肩が凝ったのではないですか?」
A「・・ああ、たしかにそういった要素も多少はあると思います。
しかし私のこれまでの経験から、この肩凝りの原因とは、求職活動時の対人的な緊張によるものよりも、慣れない手提げカバンを持ち、ある程度の時間歩いたことに大きく因るのではないかと思います・・。
このあたりは体感、実感的なことですので、客観的にうまく立証することは難しいのですが・・(苦笑)。」
B「まあ、それはAさんがそう仰るのでしたら、そうであると思いますが、それでも求職活動時で背広を着用している際、デイパックを背負うのは、やはり少し似つかわしくないような気がするのですが・・。」
A「・・ううむ、それはどうでしょうか?
たしかに首都圏のサラリーマンの方々などを見ておりますと、そうであるかもしれませんが、大学、特に理工系の分野では学生も教職員もデイパック率が高いように思います。
ですからそれはBさんが仰るほど特異でないとも思います。
また、さきの求職活動において私がデイパックでなく、手提げカバンを用いたことには、一種そうした首都圏の傾向を私が何となく感知したことに因るのかもしれません・・(笑)。
とはいえ、より広い視野で考えてみますと、背広にデイパックとは、そこまで特異なことではないように思われますが、どうでしょうか・・?」
B「・・たしかに理工系の先生や学生はデイパック率が高いかもしれませんね・・。
では、それはどのような理由に因るものなのでしょうか?」
A「・・これはあくまでも推測ですが、理工系の学問においては特に合理性を求める傾向が強いと思います。
そして、この傾向を携帯するカバンの種類に適用してみますと、デイパックの場合、荷物を持ちながらも両手が空いているということが合理的と認識するのではないでしょうか?」
B「はあ、そうですか・・。
しかし、ひと口で理工系といいましても工学部、理学部それに加えて農学部、医学部、薬学部、歯学部、看護学部などと様々あると思いますが、それらの中においても同様な傾向が認められるとAさんは考えるのですか?
そして、それがもしわからないのであれば、文系諸学部のそれと共にデイパック使用率を調べてみるとなかなか面白いいかもしれませんね(笑)?」
A「ああ、それはたしかに面白い試みですね(笑)。
また、それに関連して考えてみますと、降雪地帯ではさきほどの理由により、手提げカバンよりもデイパックを日常において用いる可能性が高いのではないかと思われます。
あるいはまた、こうしたことは、男女といった性差においても随分異なってくるのかもしれません。
そして、そうした学問分野のみならず、地域、世代、性差などといった要素に基づいて調査してみますと、なかなか面白く、何かが見えてくる可能性もあるかもしれません。
B「・・ええ、それはたしかに面白いかもしれませんね。
また、同時に海外においてはそうした事情はどうなっているのでしょうかね?」A「なるほど、そこまで考えてみますと、それはまたそれで面白いかもしれませんね・・。
しかし、それはいいとして、こうした携帯するバッグ種類の傾向を調べて得られた結果のデータとは、一体どのような役に立つのでしょうか・・?」
B「・・そうした調査とは、何も目先の何かに対して役立つから行うというわけでなくても良いのではないでしょうか?
また、どのような学問分野においても基礎研究とは大体そういったものではないでしょうか?
昨今の社会的傾向とは、実学重視であるといいますが、一方において実学と虚学?との明瞭な境界線、マージンラインなどといったものは実際に存在するのでしょうか?
また、もしも、そうしたものが実際に存在するのであれば、それを平易な表現を用いて説明して多くの方々に納得して頂くことは可能なのでしょうか?
加えて、そうした現在の我が国における実学重視という価値観および傾向も、今後割合簡単に変わってしまうことも充分に考えられるのではないでしょうか?
そして、そうであるからこそ、実際その時代に存在した様々な傾向を資料、データとして残すということには、多くの映像資料などと比べてみても、勝るとも劣らない大きな価値があるのではないかと思います・・。
また、まさしくそこに、さきほどいいました基礎研究の価値があるのではないかと思いますが・・。」
A「・・そうですね、結果的に日の当たりやすい実学的な研究分野において大きな成果を上げられた研究者の方々の多くもまた、基礎研究の価値、重要性を説かれますね・・。」
B「ええ、ですから多分、自らの内面から湧出する知的好奇心を堰きとめたままにしておかないということが大事であるのではないかと思います・・。
また、そうした好奇心とは、当初において即物的な実利と結び付かなくとも、何かしらの形で研究、探求し続けるのが良いのではないかと思います。」
A「・・はあ、なるほど、それでしたら私が現在継続して書いている一連のブログにもそういった要素があれば良いのですが、最近はどうもよくわかりません・・(苦笑)。
ですから、今の私にできることは、とりあえず書き続け、また求職活動を続けることではないかと思います・・。」
「一連の私のブログ記事を興味を持ち読んでくださっている方々、どうもありがとうございます。
皆様のお陰でとりあえずここまで書き続けることが出来ております。
現在大変困難な状況でありますので、この状況から助けていただきたく思います。
どうぞよろしくお願いします。」
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