2018年11月7日水曜日

20181107 用いる道具立てによっても作成される文章は変化するものなのだろうか?

少し前から気が付いていたことですが、さすがに3年以上、そして1000記事以上のブログ記事の作成を行っていますと、直近の新たに作成した記事であっても、以前に作成した記事の何れかと多かれ少なかれ似るようです。

そこから、自身の創造性あるいは文章作成能力の、その時点での限界を思い知るわけですが、しかし、それだからといって、ひたすらに新たな記事を作成すれば良いというわけでもなく、時折は記事作成を休息し、新たに作成する記事の質を高めることに留意することも、思いのほかに重要ではないかとも思われるのです・・。

とはいえ、ほぼ毎日記事作成を継続していますと、自身の場合、休息の機会を自律的に設定することが困難となり、半ば自然発生的に、出張などの際、記事作成を休息するといった感じとなります。しかし、記事作成を休息するからといって、文章作成をしないで済むかと云えば、必ずしもそうではなくメールの返信や、ハガキなどで手紙を認めることが少なからずあります・・。

このうちのハガキに関しては、どうしたわけか、比較的スムーズに文章が作成されるようであり、あるいは筆記具を用いて紙に文章を書く行為には、不可知ではあるものの、原初以来、我々の精神の奥にある創作意欲を励起させる何かがあるのではないかとも思われるのです・・。

また、そのように考えてみますと、当ブログもその当初の頃は、紙に下書きを書き、それをキーボードにて入力していたことが思い起こされます。また、この時期は何らかの理由により、文章を作成することが困難な状態であり、さきに述べた手法も、その中で、苦し紛れに騙し騙し行ってきたものであったのですが、その状態より始まり、どうにか現在まで記事作成を継続することが出来たことは、快挙ではないにしても、自身としては『まあ、やったな・・』程度の感興は持ち得るのではないかと思われます・・(笑)。

さて、さきに『原初以来、我々の精神の奥にある創作意欲を励起させる何か』と書きましたが、これはたしかに筆記具を用いて紙に文章を書き記す行為の中にあるように思われます・・。また、そこには手を用いて食事をする行為にも通底・共通する、さらに原初的な創造への衝動を生じさせる何かがあるのではないかとも思われるのです・・。

そして、こうしたことを書いていますと不図『これまでに読んだ物語・小説の中で我々の原初的な欲求である料理、食事の描写・記述を抜粋引用したら、ある程度の期間、記事作成の題材には事欠かず、また、ある程度多くの方々に閲覧して頂けるのではないだろうか?』といった考えが浮かんできましたが、そこからあらためて本棚に目をやりますと『新たな文学作品を読んでみたい』と記事に書いているにしては、本棚には文学作品の数は乏しいことが分かりました(苦笑)。

ともあれ、今後気が向きましたら、上記の試みを断続的に行ってみようと考えておりますので、その際はご一読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!

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ISBN978-4-263-46420-5

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20181106 ここ最近文学作品を読んでいないことから思ったこと

A「先日のジョージ・オーウェルの文章を引用したブログ記事はなかなか面白く読ませてもらいましたよ。ああいった不思議な感覚は本を読んでいると時々起きますよね(笑)。」

B「どうもありがとうございます。おかげさまで、あの記事は比較的多くの方々に読んで頂いております。それでもあの記事は3日間の記事作成の休息の後に作成したものであり、何と云いますか、貯めてあったエネルギーが放出されたようなところがありますので、まあ割合手を掛けて作成出来たのではないかとも思えるのです・・。その意味で、やはりほぼ毎日のブログ記事作成は、ある程度継続していても、決して楽とは云えませんね・・(苦笑)。」

A「・・なるほど、そうした背景のようなものがあるのですか・・しかし、それならば、何故Bさんはブログ記事を書き続けるのですか?・・強制でないのならば、苦しければ止めてしまえば良いと思うのですが・・。」

