2020年4月17日金曜日

20200417 記事作成の環境と住環境の快適さについて【絶対矛盾的自己同一?】

直近の2日間は書籍からの抜粋引用を充て、また、双方共に比較的多くの方々に読んで頂いていたことから、本日も書籍からの抜粋引用にしようと考え、その著作も決めていましたが、このあたりで自身の文章による記事を作成しておかないと、また少し鈍ってきてしまうと考え、本日は自身の文章にて記事を作成することにしました。

ブログ記事の作成を含めて、こうした多くの人に読んで頂く、公開を前提とする文章の作成は、その「波」(なみ)と云いますか「間」(ま)に乗ることが出来ないと、なかなか上手く書き進むことが出来ないようであり、おそらく、これが文章作成の要諦であると考えます。

とはいえ、この文章作成の「波」や「間」にどうすれば比較的容易に乗れるのかと考えてみても、今現在その効果的な方法は見出されていません。あるいは、他の書籍を読んでみることが、その一つの方法であるのかもしれませんが、これについては、記事作成のためPC机に座る以前から行っていることであり、自身については既に込々であると云えます。

また、その日にさまざまな経験があると、たとえ、その経験を題材としてなくとも、比較的容易に文章作成の「波」や「間」に乗れるようであり、そのように考えてみますと、実際の経験であれ、読書であれ、何らかの精神に対する特徴的な刺激があった日については、滑らかなキーボードの指の運びとなる傾向があると云えます。

その意味においては、やはり刺激の多い都市部の方が自身にとっては相対的に、こうしたブログ記事の作成には適していると云えるのではないかと考えます。とはいえ、現今の首都圏・千葉県市川市の状況は、さまざまな報道番組が伝えている通りであり、そしてまた今後もしばらくは予断を許さない状況とのことです・・。その意味において、現今状況下での記事作成は、自身にとっては多少苦しい・面倒くさいものであると云えますが、そうであっても、この程度まで書き進めることが出来ているのであれば、それは全く問題はない範囲内であると云えます。

また、ハナシは変わり、ここに来まして、かなり久しぶりに、常時投稿記事下段に掲載しています、勉強会・講演会のご案内へのお問合せを頂戴いたしましたが、これらにつきましても、現今蔓延している新型コロナウィルス感染症のため、しばらくは速やかな対応が困難になると思われます。しかし、これが収束しましたら、是非、対応させて頂きたく思いますので、ご連絡頂けましたら、その点(日程等について)も踏まえて対応させて頂きますので、ご興味御座いましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

くわえて、ブログ掲載情報について言及したついでに述べさせて頂きますと、こうした外部講師による特別講義や医院・法人内勉強会につきまして、対応させて頂くことが可能な科目は医学系・歯科医学系・人文社会科学系と多岐に渡りますので、何らかのご要望が御座いましたら、それも併せてお伝え頂けましたら、出来るだけ対応させて頂きたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そいいえば、つい先日「ブログは5年間続けると大爆発が起きる」と聞きましたが、それについては、今後、約2か月後あたりに検証できると思いますので、少し留意しておこうと思います(笑)。自身としては、これが多少なりとも貨幣的価値を持つようになるか、あるいは自身がこうした文章作成により、いくらかの収入を得られるようになれば良いと考えており、さらに、こうしたことを述べたついでに書き添えますと、1年の半分程度を西日本の比較的温暖な地域(出来れば九州が良いです。)に住み、残り半分をここ千葉県市川市に住むことが出来るようになれれば、さらに申し分ないと考えていますが、こうした希望は贅沢なものなのでしょうか・・。

また、そのように考えてみますと、さきに述べたブログも含む文章作成については、首都圏など都市部在住の方が好都合であり、一方、生活環境としての快適さで考えると、温暖な西日本が良いということになりますが、これはこれで双方の経験者としては、それなりに筋が通っていると思われるのですが、さて、皆様はこうしたことをどのようにお考えになるでしょうか?

