2018年2月7日水曜日

20180207 昨今の大学事情について思ったこと・・

本日の首都圏もまた日中は多少暖かくなりましたが、夕方から急激に温度が下がったのではないかと思われます。
また一方で、以前に比べて日照時間も少しずつ延びているように感じますので、もうしばらくしますと、春一番、そして三寒四温といった感じになっていくのではないでしょうか・・。とはいうものの、今しばらくは寒い時期が続くようですので、引き続き風邪や寒さ対策には気を付けていきたいと思います。

そういえば、昨今新設される大学およびその学部、学科などは看護・薬学・臨床心理といった医療系の範疇に含まれるものが多いように思われます。

こうしたところにも、現今社会の趨勢が表れてくるのでしょうが、たしかに少子高齢化が今後さらに進展する我が国の社会において、それは自然な流れと云えるのでしょう。

そしてまた、今後生じるのではないかと思われることは、ある程度の規模を持つ大学が医療・介護系資格の専門学校を吸収すること、あるいは大規模な医療・介護系資格の専門学校もしくは医療法人が大学と合併することではないかと思われます。

個人的な意見としては、あまり実益には直接的に供さないであろう教養、文系学問が今後さらに盛んになって欲しいと願うところではあるのですが、その一方で、こうした学問とは、本質的に義務・処理的に取り組んでみても有為なものは十年後にはあまり残らず、あるいは悪くすると『よく分からないことをやらされた・・』といった恨みのようなものが残ることすらあるのではないかとも思われます・・。

その点において、さきの医療系の学問とは、その知識とは普遍的であり、とりあえず生きて行く上においては有益に作用するであろうし、さらに大学での学問(教養科目がある)として学ぶことにより、さきの教養、文系学問に対する興味をそこで持ち得る可能性もまた、少なからずあるのではないかと思われるのです・・。

それ故、今後の社会においては、たとえば四年制の看護学科もしくは歯科衛生学科などを卒業されて数年の臨床経験の後、文学部・法学部などの院に進み、そこから更に別の道に進むといったことが、珍しくなくなれば、それは面白い・創造的とも云える反応が生じ易くなる社会になってないくのではないかと思われるのです・・(笑)。

そして、それもまた一つの穏便なる、そして良心的とも云える革命・社会変革ではないかと思われます・・。

さらに、いささか大風呂敷気味ではありますが、自身がこれまで、こうした珍妙、奇天烈とも云えるブログを継続することが出来た理由とは、その創造性(記事内容)の質は横に置いておいて(笑)、自身のようなキワモノが、こうしたことが出来るようになるということを示したかったからではないかとも思われるのです・・。

もっとも、その更なる根源について考えてみますと、それは自身の辿ってきた学問上の経路に依存するものであるよりも、むしろ、それぞれの学んだ地域における民俗文化といった土俗的なもののが大きく作用しているのではないかと思われるのですが・・(笑)。

我が国においては近代以降、一般的に都会的な合理性こそがものごとをスマート且つ多く成し遂げる要因であると考えられがちであるように思われますが、さきに述べた地域における土俗的なものによる力・作用のようなものこそが、まさしくホンモノの歴史・伝統に則った意味において、我が国を我が国たらしめている大きな要素であったのではないかと思われるのですが、さて如何でしょうか・・?

今回もここまで読んで頂きどうもありがとうございます。

近年
、列島各地において生じた地震・大雨・水害・火山噴火といった大規模自然災害により被害を被った諸地域の復興を祈念しています。

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