2018年8月14日火曜日

20180814 対話形式からのはじまりについて【対話形式】トートロジー・伝言ゲーム・揺れ

A「最近はまた暑い日が続いていますがお元気ですか?」

B「ええ、おかげさまで、こちらはどうにか元気でやっています。それよりもAさんのブログですが、ここ最近また時々、更新されているようですね。」

A「・・やはり何も書いていないのは落ち着かないものでして、それでもブログ以外にもハガキや手紙などは毎日何かしら書いてはいるのですが、環境が変わりますと、何と云うのでしょうか、記事の書き始め・取っ掛りのようなものが上手く掴めなくなるように思われるのです・・(苦笑)。」

B「ああ、書き出しの勢いみたいなものはたしかにありますからね・・(笑)。それでも、ああいったものはそこまで環境に大きく左右されているのでしょうかね・・?」

A「そうですね・・。やはり環境が変わると影響を受けるものであるとは思いますね・・。それでもその一方で、ハガキや手紙などの作成は、出先の違う環境にて作成しても、ブログ記事ほど書き出しで苦労するといったことはあまりありませんね・・。まあ、特定の誰かを対象としたハガキや手紙などの文章のように、知らせたいトピックが明確にある場合は、結構スムーズに書けてしまうのかもしれませんね。」

B「はあ、たしかに特定の誰かを読み手として想定した文章は、不特定多数の読者を想定した文章よりも主題さえハッキリしていれば書き易そうですね・・。しかしそれであれば、現在環境の変化により苦労していると仰っていたブログ記事も、特定の誰かを読み手として設定して作成することにより、その苦労といったものが軽減されるのではないでしょうかね?」

A「・・そうですね・・また、そのようなご意見を伺いますと、以前継続的にブログ記事の作成を行っていたはじめの頃は、たしかにある程度具体的な対象・読み手を考えて記事を作成していたことが思い出されてきました・・!そして、それが次第に、あまり具体的な読み手を想定しないで作成出来るようになっていったのは、なかなか面白いところですし、また、我がことながら、その間にある内面の変化も興味深いですね・・(笑)。」

B「ははあ・・そうだったのですか・・。やはりブログ記事の場合でも、当初は特定の誰かを想定した手紙のようなものであったのですか・・。しかし、それは当初の対話形式の記事に関してもそうなのですか?」

A「ええ、対話形式によるブログ記事は、何らかの失調により文章を上手く作成できなくなったことから、苦肉の策として考え出された手法でして、まあ、そういった手法・様式の手紙であっても、自分の述べたいところは伝わるであろうから問題ないとしたのです・・・。そして、面白いことにそれを続けていくうちに、いつの間にかまた普通の独白形式・一人称の文章を作成で出来るようになっていたのです。ですから、また今回は以前ほどには対話形式にて助走?をつける必要はないと思いますが、対話形式でしばらく書き続けてから、独白形式に移ろうと考えています・・。あまり世間で云われることはありませんが、こうしたことは、ある種のトートロジーを用いざるを得ない文章作成においては一定の効果があるのではないかと思いますね。」

B「そうですね、トートロジーと云いますか一種の揺れのようなものですかね?その会話のキャッチ・ボールという行き来・揺れの中に主題を置くことにより、何らかの変化が主題の構造に生じ、ハナシが展開していくといったことですかね・・。そのように考えますと、たしかにハナシは繋がるのかもしれません・・。」

A「そうです。その決して直線的ではない、主題の行き来・動態の中に何かしらのモノガタリの構造・メカニズムのようなものがあり、そして、そうした事物の理解・認識の仕方にこそ、人間を人間たらしめる何か精神的なものがあるのではないかと思うのですが、如何でしょうかね?」

B「うん、完全でない伝言ゲームのようなものの中にこそ、進化発展の種子のようなものがあるということですかね・・。たしかに、そういったところもあると思いますが、その一方で、昨今のパソコンをはじめとする、さまざまな情報機器の進化発展によって、その伝言ゲームがより完全に近く、リジッドなものになってくると、進化発展の種子となるクリエイトの方の創造が、かつてよりも制限されてくるといったこともあるのかもしれませんね・・。」

A「・・ああ、たしかにそういったメカニズムのなかに現在の我が国社会をも含めた世界的な潮流と云える思想的な不寛容さの原型のようなものがあるのかもしれませんね・・。」


『ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。』

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ISBN978-4-263-46420-5


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