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

日本福祉大学

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2020年4月16日木曜日

株式会社草思社刊 ジャレド・ダイアモンド 著 倉骨 彰 訳 「銃・病原菌・鉄」上巻pp.367-373

株式会社草思社刊 ジャレド・ダイアモンド 著 倉骨 彰 訳
「銃・病原菌・鉄」上巻pp.367-373
ISBN-10: 9784794218780
ISBN-13: 978-4794218780

『病原菌の視点で感染症を分析するのはこれくらいにして、人間の側に立って感染症にかからないためにはどうしたらいいかを考えると、いまいましい奴らは全部やっつけてしまえ、というのが結論である。たとえば、この目的を実現するために、人間の身体は病気にかかると発熱する。われわれは、発熱をたんなる「病気の症状」と考えがちであるが、人間の体温調節には遺伝子が関与しており、偶然に上がったり下がったりするものではない。病原菌によっては、人間の身体よりも熱に弱いものがある。われわれの体は、体温を上げることで、自分たちが病原菌によってやられる前に侵入した菌を焼き殺そうとするのである。

 感染に対する人間の体のもうひとつの反応は、免疫システムの動員である。人間の体では、白血球などの細胞が侵入した菌を探し出して殺そうとする。いったん感染症にかかると、その病原菌に対する抗体が体内に出来て、同じ感染症に再度かかりにくくなる。しかし病原菌の種類によっては、抗体が長続きしない。誰もが知っているとおり、インフルエンザや風邪に対する抵抗力は一時的なもので、人は何度もインフルエンザにかかったり風をひいたりする。その逆に、麻疹、風疹、百日咳、天然痘などについては、一度感染して抗体が出来てしまうと、終生免疫が体内にでき、そうした病気には二度とかからなくなる。ワクチンはこの原理を逆手に取ったものである。死んだり弱められた病原菌株をわれわれの体に接種して、実際に病気になることなく、その病気に対する抗体(免疫)をつくらせるのである。

 ところが、病原菌によっては、われわれの体の免疫防御をもってしても侵入をふせぐことができないものがある。そうした病原菌は、人間の抗体が認識する抗原と呼ばれる部分を変化させ、人間の免疫システムをだますのである。インフルエンザがしょっちゅうはやるのは、抗体の部分がちがう新種のインフルエンザウィルスが登場し続けているせいである。したがって、2年前にインフルエンザにかかった人も、今年のウィルスが新種であれば、そのウィルスに対する抗体を持っていない。マラリアや睡眠病も、素早く抗原部分を変化させる能力においては、インフルエンザウィルスの上をいくが、もっともやっかいなのがエイズウィルスである。このウィルスは、感染者の体内で増殖しながら抗原部分を変化させることでつぎつぎと変身し、患者の免疫システムを無力化させて、やがて死においやってしまうのだ。

 世代が代わるときにわれわれの遺伝子を変化させる自然選択も、病原菌に対する防御メカニズムの一つであるが、これは作用するまでもっとも時間がかかる。たとえば、どの病気であろうと、他の人びとにくらべて遺伝的に強い抵抗力を持っている人がいる。疫病が大流行したときでも、その病原菌に対する遺伝子を持っている人びとは、持っていない人びとより生き残れる可能性が高い。ということは、歴史上、同じ病原菌に繰り返しさらされてきた民族は、その病原菌に対する抵抗力を持った人びとの割合が高いーそうした遺伝子を持たなかった不運な人びとの多くは、死んでしまって(自然淘汰されてしまって)、子孫を残せなかったからである。

 この自然淘汰による防御メカニズムは、遺伝的に抵抗力が弱い人には何の役にも立たないものの、人間の集団全体の抵抗力を遺伝的に強化している。鎌型赤血球貧血症遺伝子、テイ・サックス(黒内障家族性白痴)遺伝子、そして嚢包性線維症遺伝子などは、人間集団全体の抵抗力を強化している遺伝子の例である。これらの遺伝子は、相当の犠牲者をはらったうえで、アフリカ大陸の黒人、アシュケナージ系ユダヤ人(ドイツ・ロシア・ポーランド系ユダヤ人)、そして北ヨーロッパ人に防御メカニズムをあたえている。アフリカ大陸の黒人は鎌型赤血球貧血症遺伝子のおかげで、マラリアに対する抵抗力がある。

 また、テイ・サックス遺伝子および嚢包性線維症遺伝子のおかげで、アシュケナージ系ユダヤ人と北ヨーロッパ人は、それぞれ結核と、細菌性下痢に対する対抗力がある。

 もちろん、人間と他の生物との接触は、通常、人間を病気にするものではない。これは、人間とハチドリの交流を見ればわかる。この交流は、人間を病気にするものでなければ、ハチドリを病気にするものでもない。この平和な関係が続いているのは、ハチドリが、人間の身体を食用にしたり、子孫を増やすのに人間をあてにしたりせずに、花蜜や昆虫を食べて生きるように進化しているからである。その結果、人間はハチドリから身を守るようにする必要はなかった。そして、ハチドリのほうも、人間から身を守るように進化する必要がなかった。

