くわえて、来る6月22日には当ブログを開始してから丸5年経過したことになり、それまでは、たとえ1300記事に到達していたとしても、断続的ではあっても新規の記事投稿を継続しようと考えています。また、そうしますと、この5年間、10日のうち7日は記事を投稿したことになりますので、それはそれで自身としては少しは「よくやった・・。」とも思うことが出来そうであることから、無理をしない程度に続けてみます・・(笑)。
さて、今現在、非常事態宣言下の首都圏におり、電車による移動も好ましくない状況であることから、自然、引籠り気味(自宅と勤務先は20mも離れてはいません。)になっていますが、そうであるからといって読書が捗るかと云えば、全くそうではなく、書棚や本箱の書籍を手に取っては、少し読んでは戻すといったことを繰り返しています・・。果たしてこうした行為に何らかの明確な意味があるのかよく分かりませんが、しかし他方で、この行為は、自身の精神の位相と上手く噛み合う、マッチする文体の著作を探している状態であると私は考えています。
ともあれ、これまでの自身の経験から、そのようにして、噛み合う、マッチする書籍を見出しますと、概ねそれに没入出来るようであり、私はこれまでに専攻した分野については、そのようにして知識を得て、そして知見としてきたと云えます。また、そうしますと、この「噛み合う、マッチする書籍を見出す過程」をどうにか行うことが出来れば、あとは本能に基づく自動運転のように知識の集積、分析、統合などを行うようになると云えるのですが、ここに至るまでが、自身にとってそこまで簡単ではなく、まさに試行錯誤の暗中模索といった感じが相応しいと云えます・・(苦笑)。
そしてそれは、引越しなど居住地の移動などによって惹起されるとも云えますので、そのようにして、いくつかの分野での知識・知見を経験を通じて積層していくことは、あながち不自然なことではなく、世界規模で考えてみますと割に当たり前のことであるのではないかと考えます。また、こうした考え方の基層には、その本質が遊牧民族、農耕民族による相違といったものも少なからずあるのではないかと考えます。
その意味において我が国は、明らかに農耕民族的な性質が強く、それが良くも悪くも我が国の恒常性を維持してきたものであり、あるいは悪い方に異言しますと、世界規模での大きな変化に対する鈍感さの要因であるのではないかと考えます。
そして、この鈍感さ、そして、さまざまな制度の(比較的速やかな)硬直化を齎すものは何かと考えますと、いささか陳腐ではありますが、強い即物性・此岸的性質から生じる文体であり、それを柔軟に保つものが、詩歌や文学、そして、思想などを扱う哲学であると考えます。
私は医療介護系大学・学部・学科の大幅な新設は大いに賛成ではありますが、その一方で、こうした所謂、人文社会科学分野の学問が、見栄としてでなく、本当の意味で、広く社会に根付かないことには、結局、その時代時代の局所的な価値観の絶対化によって価値観や制度が早晩に硬直化していってしまうのではないかと考えますが、さて、如何でしょうか・・。
ともあれ、今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。
祝新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5
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