2018年9月26日水曜日

20180926 昨日投稿分記事から四国と九州、同じ島でも性質は異なる理由について

おかげさまで昨日投稿分の記事は思いのほか多くの方々に読んで頂けました。食べ物を題材にしますと、多く読んで頂けるのでしょうか・・?ともあれ、この記事を読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。

さて、ここ最近は数日おきといって良いくらいによく移動する日々でしたが、ここにきて多少疲れがたまったのか、若干、体にダルさをおぼえます。とはいえ、それは云い方を変えれば『心地よい気だるさ』でもあり、それにより今後の移動がイヤになるというほどのものではありません。

また、おそらく今週末からも海を渡り移動する予定となっています。そして、ここまで書いて不図思ったことは、ここ徳島、四国は、同じ四国内への移動以外は、全て海を渡る必要があるということであり、それと比較し、同じ島である九州では、そうしたことを感じる、考えたことがありませんでした・・。その理由は、おそらく九州の場合、その海岸線の多くが同時に国境であり、異言すると、その海岸線の先・対岸が同じ国内として認識できる地域ではなかったからであると思われます。

また、こうした地政学的とも云える要素が、以前に投稿したブログにおいても述べましたが、双方地域(四国・九州)それぞれの土着勢力の中央覇権勢力による国土統一過程における対応の仕方、さらには、その後の趨勢(歴史の成り行き)に対しても少なからぬ影響力を持ったものと云えます。

つまり、同じ国内に立地する島々(九州・四国)であっても、それぞれ、その根源に持つ性質は随分と異なり、概言しますと、四国の場合、古代ヤマト朝廷の時代より、瀬戸内地域の一部として、中央畿内勢力の基盤としての意味合いが強かったのに対し、九州の場合、6世紀初頭に至るまで、地域の土着勢力は畿内勢力に対し、半ば独立した存在であり、同時に大陸からの影響を強く受けた独自の文化を保持していたと云えます。

そしてまた、こうした古より培われ続けた地域性というものは、あまり表立って言語化されることは決して多くありませんが、それでも、現在の我が国の地域による違いの原点、あるいは原点に近いところより続いているのではないかと考えます。また、その視座にて我が国あるい東アジアを俯瞰しますと、もう少し歴史全般が面白くなり、また同時に、それは痛みのようなものをも伴うのではないかと思われますが、さて、如何でしょうか?

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。


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