 しかし病原菌は、人間の体内の栄養素を摂取する生物として進化してきた。しかも、もとの犠牲者が死んだり抵抗力をつけてしまったとき、新たな犠牲者をもとめて飛んでいく羽根を持っていない。病原菌の多くが、さまざまな伝播方法を進化させてきたのはそのためである。病気になったときに現れる症状の多くは、人間の体を媒介にして自分を伝播させるために病原菌が編み出した策略である。もちろん人間の側も、病原菌の策略に対抗する策略を進化させてきた。そしてこのイタチごっこに終わりはない。負けた側には、死が待っている。戦いの全てを判断するのは、自然淘汰という名の審判である。この戦いは、電撃戦なのだろうか。それともゲリラ戦なのだろうか。
【流行病とその周期】
 特定の地域を選択して、そこで発生する感染症の種類と数が時系列的にどのように変化するかを観察してみると、病気の種類によって発生パターンがかなり異なることがわかる。たとえば、マラリアや鉤虫病などは、発生時期がばらばらで、いつでも新しい症状が現れるパターンを示す。しかし、疫病の場合は、たくさんの発症例があったあと、まったく発症が見られない時期がしばらくつづき、そのあとでふたたびたくさんの発症例が見られる、という波状的なパターンを示す。

 そうした病気の中で、われわれがいちばんよく知っているのはインフルエンザである。インフルエンザは、ひどい年には大々的に流行する(それはインフルエンザウィルスにとっては、とても良い年である)。コレラは、つぎに流行するまでの間隔がもっとも長くて、20世紀のアメリカ大陸では、1991年に南米のペルーであったのが最初の流行だった。今日でもインフルエンザやコレラの流行は新聞の第一面を飾る。そしてこれらの病気は、近代医学が登場するまでは心底恐れられていた。人類史上、もっとも猛威をふるった疫病は、第一次世界大戦が終結した頃に起こったインフルエンザの大流行で、そのときに世界で2000万人が命を落としている。1346年から52年にかけて流行した黒死病(腺ペスト)では、当時のヨーロッパの全人口の四分の一が失われ、死亡率70パーセントという都市もあった。1880年、カナダの太平洋鉄道がサスカチェワン地域を貫いて建設されたときには、それまで白人や白人の持つ細菌にさらされることがほとんどなかったサスカチェワン地域のアメリカ先住民の人口のじつに9パーセントが、毎年、結核の犠牲となって死んでいった。

 ぽつりぽつりと患者が現れるのではなく、突然大流行する感染症には、共通する特徴がいくつかある。まず、感染が非常に効率的で速いため、短期間のうちに、集団全体が病原菌にさらされてしまう。つぎに、これらの感染症は「進行が急性」であるー感染者は、短期間のうちに、死亡してしまうか、完全に回復してしまうかのどちらかである。そして、一度感染し、回復した者はその病原菌に対して抗体を持つようになり、それ以降のかなり長きにわたって、おそらく死ぬまで、同じ病気にかからなくなる。最後に、こうした感染症を引き起こす病原菌は、人間の体の中でしか生きられないようで、地中や動物の体内で生存していくことができない。麻疹(はしか)、風疹、おたふく風邪、百日咳、天然痘は、子供のかかる病気としてよく知られているが、これらの伝染病も前記の四つの特徴を備えている。
 
これらの特徴がどのように組み合わさって病気は流行するのだろうか。この疑問に答えるのはそれほどむずかしくない。簡単に説明してしまえば、急速に広がり、症状が急速に進む病気は、集団全体にたちどころに蔓延する。そして感染者は、短期間のうちに死んでしまうか、回復して抗体を持つようになるかのいずれかで、感染したままいつまでも生き続けることはない。そして、感染者の減少とともに、人間の生体内中でしか生きられない病原菌も、そのうち死滅してしまい、それとともに大流行も収束してしまう。つぎの大流行は、抗体を持たない新生児がかかりやすい年齢に達し、集団外部から新たな感染者が訪れるまでは起こらないのである。』


