2020年3月4日水曜日

20200303 買置きしたものから・・

おかげさまで先日投稿の「読書による性質の変化について」が、アメーバブログにて人気記事にランクイン(30位)となりました。これまでに何度かランクインさせて頂いていますが、未だにこの判断基準がよく分かりません・・。とはいえ、それでもランクインはいくらか嬉しいものであり、もうしばらく記事作成を継続してみようという気にさせてくれます・・(笑)。

さて、昨日の記事作成時にはすっかり忘れていましたが、昨晩、就寝前に、買置きして未だ読んでいない書籍があることを思い出しました。それは筑摩書房の「日本の思想」という全集の第6巻であり、当巻に収録されている伊達宗広(千広)による「大勢三転考」を読みたいと考え購入していました。

この「大勢三転考」も、さきの「読書による性質の変化について」で出ました山本七平による著作で知り、興味を持った著作であるのですが、さらに面白いことは「大勢三転考」の著者である伊達宗広(千広)は、これまた当ブログにて度々とり上げた陸奥宗光の実父であるということです・・。

ある程度書籍を読み、そして自分の好みのようなものが出てくるようになりますと、こうした、しょうもないですが、面白いことが生じるのではないかと思われます(笑)。

ともあれ、そうした経緯にて昨日から「大勢三転考」を読み始めた次第ですが、幸いなことには、そこまで文量が多くなく、また現代語訳が下段に附記されていることから、比較的読み易いのですが、しかし、肝心の意味がイマイチよく分かりません・・(苦笑)。

こうした時は、上段記載の原文と比較し、吟味しつつ読み進めるのが良いと思われるため、多少面倒ではありますが、自分なりに意味が通るようになるまで読んでみようと思います。また、こうした著作は読み進めるにつれ、慣れてくるといった部分も少なからずあるのではないかと思われます。

分かってもいないのに書くことは、気が引けますが、大まかに、この「大勢三転考」は、一種の歴史論であると云え、そこでは、我が国の歴史では、人間の価値を決める主な要因が二度大きく変化したとしています。先ずはじめが骨(かばね)の時代、次いで職(つかさ)の時代、そして名(みょう)の時代としてします。とはいえ、今現在、骨(かばね)の時代についての記述を読んでおり、イマイチその内容を掴んでいませんので、おいおい分かってきましたら、あらためて記事として書いてみようと思います。

ともあれ、江戸時代末期に書かれた当著作もまた、なかなか面白く、現代の研究者や著述家があまり書きそうもないような記述に出会いますと「はああ、なるほどお・・!」といった感覚を覚えるわけですが、そうした時に一瞬、その時代の時代精神あるいは時代の情景といったものが脳裏に浮かぶことがありますが、これはなかなか面白く、あるいはこうしたことを継続していきますと、意識的に、その書かれた時代の時代精神に身を置いて考えること、あるいは感覚のスイッチを切り替えるようなことが出来るようになるのかもしれません・・。

そして、このようなことを考えてみますと、次にウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」の記述が思い出されるわけですが、とりあえず本日はこのあたりで止めておこうと思います。

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。


日本福祉大学オープンキャンパス

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