B「ええ、そこがなかなか難しいところなのです・・(苦笑)。私も止まれるものならば、止めたいですし、実際最近においても『1000記事到達のあたりで止めておけば良かった』と思わないこともないのですが、それでも、その後100記事以上作成し、また、本日新たに記事を作成、投稿することによって総投稿記事数が1120という中途半端にキリの良い数字となるため『それであれば次は1130記事くらいはどうにか行けるだろう・・』と毎度考えることにより、何となく1000記事、1100記事を越えてきたと云えるのです・・。そして、そのように考えてみますと、ここまで書き続けることが出来たのは、努力というよりも、惰性の力の方が強かったのではないかとも思われるのですが、しかし一方で、本当に惰性であったのならば、記事作成自体をすることがなかったと思いますので、まあ、これはこれで、努力といえば努力であるのかもしれない・・とったところです(笑)。」

A「どうも随分消極的な姿勢ですね・・それは(苦笑)。まあ、それはそうと最近もまた、何か面白そうな書籍は見つけましたか?」

B「・・ええ、大学の生協に置いてある書籍は誰が選んでいるのかよく分かりませんが、何だかどれも面白そうに見えるのです・・(笑)。まあ、それでも、よく分からない自制心によって、今までここで書籍を購入したことはないのですが、ジャレド・ダイアモンドの新刊はそのうちに何処かで購入すると思いますね・・。」

A「ああ、例の『銃・病原菌・鉄』の著者の方ですね・・。最近出たものでしたら、結構分厚い一巻本でしたね。」

B「ええ、多分それです。しかしその一方で、また文学らしい文学を読んでみたいと思うのです・・。ここ最近で読んだそうした作品はカレル・チャペックの『山椒魚戦争』でして、あれ以来文学作品に接していないように思いますね・・。また、そのように考えてみますと、徳島在住以来、文学作品を読んでいないということになりますが、これはちょっと心も乾燥してきますね・・(笑)。」

A「・・いやあ『山椒魚戦争』も登場する山椒魚の肌は別として比較的ドライな作品だと思いますがね・・。あれは19後半から20世紀の有色人種の台頭を寓話化したものでしょう・・ですからコーケッシャンに属する著者であるカレル・チャペックからすれば、まあ何と云いますか、さきほど出てきましたジョージ・オーウェルではないですが、ディストピアに近いものを描いたのではないでしょうかね・・。まあ、それでも彼は帝国主義の最先端である西欧の連合王国やフランスの国民でもありませんので、割合傍観者的な視点で書かれているとも云えるのでしょうが・・。」

B「まあ、たしかに『山椒魚戦争』は情感あふれるような作品ではありませんね・・。文学作品で情感あふれると云いましたら、野上弥生子の『迷路』あたりではないでしょうか・・。あとは武田泰淳の作品もそのようなところがあると思いますね。』

A「ええ、たしかにそれらの作品は、そのような感じを受けますね・・。それでもほぼ同時期の著者である大西巨人による『神聖喜劇』などはどうでしょうかね?」

B「・・あの作品は我が国の文学作品の中でもかなり異質であると思います・・。私は20代の頃に通読しましたが、それ以降通読はしたことがありません・・。あるいは、ある程度気合のようなものを入れないと、この著作に関しては読み通すことは難しいのではないかと思いますね・・(笑)。」

A「やはり、ある程度若くて勢いと時間のあるうちに書籍は読んでおいた方が良いですね・・。」

B「ええ、そうであると思います・・。それでも、こうした文学といったものは、ある程度楽しみつつ読まないと、後になって何も残らないといったところがあり、また、そうであるにも関わらず、おそらく分からずに、我が国では変に頑なな教育が幅を利かし硬直化していることから、社会における発展性あるいは持続可能性が乏しいように思われるのです・・。これが文学作品などを通じて歴史を常識のようにしている人々が社会に多くいれば、おそらく我が国は、戦後から現在に至るまで、このような社会にはならなかったのではないかと思うのです・・。端的に云えば、我が国のそうしたものは徹頭徹尾表層的であるように思います・・。あたかも北杜夫の『楡家の人びと』に出てくる帝国脳病院の建物、あるいは主人公の一人である楡基一郎の好物であるボルドーというサイダーのように・・」

A「ええ、そうかもしれませんが、少しヒート・アップしてきたのではないですか?」

B「あ、これは失礼しました(笑)。」

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!

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