2020年4月15日水曜日

中央公論社刊 石光真清著 石光真人編「城下の人」新編・石光真清の手記(一)西南戦争・日清戦争 pp.32~35より抜粋

中央公論社刊 石光真清著 石光真人編「城下の人」新編・石光真清の手記(一)西南戦争・日清戦争 pp.32~35より抜粋
ISBN-10: 4122064813
ISBN-13: 978-4122064812

『神風連の領袖、加屋霽堅に初めて会い、熊本城の由来を聞いた私は、ざんぎり頭の洋学生の兄真澄や従兄たちに、手柄顔でその話をしたのに母までが苦笑し、兄たちは私の稚児髷、帯刀の姿をひやかして、声を立てて笑った。姉の真佐子だけが洋学生たちを睨みすえて私をかばってくれた。

 父は、この有様を黙って眺めていたが、「お前たちは、神風連、神風連と、あの方々を、天下の大勢に暗い頑迷な人のように言うが、それは大変な誤りだ」と、おだやかながらも、きつい眼付きで、ひとわたり皆を見まわして言った。

「あの方たちは、御一新前は熊本藩の中枢にあって、藩政に大きな功労のあった方々だ。学識もあり、勤皇の志も厚い。ところが御一新後の世の動きは、目まぐるしく総てが欧米化して、日本古来の美点が崩れて行くので、これでは国家の前途が危ういと心配し、明治五年、太田黒伴雄氏、加屋霽堅氏等をはじめ国学の林桜園先生の感化を受けた百七十余名の方々が会合して今後の方針を協議された。この会合で日本古来の伝統は必ず護る。外国に対しては強く正しく国の体面を保つことを申し合わせた。この人々を進歩派の人たちが神風連と呼ぶようになったもので、その後、いろいろと保守の策を試みたが、時代の風潮を阻むことは出来なかった。この上は、神明の力によって世論の挽回を図るほかに道がないと、党人は神社神社に参拝して、至尊万歳、国祚康楽、国威振張、外夷摂服、の祈りを捧げた。そのために家産を傾けた人もあるが、そんなことには頓着なく目的達成に心肝を砕いておられるのである。忠操の清烈、素行の端正、神風連の党人は実に立派な人格者ばかりだ。県が神官の採用に当って、殆ど神風連を任命したのは、この人々の誠意に感じてであった。それで加屋先生が加藤社の祠官となっておられるのだ。父はこう説明して皆の顔を見渡した。

「洋学をやるお前たちとは学問の種類も違っているし、時代に対する見透しも違うが、日本の伝統を守りながら漸進しようとする神風連の熱意と、洋学の知識を取入れて早く日本を世界の列強の中に安泰に置こうと心掛けるお前たちと、国を思う心には少しも変わりがない。前に言った林桜園先生はこの人たちの精神の基を礎いた方だが、非常に博学な学者だった。実学派の人たちからも敬意を捧げられておられるのだが、先生が亡くなられてから、いつとはなしに先生を頑迷な国学者だ漢学者だと批評する人が多くなった。進歩を急ぐの余り、そのようなことになったものと思う。林桜園先生は御自分でもオランダ語に精通しておられ、その教えを受けた人たちは二千人を超えているとのことだ。蘭書の講義もし、兵学、科学に力を入れておられた。ただただ神明の加護を願い、結髪帯刀を主義とするような、そんなことは教えられなかった。その後、政府が世界の情勢を検討された結果、進歩を急ぐ政策を促進するにつれて、この一党がうとんじられるようになり、頑迷だ、固陋だと批判される始末になった。それも無理はない。政府では広く世界に眼をひらいてアメリカ、イギリス、フランス等の各国の事情を実地に調査した結果、今までのようにオランダの書物だけに頼って外国の事情を狭く見て来た人たちと自然に見解を異にして来たのだ。こうなって来ると、不幸なことだが・・・神風連の人たちの中には急進派に反対するの余りに、徒に新政を非難するような風潮が生まれて来たし、急進派もまた神風連を時代に盲目な人たちとして嘲うようになったのだ。けれども国の将来を思う心は同じだ。お前たちが洋学をやるにしても、あの方々の立派な人格を見習い、日本人としての魂を忘れない心掛けが大切だ。林桜園先生が蘭書を読む時は、読む前に床に蘭書を置いて足で踏んでから読んだと言われている。そこまでせよとは言わないが、お前たちにその心掛けが必要だという意味が判ってくれればよい。いいかな。今後はあの方々を軽蔑するようなことは慎みなさい。」
兄や従兄は神妙な顔でお辞儀した。父の話には、いつも厳しい説得力があった。

