2021年2月10日水曜日

20210209 現代版吟遊詩人の可能性について

 かねてより、当ツイッターでの自身のプロフィール、および投稿記事下段にて、勉強会のご案内を掲示してきましたが、どうしたわけか、ここ最近ツイッターを介して(オンライン)勉強会のお問合せを立て続けに二件頂きました。

そこではまず、先方様に開催を希望される勉強会の概要・予算を伺ったのち、私の周囲にて、その講師に適任と思しき先生方がいるかどうかを相談・検討し、そこで適切と思われた先生にこちらからご連絡を差し上げ、勉強会の概要および予算をお伝えし、その可否をお問合せすることになるわけですが、かなり幸運なことに、それぞれのお問合せに対し、国内での第一人者と云える先生方から前向きなお返事を頂くことができました。

これは自身としてもかなり幸運なことであると云え、また今後も、こうしたお問合せを頂きましたら、出来る限り良質な勉強会を開催出来るように進めて行きたいと考えています。くわえて、こうした勉強会は、これまでは歯科医療分野に留まってきましたが、出来ましたら今後は、人文社会科学分野、就中、国際関係論・近現代史などのトピックにて勉強会を開催出来ればと考えています。こちらの分野につきましても、さきの歯科医療分野と負けず劣らずの研究者による勉強会をご案内したいと考えておりますので、特に大学様や医療法人様あるいは地域の医師会・歯科医師会様などで「現在、海外情勢も少し荒れ気味であるため、これを機に、ここに至るまでの近現代史や国際関係を理解するために勉強でもしておこうか。」というご要望がございましたら、是非、お気軽にお問合せ頂ければと思います。

とはいえ、冒頭にも書きましたが、これらは今なお続くコロナ禍のため、オンラインでの開催となっていますが、自身としては、出来るだけ近いうちに実際の対面形式で行う勉強会を開催出来ればと考えています。

さて、こうした勉強会の仲介につきましては、まったくの無報酬にて行ってきましたが、今後、こちらからの収入ではなくとも、理想を述べさせて頂きますと西日本在の医療系学部を擁するいくつかの私立大学様での新たな取組みなどについての記事を週イチ(程度)にて作成し、ブログやツイッターなどの媒体でご紹介させて頂き、そこから、いくらかの収入を頂ければ大変嬉しいと考えてはいますが、いずれにしましても、そのためには、今しばらく書き続ける必要があるのではないかと思われます・・。

さてここで、唐突ではありますが、加藤周一による「日本文学史序説」上巻に以下の記述があります。

「欧州の文学では、その遠心的な傾向が、中国の場合よりさらに徹底していた。欧州の中世は、吟遊詩人の時代であり、各地の大学を渡り歩いてラテン語の詩をつくっていた学生たちの時代である。」

これに対して我が国の文学あるいは文化全般とは、遠心的傾向を示さず、むしろその真逆であると云い得ます。他方で、今後の我が国は「活力のある地方」が極めて重要になってくると云えます。そこで、抜粋文中にある、各地の大学を渡り歩き詩作を行った欧州中世の吟遊詩人の我が国における現代版として、さきに述べたような活動を、ある程度継続してみますと、それはそれで何らかの面白い効果が生じるのではないかとも思われるのですが、さて如何でしょうか?

ハナシを具体的且つ卑近にいたしますと、私は現在の居地と仕事を足場・基軸としながらも、いくつかの大学を定期的に巡り、それぞれの大学にまつわる何らかの情報を継続的に発信するような、現在ではあまり聞かない、かつての吟遊詩人にも比定出来る「職」のようなものを創造出来れば良いと考えています・・(笑)。

また、基本的に自由な発想を創造の源泉として重視する大学においては、そうした緩く紐づけされた職とは、むしろあっても良いのではないかと思われますので、当記事を読まれましたら是非、ご一考頂ければと思います。

追記として、ここまで書いており不図、想起されたのは、主に織豊期大名の側に仕えた「御伽衆」という職です(たしか半村良氏の小説「戦国自衛隊」にて少し知名度が上がりました。)これも、さきに述べました「現代版吟遊詩人」にも似たようなところがあるのではないかと思われます。

*今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます!






一般社団法人大学支援機構

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ISBN978-4-263-46420-5

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