2019年9月15日日曜日

自身について 2007~2013年のこと

これまでにも何度か書いたことがありますが、私は歯科技工士の免許を保持しています。歯科技工士は、歯科補綴物(金歯・インプラント・ブリッジ・義歯など)の作製を業とする国家資格であり、その修業年限は専門学校、大学で異なり2~4年となっています。

私は人文社会科学分野の大学院修士課程を経て、歯科技工専門学校に入学し、卒業後、そのまま歯科生体材料学分野の大学院に進みました。また、私が歯科技工専門学校に入学した2007年の2年前、2005年に国内で初めて四年制大学(口腔工学専攻)としての歯科技工士養成が始まり、次いで2011年には、二つ目(口腔保健工学専攻)が設置されました。

つまり、私は歯科技工士の大学院生(あるいは大学院生の歯科技工士)としては、比較的早い段階にて大学院博士課程に進んだと云えます。とはいえ、その翌年(2010年)の秋には指導教員が退職されることとなり、そこからは多少苦労して、2013年に、どうにか学位取得にまで至ることが出来ました・・。

そして、その後はさらに(要らぬ?)苦労をして、(これまたどうにか)現在に至っていると云えますが、その間は歯科生体材料学分野はおろか、アカデミアからも遠ざかっていたことから、その分野での主体性を持った研究に携わることは(出来)なく、他方で、それ以前からの自身の性質である書籍を読むこと(これは大して褒められることではないが)を続けてきた結果により、一連のブログ記事が成立していると云えます・・。

人によっては「何故、その苦労していた期間に歯科生体材料学分野に積極的に関与しようとしなかったのか?」と難詰される方々もいらっしゃいましたが、しかし、2009年に兄が亡くなり、次いで2010年には歯科生体材料学分野の師匠が(おそらく心ならずも)退職されるような事態ともなれば、表層的には分からなくとも、心の深い部分にてダメージを受け・芯が疲れて、その分野から離れた方が良いのではないか・・?」と無意識に考えるようになることも自然であると考えます。

それ故、そうした難詰をされた方々、そして、それ以上に、そうした事態に私を運んでくださった(追い込んだ)関係各位の皆様には、是非、それと同様の経験をされることを切望いたします。また、こうした思いの吐露は、理性的とは云えない単なる怨恨感情の表出であるともとられかねなく、また、そのようにとられても仕方ありませんが、しかし、同時に、自身の正直な思いとしては、あくまでも上記の通りであり、また今後、その考えが払拭あるいは何らかの別の様相に昇華する可能性は(極めて)低いとも思われます・・。

そして、そうした危機的状況の真っ只中にいた鹿児島在住時(2010~2013年)は、週末の天文館から宇宿への散歩の際、イヤホンを耳にして、常時うつむき、そしてポケットに手を突っ込み、黙々と歩を進めていた記憶があります。そしてまたイヤなことが重なると「いなくなりたい」といった希死念慮のような思いがボンヤリと出現し、その思いをどうにか追い払うため、また外に出てしばらく散歩をしていました・・(苦笑)。

おそらく、こうしたことは大学では表に出すことはなく、また他者に気が付かれることもなかったと思われ、そしてまた、そうした心的状況は現在でも思い出すことは出来ますが、しかし同時に、あまり意図して想起したいものではないとも云えます・・(苦笑)。

その一方で、時折、そうした心的状況が多少好転するような出来事も生じることがあり、学会発表での受賞、文系院時代からの知人の鹿児島訪問、講座での飲み会(のんかた)そして、その他のそうしたイベントは、まさに、そうした時期での精神的なオアシスであったと云えます。

ともあれ、今回の記事作成にて何故、こうしたことを題材としたものか分かりませんが、次の投稿記事においては、もう少し、そのこと(好転するような出来事)について書いてみようと思います。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。



日本福祉大学
オープンキャンパス

~書籍のご案内~
新版発行決定!
ISBN978-4-263-46420-5

~勉強会の御案内~
前掲書籍の主著者である師匠による歯科材料全般あるいは、いくつかの歯科材料に関しての勉強会・講演会の開催を検討されていましたら、ご相談承ります。師匠はこれまで長年、大学歯学部・歯科衛生・歯科技工専門学校にて教鞭を執られた経験から、さまざまなご要望に対応させて頂くことが可能です。

上記以外、他分野での研究室・法人・院内等の勉強会・特別講義のご相談も承ります。
~勉強会・特別講義 問合せ 連絡先メールアドレス~
conrad19762013@gmail.com
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