「いつの世にも同じことが繰り返される。時代が動き始めると、初めの頃は皆同じ思いでいるものだが、いつかは二つに分れ三つに分れて党を組んで争う。どちらに組する方が損か得かを胸算用する者さえ出て来るかと思えば、ただ徒に感情に走って軽蔑し合う。古いものを嘲っていれば先覚者になったつもりで得々とする者もあり、新しいものといえば頭から軽佻浮薄として軽蔑する者も出て来る。こうしてお互いに対立したり軽蔑したりしているうちに、本当の時代遅れの頑固者と新しがりやの軽薄者が生れて来るものだ。これは人間というものの持って生れた弱点であろうなあ・・」と言って父は座を立って書斎に入ってしまった。母も兄も従兄も叱られた生徒のように膝に眼を落して黙っていた。』

2020年4月14日火曜日

20200414 熊本大地震から4年経て思ったこと

本日は、2016年に発生した熊本大地震から丁度、4年目にあたります。また、2016年当時の自身も、これをブログ記事の題材としていましたが、その後、もう少し記憶を辿ってみますと、それから1年半後の2017年11月に、応募した公募の面接のため、熊本を訪れていたことが思い出されました。

この時、熊本城は修復途中であり、石垣にシートが大きく被せてありましたが、熊本市街はそこまで大きな被害の痕跡が見当たらず、活気があって賑わっていたと記憶しています。

そして、この時に市内を散歩をしていて偶然見つけたのが桜山神社であり、ここでは、維新回天期に殉じた当地出身の志士、1876年に生じた神風連の乱にて決起して亡くなられた方々を祀っており、それら墓前には新しい花々が供えられ一種独特な静けさに包まれていました。

また、以前の投稿ブログにて書きましたが、2016年の熊本大地震は、さきの神風連の乱から140年後に起きた出来事なのです。そして、その中間地点が1946年であり、1年前にずらしますと、太平洋戦争敗戦の年となります。

とはいえ、地震などは典型的な自然災害であり、それを他の歴史的出来事などと並べて考えることは、必ずしも科学的な意味では適切とは云えないのかもしれませんが、それでも、これらを並べて考えてみますと、何と云いますか、近現代日本の動きの様相・概要が、ある程度理解出来るようになるのではないかとも思われるのです・・。私見ではありますが、こうした視点・視座を定めて考えることにより「歴史」というものは、徐々にその流れを見せてくれ、そして理解出来るようになるのではないかと考えます。

そして現在、熊本の復興はさらに進み、今度は世界規模で新型コロナウィルス感染症の拡大が進んでいます・・。そして、そのように考えてみますと、我が国を含めて、世界の人類の文明全体は、果たして良い方向へ向かっているのでしょうか・・。

あるいはまた、その行く先を良い方法に方向を修正するためには、どのようなことを行えば良いのでしょうか・・。その抽象的な答えは、やはり歴史の中にあるのではないかと考えます。

さて、ハナシは変わりまして、今月に入ってからはブロガーのみでの記事投稿となっており、以前から続けていたアメーバブログの更新が遅れていますが、これは先にも書きました通り未だ体調が不安定であることから、日毎の更新作業が出来ないからであり、これについては、今後、出来るだけ近いうちに、再び投稿したいと考えています・・。

また、ここまで書いて不図、思い出したのが矢玉四郎による「はれときどきぶた」という絵本であり、案外この絵本のテーマは、さきに述べた内容、そしてトーマス・マンによる「トニオ・クレーゲル」とも近い部分があるのかもしれないと思われました・・(笑)。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。




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2020年4月13日月曜日

20200413 あまり良くない環境で書き続ける意味?

