2020年3月16日月曜日

20200315 現象・事象を言語に置換する作業と創造性について

さすがに40年程度生きていますと、自分の向き・不向きといったものは、大体分かるようになります。また、自身の場合、同じ業種・分野に長くいたわけではないことから、それはことさらであると云えます・・。

さらに、かねてより、私は自身について「何か欠落しているのでは・・」と考えていましたが、それも加味して、ここ最近は、自身に合った職種に就いた方が良いのではないかと、以前にも増して切実に考えるようになってきました・・。

しかしながら、そのように経験に基づく消去法のような考え方で「自身に合った職種」を検討してみても、そう簡単に思い付くものではないようであり、あるいは、そうした決断には、何らかの「勢い」のようなものが必要であるのかもしれません・・。とはいえ、その「勢い」に乗って、そうした職を規定してみても、必ずしも、それが自身の性質に完全に適合しているというわけでもなく、あるいはそこでも、また新たに自身の性質を矯めることが必要になってくるのではないかと思われるのです・・。

そうしますと、自身の性質を矯める部分が最小限で済む職について考えてみることが、重要であるように思われてきますが、そうした場合、一応、現在までに4年以上継続している当ブログが、そうしたものを考える上でいくらか参考になるのではないかと思われるのです。

とはいえ、当ブログの作成「のみ」で生きていくことは、現実的ではないと思われることから、そこで培った「何か」を転用することが大事であるのではないかと考えます。

では、継続的なブログ記事に作成によって培った「何か」とは何かと、考えてみますと、それは、端的に「文章作成という一種の抽象化の能力」であると考えます。また、それを異言しますと「本来、文章化されていない現象や事象を、言語によって顕し、以前よりも理解に適うものとすること」と云えます。

そして、こうした現象・事象を言語に置換する作業は、それを行う地盤・背景として、ある程度、学問的な言語の取扱い・運用に通じている必要があると考えますが、そのための学問分野として適切であると思われるのが、理系学問さらには、人類にとって普遍的な人体を取扱う医療系分野であると思われます。

詳細な領域は何であれ、この分野にて、ある程度学問を修め、自身で何らかの言語による発信が出来るようになりますと、それは、おそらく他の興味を持つ分野に対しても波及し、そして、その分野を修めた同様のメソッドにて、他分野についてのことも調べ、修めることが自然と出来るようになるのではないかと考えます。

その点において、おそらく人文社会科学系分野の言語は、必ずしも普遍的とは云えず、あるいは、分野による方言のようなものが強いのではないかと思われるのです・・。しかし他方で、そうした方言とも云える言語を持つ分野もまた、大変重要なものであることから、それを軽視せずに、より高度な領域において、研究が継続されることが望ましいとも考えます。

ともあれ、そうしたことから、管轄省庁などの相違もあるとは思われますが、医療系分野の教育機関の大幅な拡充が、今後、我が国の国際競争力を強化し、そして同様に国内社会での持続可能性を担保する有効な方法であるのではないかと考えるのですが、さて如何でしょうか。

そして、そうした社会になりますと、私程度のブログ記事の継続的な更新は、特に珍しいものではなくなると思われます(笑)。また、そうした社会の方が、たとえ技術はサチュレートしても、創造性が色褪せる・失われることはないものと考えます。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。



日本福祉大学

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