ここ数日間、千葉県市川市周辺は天候も悪く、気温も低い日が続き、季節が冬に戻っているのではないかとすら感じさせられました。また、身体を冷やしたためか、現在、少し体調がすぐれません。とはいえ、それは現在、猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症によるものではないと思われ、おそらく、環境の変化の際に生じる身体の反応と、さきの身体を冷やしたことによるものであると考えます。

さて、この「環境の変化の際に生じる身体の反応」は毎度、引越直後に生じると、自身の経験は語りますが、これは長いものであると数ヶ月程度続き、それはさまざまな意味での体調の揺らぎが生じます。つまり、体調が不安定になると云うことですが、その中でも顕著に現れるのが「便秘」であり、これが続きますとツライものがあります・・(苦笑)。

そのため、ヨーグルトなどを積極的に摂り、そしてまた野菜を多めに食べることを心がけてはいるのですが、それでも、特に、この引越し直後の時期は、体調を万全な状態に維持することが困難であると云え、おそらく、この時期に身体は、私の意識しないところで、新たな居住地のさまざまな環境的要素に対し、調整作業を行っているのではないかと思われます・・。

また、これは年齢が若いうちであれば、比較的速やかに身体の環境への調整作業が行われるのだと思われますが、年齢を重ねるにつれて、この作業に時間が掛かり、あるいは悪くすると、適応することが出来ずに、そのまま恒常的に体調を悪化させてしまうということも、少なからずあるのではないかと思われます。

そのため、昔から「年を取ってからの引越しはやめた方が良い」あるいは「旅先の水には気をつけなさい」などと云われていたのではないかと考えます。

とはいえ、今回の自身の引越しは、生れ育った場所に戻ってきたのであるから、そこまで長期間にわたって不安定な体調が続くということはないと思われますが、しかし、それと密接に関連している現象であると思われるのが、自身については「読書」であり、先日投稿の記事にも書きましたとおり、今現在、あまり身を入れて書籍を読むことが出来ない状態であり、特に新たに読み始める著作については、活字上を目が滑って行くといった感じであり、その書かれている内容が精神の歯車と噛み合っていない状態であると云えます。

また、こうした状態も、さきの便秘と同様、自身にとってはツラいものがあり、また身を入れて、ある程度読み応えのある著作を本格的に読み進めることが出来るのは、これまでの経験から、ここが自身の故郷であることを勘案しても、来る6月手前あたりになってしまうのではないかと思われます・・。

しかし、それでもブログに関しては、どうにか続けることが出来ているのは、自身としては明らかな進歩であると云え、これについては、今後また書籍を読み込むことが出来るようになりますと、さらにいくらかは良くなっていくのではないかと考えています。

とはいえ、こうした自身の個人的なことを述べること自体、自身としてはあまり喜ぶべきことではなく、出来るだけ、もっと抽象的にして普遍的なこと題材として書きたいのですが、そのためには、やはりネタを仕入れる、つまり、実際の日常的な経験と、身を入れて書籍を読むことの二つがどうしても必要であることから、現今の新型コロナウィルス感染症による非常事態宣言下であることと、引越直後であることは、積極的に嬉しいものではないと云えます・・。しかそうした環境であってもブログ記事の作成を続けるというところに、おそらく次の自身内部でのステップや上達などにつながる「何か」があるのではないかとも思われますので、出来るだけ記事作成は続けて行きたいと考えています。

そしてまた、ここまで書いた中に少しでも、ある程度普遍的な「何か」が含まれていたならば、それはそれで書いた意味があったのではないかと思われます。ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!


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2020年4月12日日曜日

20200411 おかしくなれる時期と(非典型的)知性について

先日の投稿記事にて書きましたが、今後、1300記事に到達出来たとしても、この数値自体あまりキリが良いものではないため、その後、1500記事あたりまで継続した方が良いのではないかとも思われますが、そうしますと、ほぼ毎日1記事ずつ作成したとしても7ヶ月程度かかることになりますので、年内での到達は困難であると予想されます。他方、2日毎の新規投稿であれば、来年の夏前頃には達成出来る目算が立ちます。そうしますと、およそ6年で1500記事を作成したことになり、また、その期間、10日のうち6~7日は新規の記事投稿を行ってきたことになります。とはいえ、こうしたハナシは、未だ自身としては、かなり先の雲を掴むようなハナシであり、1500記事への到達については未だ現実感といったものが皆無です・・(苦笑)。

それよりも、当面の目標である、1300記事そして、5年間のブログ継続がどうにか上手く行けば良いと考えています。そして、その先に、さきの1500記事また、6年間のブログ継続が見えてくるのだと云えます・・。とはいえ、これも、何度か述べたことではありますが、これまでの1000記事以上の到達、そして4年間のブログ継続も、自身としては、あまり明確に自覚しないで進めてきたと云えますので、その間(1000記事・4年間と1500記事・6年間)には、あまり大きな違いといったものは存在しないのではないかとも考えています・・。

いや、あるいは、その間には何らかの深い断層があるのかもしれませんが、そうしたものを経験し自覚するのは、結局、自分自身であり、こうしたことに関しては、経験された方々のご意見であっても、自身については、そこまでは参考にはならないのではないかと思われるのです・・。そして、こうしたことを書いていますと、かつて歯科生体材料学分野での研究で、ひたすら試料作製を行っていた時期が思い起こされます・・。この時期は、さまざまな工作機器、分析機器を用いて作業を行い、また、試料作製の間は主に(関連分野の)論文を読んでいました。そして、この論文読みがエスカレートし、後には音読をするようになっていました・・(苦笑)。この時期については、現在考えてみますと、多少おかしくなっていたのではないかとも思われるところですが、しかし、同時に、こうした、おかしくなる(なれる)時期があるからこそ、成長出来る人間も少なからずいるのではないかと私は考えます・・。
昨今、典型的知性と非典型的知性と云うコトバを聞くことがありますが、後者の非典型的知性については、特に、さきの「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ(どうにか)知性と呼ぶに値するものを獲得するまでに成長出来るのではないかと考えます。また、同時に人文社会科学分野の研究については、芸術家や文筆家と同様、そうした経験は、半ば必須であると考えます。

そして、こうした(おかしい)行為を、傍目をあまり気にせずに出来るのは、相対的に(他者から見られるという意味での)社会性が乏しい男性が多いことから、古来から思想家や芸術家そして、それらの近現代版とも云える人文社会科学分野の研究者は(変わり者の)男性が多いのではないでしょうか・・(笑)。

佐藤秀明編 新潮社刊『三島由紀夫の言葉 人間の性』pp.100-101
『はっきりいってしまうと、学校とは、だれしも少し気のヘンになる思春期の精神病院なのです。これは実に巧みに運営されていて、入院患者(学生)たちは、決して「私は頭がヘンだ」などと気づかせない仕組みになっている。先生たちも何割か、学生時代のまま頭がヘンな人たちがそろっていて、こういう先生は学生たちとよくウマが合う。何千人という人間のいる学校のなかで、ほんの何人かの先生がこの秘密を知っていて、この秘密を決して洩らさぬように学校経営をやっていく。』
「おわりの美学」(「女性自身 昭和41〈1966〉年2月14日~8月1日)

そしてまた、こうしたことを肯定することにより、社会は徐々に変化していくのではないでしょうか。しかし、この「肯定」については、おそらく、社会における恒常性の多く担っている女性からの強要されたものでない肯定が必要であると考えますが、おそらく、こうしたものは、戦争の敗北などで、社会構造や価値観に大きな変化が生じると、何と云いますか、悪い循環のメカニズムが作動してしまい、緩徐的な自国内部における「カチンの森」のような動きが生じ、その国の文化は衰亡していってしまうのではないかと思われるのです。また、そうした視座から、私にはテレビなどに出演されている多くのお笑い芸人やコメンテーターの方々が、無理をして美々しい制服を着用されている赤軍の政治将校のようにも見えます・・(苦笑)。

・・いやしかし、完全犯罪的に、時間をかけて、ある国の文化を滅ぼすのであれば、これはなかなか良い方法であるのかもしれません・・。

*ChatGPTによる要約に手を加えたものです☟
以前、歯科生体材料学分野で研究していた時期を思い出すと、当時は、様々な機器を用いて試料を作製し、実験をしていた。そして、それら作業の隙間時間は関連論文を読むことが多かった。やがて、この論文読みがエスカレートして音読するようになった(笑)。思い返すと、この時期には多少おかしくなっていたかもしれないが、同時に、こうした「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ、人は成長できるとも云える。昨今、典型的な知性と非典型的な知性という言葉を耳にすることがあるが、後者の非典型的な知性は、「おかしくなる(なれる)時期」があるからこそ、成長して知性を身につけることができるのではないかと考える。また同時に、人文社会科学の分野においても、芸術家や文筆家のように、このような経験は必須であると考える。そして、こうした「おかしい」と見える活動・行動は、他人から見られるという意味での社交性が乏しい男性において、よく多く見られることから、思想家や芸術家、そして現代の人文社会科学分野の研究者は、変わり者の男性が多いのではないかと思われる(笑)。そしてまた、こうした考えを肯定することにより、社会は徐々に変化していくことができるのだと考える。しかし、この肯定とは、その社会の恒常性の多くを担う女性からの強制されたものでない、自発的なものが必要と云える。そのため、戦争の敗北などで社会構造や価値観に大きな変化が生じると、悪い循環のメカニズムが駆動し始め、社会内部での緩慢なカティンの森のような動きが生じ、その国の文化は徐々に衰退してしまうのではないかと考える。また、この視点からは、テレビ出演の多くのお笑い芸人やコメンテーターの方々は美しい制服を着用している赤軍の政治将校のようにも見える(笑)。とはいえ、もし完全犯罪的に時間をかけて、ある国の文化を滅ぼすことを目指すのであれば、これはかなり良い方法と云えるかもしれない。

ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。




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2020年4月10日金曜日

20200410 無駄とも思えることの意味について

今回の記事を含め、残り29記事の投稿によって1300記事に到達します。この調子にて記事作成を継続しますと、5月中には、どうにか達成できるのではないかと思われますが、順調にそのように運ぶかどうかは未だ分からないため、記事作成がスムーズに出来る間は、とりあえず続けて行こうと思います。そして、今後、首尾よく1300記事まで到達出来ましたら、その後はまた、休みを入れつつ、書き続けて行きたいと考えています。

くわえて、来る6月22日には当ブログを開始してから丸5年経過したことになり、それまでは、たとえ1300記事に到達していたとしても、断続的ではあっても新規の記事投稿を継続しようと考えています。また、そうしますと、この5年間、10日のうち7日は記事を投稿したことになりますので、それはそれで自身としては少しは「よくやった・・。」とも思うことが出来そうであることから、無理をしない程度に続けてみます・・(笑)。

さて、今現在、非常事態宣言下の首都圏におり、電車による移動も好ましくない状況であることから、自然、引籠り気味(自宅と勤務先は20mも離れてはいません。)になっていますが、そうであるからといって読書が捗るかと云えば、全くそうではなく、書棚や本箱の書籍を手に取っては、少し読んでは戻すといったことを繰り返しています・・。果たしてこうした行為に何らかの明確な意味があるのかよく分かりませんが、しかし他方で、この行為は、自身の精神の位相と上手く噛み合う、マッチする文体の著作を探している状態であると私は考えています。

ともあれ、これまでの自身の経験から、そのようにして、噛み合う、マッチする書籍を見出しますと、概ねそれに没入出来るようであり、私はこれまでに専攻した分野については、そのようにして知識を得て、そして知見としてきたと云えます。また、そうしますと、この「噛み合う、マッチする書籍を見出す過程」をどうにか行うことが出来れば、あとは本能に基づく自動運転のように知識の集積、分析、統合などを行うようになると云えるのですが、ここに至るまでが、自身にとってそこまで簡単ではなく、まさに試行錯誤の暗中模索といった感じが相応しいと云えます・・(苦笑)。

そしてそれは、引越しなど居住地の移動などによって惹起されるとも云えますので、そのようにして、いくつかの分野での知識・知見を経験を通じて積層していくことは、あながち不自然なことではなく、世界規模で考えてみますと割に当たり前のことであるのではないかと考えます。また、こうした考え方の基層には、その本質が遊牧民族、農耕民族による相違といったものも少なからずあるのではないかと考えます。

その意味において我が国は、明らかに農耕民族的な性質が強く、それが良くも悪くも我が国の恒常性を維持してきたものであり、あるいは悪い方に異言しますと、世界規模での大きな変化に対する鈍感さの要因であるのではないかと考えます。

そして、この鈍感さ、そして、さまざまな制度の(比較的速やかな)硬直化を齎すものは何かと考えますと、いささか陳腐ではありますが、強い即物性・此岸的性質から生じる文体であり、それを柔軟に保つものが、詩歌や文学、そして、思想などを扱う哲学であると考えます。

私は医療介護系大学・学部・学科の大幅な新設は大いに賛成ではありますが、その一方で、こうした所謂、人文社会科学分野の学問が、見栄としてでなく、本当の意味で、広く社会に根付かないことには、結局、その時代時代の局所的な価値観の絶対化によって価値観や制度が早晩に硬直化していってしまうのではないかと考えますが、さて、如何でしょうか・・。

ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。



日本福祉大学

祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5

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